8月が終わりました。

いや、厳密には終わってないんですが。
僕の心はもう8月ではありません~(00)~
ので、振り返りの記事を書きます。

8月は怒濤でしたね。
どっどどどどうどどどうどどどう
(ってなんでしたっけ?)
盆休みもあって、時間がたくさんあって、
たいへんよき時間を過ごせました。

友人と能勢妙見山ってとこに行ったり、
ライブに出演したり、
飲みにいったり、
というのはちょいちょいあったんですが、おおむね家にいました。
家最高。控えめにいって最高。

8月は英語の勉強を始めました。
Netflixで映画みたり(字幕なしの英語音声で観てます。ほぼ聴き取れません)
Kindleで原書よんだり(まあまあ内容分かりますが、めっちゃ遅いです)
AppleMusicで洋楽聴いたりしてます(ほぼ聴き取れ(ry
しいていえばTOEICの点がよいと給料が増えるというモチベーションがあるのですが、
まあおおむね趣味みたいなものです。
でも英語にふれてると、文章表現の幅が広がる感じがして、たのしい。
英語ってリズムがよくって、思いのほか美しい言語ですね。
村上春樹は英語で書いたものを和訳してるって言ってましたが、
英語を知ることで、新しいものが書けるようになる…気がする。
いまのところ、気がするだけですが、勘違いしたままいこうと思います。

8月の戦果はこんな感じ。

小説…1作品を投稿し、100枚ぐらい書きました。
読書…1冊も読み終えてまてん。
映画…4作品観ました。

執筆のほうは1作品を京都文学賞に投稿しました。
まんいち受賞したらちょっとおもしろいことになる作品なので、
いいところまで行くといいなあ。
なんていう作品にかぎってだいたいダダ滑りするんですが。
まあ出したものは出したものなので、あとは待つだけです。

京都文学賞の作品を寝かせてるあいだに、
群像新人文学賞に出す作品の初稿を書き上げました。
40000字で、100枚ぐらい。
盆休みの最後、3日で書くことができたので、ちょっと達成感。
まあ内容がゴミだとまったく意味ないんですが…。
いま信頼おける方々に下読みしていただいています。
私はわりと公募に出す原稿を下読みいただくことが多いんですが、
いつも多くの方が手伝ってくださって、とてもありがたい…。
そ、そろそろ期待に応えたい、な…。

さっそく下読みでいただいた意見で、
「この作者にしか書けないという才能の片鱗を見せられないと受賞はできない」
というものがありました。
きっとそうなんだろうな、と思います。
たぶん太宰治賞で最後に滑ったのもそこが一因なんだろうと。
じっさい、荒川洋治さんにいただいた選評で
「優等生的な書きもの」
というものがありましたし。
ほか、信頼している読者から「性格の良さが出ている」「常識的」
という納得できる意見をいただきました。
たぶんいま、越えないといけない壁がここなんだろうな、と。
それをどうやって越えていいのか、かいもく見当つかないんですが。
それは書くなかでしか見つけられないものだと思うので、
粘り強く探していこうかな、と思います。
Twitterで流行ってたタグで「作家としての長所」みたいなのが
ありましたが、まあ「粘り強さ」は長所かな…と…。

読書はR.A.ディッキーの自伝「Wherever I Wind Up」を読んでます。
R.A.ディッキーは、MLBのピッチャーですね。
ナックルボーラーとして初めてサイヤング賞を取ったすごい選手。
原書で読んでるので、ほんと牛歩で、まだ半分しか読んでないんですが、
いかにも苦労人ってかんじで、すごく楽しい。
文章きれいで参考になるし。
あとね、彼が武器にしてる球種・ナックルボールって、
純文学によく似てると思うんです。
作中に出てくる表現で、
「理論を愛するなら、秩序を愛するなら、理解されたいと思うなら、ナックルボールなんか投げるべきでない」
「ナックルボールは一日あれば投げられる。でもコントロールするためには一生かかる」
「ナックルボールで一番大事なのは、他人の評価ではなく、自分自身を信じること」
「ナックルボールを覚えるためにはとにかく投げるしかない」
あたりは、「ナックルボール」を「純文学」に置き換えても
そのまま理解できると思いません?
なんてことを考えながら、楽しんで読み進めてます。
いろいろ思索できる、いい読書をしているなあと思う。
あんまり急がず、ゆっくりと読んでいこうと思います。

映画はこのへんを観ました。
・E.T.
・Stand by Me
・Babe
・Money Ball

ほぼ聞き取れねー。うあー。
でも「こんなこと話してるんかな?」と考えながら
観るのはなかなか楽しい。
あんまり今まではしなかった遊びです。
映像観てるだけでも楽しいし、構成とかは参考になるし。
もしいつか聞き取れるようになるとしたら、
いまみたいな楽しみはできないと思うので、
いまの時間をぞんぶん楽しみたいと思います。

ではでは次は9月。
9月はたぶん、小説現代長編新人賞の中間発表があるんですよねー…。
選考はやすぎやろ…選考はみんな編集部内で行われるそうですが…。
当たり前だけど、最初の10枚で切られたりもするんだろうなあ。
もっと冒頭が強い作品を書けばよかった…。

後悔は次の作品に生かすしかないので、またがんばります。
いま群像新人文学賞の作品を寝かし下読みさんのフィードバックを待ちつつ
太宰治賞の作品を書いてます。
今年の執筆はたぶんそれで終わり。
今度こそ後悔しないよう、がんばりたいものです。

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