Sum31-40

―――Sum31―――

 この日記は、dramaticにしたくない。factだけを書きたい、と、for the first time白紙にnervousなpen先を置いたとき、Iにfollowするverbとして「write」を選びながら、decideしたはずだ。Therefore、yesterdayの日記は、kind of pitchをmistakeしたように、regretしている。Even as、あの日記を書いたことで、little bit、essayを書き流すようにrelaxしてもいる(Of course、relaxするのはsuckだって、moundに立った人はみんな知ってる)。human lifeとはin short、baseballがそうであるように、dramaticにしかなりえないのではないかと。

 todayはThomaのdischargeだった。Natsumiからは一緒に来ないかinviteされ、spamみたいな長文mailののち、received callのlistを埋め尽くすぐらいtelephoneがかかってきたけれど(mentalを病んだboyfriendかよ。それもexが付くほうの)、行くauthorityはなかったし、行くcapacityもないと思っていた。I mean、Woodからpick upした手紙がcauseかといえば、triggerとしてはともかく、slightly違うfeelingがある。Originally、birdがhow to flyを知るように、born to loveのfemaleとして、分かっていたのだ。WoodとThomaはoriginalだって。私はto be honest、Woodにaffectionを持っていなかったし、Thomaにも持つべきではなかった。summer vacationはあとten days。それがpass awayすれば、ThomaもNatsumiも日本に帰っていく。pitcher's pitchを投げるように、that's all、と思っていた。In that way私はこれまでとequally、日本をhateする。That is、私にとっては、reason to be itselfだったのかもしれない。Maybe、Woodに私がしたことが、businessであったように。

 Afternoon、あついbutter coffeeを啜りながら、Thomaはsafelyにdischargeできたかな、と、眠りたいようなfeelingもvoidに、oakのbedにjerseyのままlie downして、kneeのあいだにhorizontalのiPhoneを挟み、YouTubeのbaseball videoをzappingしていたところ、Bauerにknuckle curveを習っていたtimingで、full openのwindowからbugのbuzzみたいにstrangeなsoundが轟いてきた。それはten years ago聞いた、assholeからsteel poleがinvadeするようなそれに、sound likeだった。どん、と突き上げるようなshockがfirstあり、ceilingからぶら下がるAT-ATのmobileを見つめていると、as I predict、crackのきまったmaniacがhandlingしているかのように、large amplitudeで部屋中がswingしはじめた。gigantesがearth surfaceでroll overしているようなside-to-sideのquakeだった。bookshelfに並べていたpaperbackがwingをflapしたかのようにone by one、flightし、rapを鳴らすwindowのother sideからは、motorcarのbrake squeakと、scream、then、propane gasのいきぐるしいodorが溢れてきた。periodにしてthree minutesほどだったろうか、しかしwall clockのlong handはたよりなく右肩を上げ46をpointしたままで、blanketにくるまりwith urgencyでstandしていると、probably、finally、vibrationが収まった。Yet、my feetがunsteadyなfeelingをholdしながら、bedから降りると、floorはfloodし、puzzleをぶちまけたようにglassが散って、feedしていたtropical fishがhelplessにboundしていた。For a while眺めていると、tail finのmovementはやがてweakになり、shiveringののち、at last、stopした。それを見ていると、私はsadになった。こういうfeelingになるのはeverであるように思った。Jesus、ten years agoの、before nuclear accidentには、このfeelingを知っていたのではないか。はっとon the deskを見る。baseballがonly one残されていた。そっとgraspすると、legendのhandwritingで、こう書かれていた。

〈Tsunami〉

 私はstopしたelevatorをignoreしstairsを駆け下りて、condominiumを飛び出し、MOTOCOMPOに飛び乗って、cloudyのswallowみたいにrollingした。pavementにはblock wallがshattered dreamみたいに崩れ落ち、asphaltがcurseのsentenceを殴り書いたようにひびわれ、傾いたsignalが停まっているため、sirenだけあちこちでsquallのように降り注ぐ、heavy traffic jamが起きていたが、MOTOCOMPOのtiny bodyなら、easyにすり抜けることができた。Rickey Hendersonよりよっぽど速い。やっぱり日本車はgreatestだ。And yet、私は日本に対して抱いていた、complexなfeelingのことを考える。It is thatを私はidentifyしないといけない。「君のsplit changeはbaseballを変える」とdoctorが言ってくれた。私はthe kind of ballをpitchするときのfeelingをwith my bounty彼らにteachすることにした。これまですべてのbaseballerたちがそうしてきたように。lifeとはgoes onだ。And yet子どもをabortした私は、いくつかのfeelingsについて、書かなきゃいけない。Woodにも、Natsumiにも、それから、Thomaにも。

 iPhoneのcommunicationはout of serviceだったが、thieving catのloopholeもlove nestも知り尽くしているぐらいこの町とfamiliarな私には、たとえclosed eyeでもwith no difficulty、Thomaがadmitするhospitalにarriveすることができた。roundaboutがdisableだったため、old shopping streetのarcadeをhornとともに突っ切って、hospitalに向かうsmall hillをwheelieでclimbしようとしたところ、incidentに気がつく。Under dark sky、wall surfaceに整列するwindowのlightがひとつも点いていないのだ。massive blackoutが起きていることは分かっていたが、even so、hospitalでは、backup powerにswitchされるはずではなかったのか。

 Shortly、NatsumiがFukushimaのstoryを話してくれたことをflashbackのようにrememberしていた。彼女はFukushimaにyet住んでいないということらしかったが、Thomaとのfamily lifeに先立ち、Fukushimaについてwell、studyしており、「わたしは不真面目にFukushimaと向き合いたい」というquoteとはcontrastに、Fukushimaのことをat least外から見たperspectiveではwell、understandしていた。Among them、nuclear plantのstoryもあった。

 私はnuclear plantはearthquakeでexplodeしたものとmistakeしていたが、to be exact、そうではないらしい。root causeはtsunamiにあったという。nuclear plantはreactor coreをcool downするため、seashoreにbuildされることが多い。That is、Americaでもsimilarだし、私もcommon senseとして知っていた。Fukushimaのnuclear plantもsameだった。In this regard、日本にuniqueなconditionとして、とにかくearthquakeが多い。世界で起こるmagnitude 6以上のearthquakeのうち、20 percentは日本にconcentrateしているという。Particularly、oceanic trenchに沿ったeast coastはtectonic plateにoriginateするearthquakeが多く、海で起こったものはdirect damageこそ少ないものの、magnitudeが7を越えればaccelerating rateでtsunamiのriskがincreaseする。But、Ichi-F……Fukushimaのnuclear plantは、middle agesにequivalentなtsunamiが起こったと分かっていながら、これのsolutionがinsufficientだった。tsunamiのcome backにより、seafrontにあったswitching stationがfloodし、simultaneously、external powerがearthquakeによりcutされることで、Ichi-Fのreactorはstation blackoutに陥った。nuclear plantはearthquakeが起こったcase、safetyのためshutdownするdesignになっている。But、coreはcontinuousにcool downしなくてはならず、so as、outsideからpowerをsupplyするrequirementがあった。Sure enough、powerおよびcooling systemをlostしたcoreは、overheadからhelicopterなどによるpouring waterを行うもno luck、more and moreそのpressureとtemperatureを上げていった。またheatingにより、pressure vesselのinsideにはlarge amountのhydrogenがcreateされる。hydrogenとはthat is to say極めてflammabilityの高いgasである。これがoxygenとmixされexplodeしたことで、6 unitsあるbuildingのうちみっつがblow offし、roofとともに、iodineやcesiumやstrontiumといったradionuclideが、airやoceanにreleaseされた、というstoryらしかった。

 知ったところで、というstoryでは、そのtimingではあった。But、私は、nuclear explosionを止めるため、tightropeを渡るようなstrikeが取れないmoundでたびたびそうであったように、struggleしただろう日本人と、at the momentの私を、pitching ninjaがshow offした、oppositeなbreaking ballを投げるときのpitching mechanicsみたいに、overlapさせてしまった。station blackoutにより、life support systemをlostしたThomaのheartのことを、releaseしたあとのballのように考えた。私にanythingできるわけでもない。But it is、at the momentの日本人もequalだったのではなかったのか。And it is、Woodにsexual abuseをした私にもconnectされている。「sexual abuse」というwordをselectできるぐらい、acceptしてしまう私をidentifyした。No way、と、at the momentの日本人も、そう思ったのではないか。そんなものに特大のxxxxを突きつけてしまいたい。By the way、at least大切なひと一人にだけは、hand signでちいさなloveを与えられるはずだ。

 hospitalのlobbyは、ceilingからcafé au laitのように濁ったwaterがdripしていたが、unexpectedly、breathを呑むsoundも耳に痛いぐらいsilentだった。depressionのmindみたいにgloomyななか、signboardに「cardiology」のunreliableなlettersを見つけ、stairsを6th floorまでdouble stepsで駆け上がった。shallowなbreathを切らしながらhallwayを走ったが、Thomaのあのfragileなfigureは見つからない。はっとblood redにtwinkleするguide lightを見つけ、sのない「exist」に吸い込まれるようwalkしたところ、ICUのまえにhang her headで座っているNatsumiを見つけた。kneeのうえにtightly組んだhandsはすでにshakeしていたから、握ることも叶わなかった。

「心……」

 私は呟いた。victimが海に流したかもしれない、baseballに書かれていた、一文字の漢字。あのballをdeepに挟みこみ、誰にもtouchできないよう、split changeを投げたいと思った。それは生きたいと思うことに通じていた。Only in the way、私をcareすることができるんじゃないかと思った。私をcareしてもいいんじゃないかと、at last思えた。それはheartをtransplantして生きようとしている、beyond the doorの日本人にleadしてもらったことで、私はfor the first time、冬を美しいと思った。

 white doorがゆっくりと開き、そこからsaintなfragranceとともに、silkを広げたようなholy lightが溢れてきた。包まれたThomaは、くしゃくしゃのmedium hairがgoldに染まり、子どものころのmy godによく似ていた。

 

―――Sum32―――

 

―――Sum33―――

 

―――Sum34―――

 

―――Sum35―――

 jobをfireされてしまった。まあsummer leagueもendに近づいたsplashedのhoneycombぐらいbusyなseason、absent without leaveをblue stateのjackassもかくあらんとrepeatしたのだからexcuseできない。managerにはこっぴどくget madされたが、old disc jockeyがLucky Strikeを美味しそうにくゆらせながらcoverしてくれたので(by the way、booth内はno smokingだから、seriousなmanagerのangerが、そっちでドッカンしたのである)救われた。everこのballparkには来ないだろうけれど、彼のhumorたっぷりのcommentaryが残したvariety of quotesは、pocketに入れたThe Catcher in the Ryeみたいに、my life to comeをsupportしてくれるだろう。For example、こっそりDJ boothに忍びこんできたときの「今までの遅刻のなかでは一番早かった」というpunchlineが好きだった。

 私とNatsumiは、Los Angelesに出かけていたのだった。To be honest、Thomaも連れて行きたかったのだが、airplaneにhalf a dayも乗るとheartにpressureがかかるだろうし、after a weekに迫っている日本へのdepartureまで、Thomaにはkeep quietしておいてもらったほうがsafeだろうと、ふたりでtake offした。

 彼女のhouseは、suburb of Los AngelesのAnaheimに建つballparkのsideにあった。big leagueのそれをfor the first time見て、Natsumiがexciteするかと思ったら、sunsetでcrimsonに染まったBig Aにeyesを細め、「あの子もきっと、baseballが好きだったんだろうね」とwhisperした。そのballparkのunofficial nicknameは「天使の輪」だという。

 entranceのdoorbellをそっとpushしたところ、skinnyなgood looking boyがgreetしてくれた。彼女のelder brotherらしい。「A」のlogoがforeheadに目立つgimme capを被っているあたり、understandableだった。lounge roomにinviteされると、彼女のparentsがwarmなshake handともにwelcomeしてくれて、treatされたblack coffeeのbitternessをtip of tongueで持て余しながら、彼女のmotherのlong talkを聞いた。fatherと思われるgray hairは、meaninglessなsmileを絶やさないまま、訥々とweaveされるstoryにsometimesうなずいた。

 Thomaにheartをtransplantしてくれたlittle girlは、if anything、boyishな、baseballerだったという。ageはThomaとsameだったそうだ。そのぐらいのyears oldであれば、maleよりfemaleのほうがphysicsがdevelopしていたりする。In fact、彼女もsenior teamのaceだったらしい。videoも見せてもらった。それほどtallではないが、whole bodyをrubberのようにtwistするTim Lincecumを思わせるようなwindupで、full strengthでbaseballをしているappearanceが、swinging strikeoutを奪ったときに咲かせるcute expression含め、amiableな子だった。seniorのteamではas usual、breaking ballはcurveだけをpitchできたが、spinはKershawに近いlevelであったにも関わらず、index fingerをbendするsignにagreeすることはhardlyなかったそうだ。four-seamはspeedこそmoderateだがrisingで、uppercutでswingするようinstructされるmodernなseniorのkidたちはhang inさせられた。ballparkをroundする、early morningのrunningがstrawberry on the shortcakeより好きで、lower bodyがtoughなためか、catcher's mittを動かさなくてもいいぐらいcontrolに優れ、walkを出すことはrareだったという。competitiveで、losing pitcherになったeveningは、閉じこもったbasementから壁当てのsoundが止まなかったそうだ。

 7 innings、shut outしたあとの、way homeだったそうだ。For no reason、いつもと違うpathをselectした。そのshady pathはlightが少なく、narrowなわりに、rush hourはとりわけhighwayがstuckするため、localsのbypassとして使われていた。pickup truckのdriverはon the dayのdeliveryでin a hurryなうえ、hard workのためsleepyだったという。彼女はbicycleごと数十feet飛ばされ、concrete block wallでしたたかback of the headを打った。hospitalにtransportされてimmediate、brain deathをjudgeされた。

 heartをdonateするか迷った、と、motherは言った。no intentionだった、とも。が、possible recipientのなかに日本人のboyがいると知り、彼にdonateできるのであれば、と、ようやくnod her headしたらしい。nearbyのballparkには、その子もagain and again通っており、two-wayで知られた日本人playerのbig fanだった。だからおなじ日本人のboyにnext lifeを与えられるのであれば、彼女もgladなのではないか、と、motherはそう思いつき、familyのconsensusを取り、すぐにhospitalとcommunicateしたのだそうだ。

「Thomaくんは、日本に帰ったら、baseballをするのでしょうか?」

 speechがひとしきりcalm downしたころ、ずっとsilentだったfatherがsummary、といったふうに、blood vesselがultramarineに浮き出たhandsをtightly組み、そう切り出した。brotherはiceの溶けきったorange juiceを飲み残したままtake leaveした。motherのwrinkleで覆われたbrown eyesはtoday初めてwetで、どういうresponseをexpectされているかはright away分かった。

 Natsumiはheadをhangし、anything答えなかった。この子はmake upしない。だって「不真面目にFukushimaと向き合いたい」とか言ってしまえる子だから。But、factはfeelinglessで、Natsumiがぐっと堪えたmouthのなか、どういうanswerをbite to deathしているかは、kneeのうえのhandに触れて弾かれるようなcoldnessに気づくなり分かった。Natsumiはbaseballを好きらしかったが、Thomaはbaseballにalmost、interestがないことを、彼女のcomplain混じりのaccentで知っている。Thomaのwhat to beは、fisherか、civil servantか、いちばんなりたいのは小説家らしいけど、書きたいのはsoccerかbasketballだそうだ。彼女のheartをもらったThomaがbaseballをやらないと知り、parentsはどう思うだろう。

「Thomaは、baseballをします、させます」

 私はjawを突き出して、こうdeclareした。her parentsをlet downさせたくなかった。my parentsをlet downさせた私だからこそ、そうanswerすることのresponsibilityを感じていた。

「私、この夏が終わったら、ThomaとNatsumiと一緒に日本に行くんです。それで、proを目指します。私はWinter Hevenのaceなんです。baseballの町でaceを張れているのだから、日本でも、やっていけると思う。そのときはThomaも一緒です。それで、いつか必ずAmericaに、ふたりで帰ってきます。そのときはThomaはbig leaguerです。それで、必ず背番号17の赤いjerseyを着て、The Haloのmoundに立つから、だから」

 観に来てください、とは言えなかった。Instead、a few days laterにWinter Hevenで行われる、私のAmericaでのlast gameを、cheer upに来てくれると、first smileを咲かせるとともに言ってくれた。

「Thomaはbaseballerにはならないと思うよ」

 On return trip、airplaneのなかで、Natsumiがdisgustingに言った。私もそうかなと思うし、maybeあのparentsも、私のcheapなspeechからして、そのことに気づいてしまっただろう。

「でも、私が日本に行くのは本当だよ」

 私はface upし、あらためてdeclareした。Oops、言ってしまった。もうtake backできない。

「まじ?」

 But、Natsumiはnot at all、seriousなmatterと受け止めているstateではなく、ましろいcloudが広がったportholeのoutsideをvacantly眺めながら、California specialtyのWoodbridgeを楽しんでいる。

「もうちょっと真面目に考えてよ。だいたいNatsumiが私を誘ったようなもんじゃん。私、Natsumiがしてくれた『勇気のeephus』の話聞いて、感動したんだよ。こんなふうにbaseballをやってる選手がいる国で、baseballをやってみたいって。ちゃんとお金はあるし、働くし、迷惑はかけないから、せめて、Natsumiとおなじ家に住ませてください。ねえ、お願い」

 Natsumiのspaghetti strapがtanningしたsloping shoulderをshakeしながら、そうask a favorすると、「ちょっと、極上wineが零れる」とNatsumiは私のhandをbrush awayし、それからcarefully私のeyesを覗きこみ、

「もしかして、Thomaのこと、好きなの?」

 と尋ねた。

 No idea。But if、Winter Hevenを出るchanceが来るとすれば、the dayは、baseballerのsteadyとのdeparture dateだと思ってた。

 

―――Sum36―――

 私の、Americaでの、last pitching、then、last gameだった。teamのimpoliteなjugglingをしていたなかでは、most opportunitiesをくれたところが、行きつけのpubでBudweiserを頼むみたいに私をcallしてくれた。excuse-me-strikeすら入らない私を、rudeながらちょっとscrewがlooseなんじゃないかと思うぐらい、booingすることなくcheer upしてくれたteammateたちに、before the game、deeply bow my headした。Natsumiが話したのか、日本に行くことはalreadyみんな知っていたようで、「そういうときはharakiriしなきゃ」とgesture付きでkiddingしながら、日の丸のhachimakiを巻いてくれて、plenty of Hi-Chewをboxで持たせてくれた。Thomaにheartをくれた子のparentsともdugout前でconversationした。「Maddux決めてみせますよ」とchestを張ってget cockyすると、seriousなaspectのfatherに「球数がかかってもいいから、丁寧に投げなさい。娘は、そういうpitcherが好きだった」とheadを撫でながらreproveされた。それほどlargeではない、cheepなballparkだったが、ropeとpileで仕切られたstandはfull houseだった。Maybe、NatsumiとThomaもwatchに来てくれているだろう。moundで、すう、とbreathを吸い込めば、rosin bagと、冬のsmellがした。

 summer leagueにはいくつかlevelがあり、last gameのopponentは「elite」とreferされるgreatest levelで、moreover、seasonのthe first placeをcompeteしていた。starterはYankeesがhigh draft pickをimplyしているOntarioのcollege studentで、besides、東京Olympicのときのstarting lineupとか、中南米からexileしてきたfielding bibleに加え、more than 1のOPSをrecordしたことがあるというveteranのsluggerなどがmixされていた。Butそのぐらいlevel differenceのあるopponentであれば、というso whatもlittle bitある。foulからthird baseに走るような、何をやってくるかpredictできないamateurに比べれば、American baseballのstandardであるがゆえのeasy wayもfindできよう。

 That is、keywordは「flyball revolution」だ。batting lineupはprobablyみな26 degreesのlaunch angleでhard hitしてくるだろう。そのためにeffectiveなkind of pitchはみっつ知られている。Namely、highへのfour-seamと、movementの大きなsliderと、knuckle curveだ。In addition、私がright-handed batterのbackfootに投げるsplit changeはyet知られていない。opponentのheart of the orderには、just、right-handed batterが、cutting boardのcold turkeyみたいに並んでいた。cookingのimageはrecipeを見ずともある。importantなのは、このimageをcareしつつ、mechanismとのgapを埋めること。planし、その通りにpracticeし、analyzeし、adjustすること。「日本ではこうするんだよ」と教えられ、capのunderbrimにmarkerでこう書いた。「All right, I can!」

 First pitch、catcherは、four-seamのsignを出し、down the middleに構えた。私をnervousにさせまいとpay mindしてくれたのだろう。Don't mind、というmeaningを込め、shake my headする。catcherがmaskのbeyondでにんまりsmileを浮かべたfeelingがあった。彼は、split changeのsignを出すと、baseのoutsideのgroundをmittでぽんぽんとtapした。こくりとnodして、windupし、V signで挟み込んだballを抜けば、diagonalなspin directionでbrakeがかかったballはleft-handed batterからfade awayし、plan通りのswinging strikeを奪った。hitされていれば、という、wind noiseが聴こえるような、overswingに肝を冷やす。私はすごいbatterとstruggleしている。bottom of stomachからぶわっと立ち上ってきたheatはstrangeにもgoosebumpsに変わり、standから真夏のshowerみたいに降り注ぐshout of joyでorgasmに達した。sexよりgood feelingだ、と思えば、crazyなplate umpireよりbig voiceで、cry outしそうになった。

 After all、私のfinal lineは、6 innings持たず、4 earned runsで、regrettably QSをmissする、というresultだった。my batting lineupはopponentのstarterからsecond baseすら踏めないし、vice versa、Madduxをrecordさせてしまったため、Americaのlast baseballで、私は栄えあるlosing pitcherになった。However目の前でhugしあうbaseballersを見ながら、私はもっとplayしたいと思っている。big leaguerからswing and a missを奪えたのだ! そのあとはout of the parkへのlaser shotを浴びたけど!

 groundのheat hazeみたいなatmosphereがcalm downしたあと、いまだtoo crowdedのballparkでは、a lot of smartphoneによるinstant lighting systemだけがduskを照らすなか、The Star-Spangled Bannerがchorusされた。Not so much、好きなsongじゃなかったけれど、私はこの国でbaseballができて、proudと思った。いろんなbaseballを見てきた。日本人はdrag buntが好きで、韓国人はfirst pitchから振ってくる。Dominicanがhome runを打ったあとにbatを投げ捨てるappealがいちばんかっこいい。いちばん必死にhead first slideするのはCuban。whiteはopening必ず真ん中にfastballを投げてきて、それを見逃しながらうれしそうにsmileするのがblackだ。But、that's not all。That's not allのひとつが、certainly、私のbaseballだったのだ。

 

―――Sum37―――

 気づけばtodayを入れてもfive days laterには日本にdepartureであるため、packingをすることにした。pappyもmamもas expected、surpriseしていたが、「どうせ来年にはここを出ると思っていたし、行先が日本ならFloridaよりは近い」と、lonelyなcrow's feetを浮かべ、日本のlifestyleをintroduceしたpaperbackをsticky note付きでいくつかpresentしてくれた。日本はAsiaとはいえ、cultureとしては欧米にcloseなので、英語もsimpleなものであればcommunicableだし、assholeをwashするterribleなmachine以外、そうhardshipはなさそうだ。International driver's licenseもalready、manageし、webで日本車のcatalogを眺め、GundamみたいなformをしたS660のredに惹かれたりしている。savingsはあるし、pappyもlittle moneyだがtransferしてくれるうえ、nowadays、immigrantが多い日本では、salaryはso-soだが、foreignerがworkするenvironmentも(Natsumiいわく「政治はshit。governmentと書いてgarbageと読む」らしいけれど)arrangeされつつあるらしい。日本語もlittle bitはtextbookとか「Pen-Pineapple-Apple-Pen」なんかのYouTubeでstudyしている。baseball関連のwordは覚えやすく、サヨナラ・ホームランはまだ分かるけれど、タイムリーとか(なにが?)、ブルドッグシフトとか(なんで犬?)、へんな英語があって面白い。By the way、for the first time覚えた日本語は「心」だった。deskのうえに転がしたままのbaseballをBoston bagに詰める。

 iPhoneがringしたので、bay windowのcurtainを捲りfaceを覗かせたところ、condominiumのporchでNatsumiがkiddingにboth handsをwaveしていた。packingをhelpしてくれるとのことらしい。But、7th floorに上がってきたNatsumiは、すぐに日本酒のbottleをやけに膨らんでいたbackpackから取り出すなり、Nikeのshoesも脱がずbedに寝転がってぐいぐい飲むとともに、bookshelfのAmerican comicsを開いて、legsをRaidのsprayを喰らったcockroachみたいにばたばたさせながら、horse-laughを始めた。来てくれてhelpfulなどころか、とんだhelplessだ。Maybe彼女のprepareはearlier終わり、よっぽどtiredだったのだろう。

「これ、なに?」

 とNatsumiが言うので、look backしたところ、walk-in closetからcardboard boxを引きずり出し、insideのgoodsをon her ownでfloorに広げていた。

「ああ、それ、海で拾ったもの」

 私はdirectlyそう答えた。explainするのがbotheringだったし、moreover、tsunamiによってdeliverされたものをhateするfeelingもなかった。tsunamiが起こった。nuclear plantがexplodeした。radioactivityがまき散らされた。それはfactだろう。However、factをよりbreak downしたときに、私が持つべきfeelingは「怒り」ではないように思うのだ。それをidentifyするため、私はFukushimaに行きたくなったのかもしれない。

「開けていい?」

 とNatsumiが尋ねてきたが、どうせもう開けてるだろ、と思ったし、anything答えなかった。departureとともに、cardboard boxのcontentは、すべてtrashするつもりだ。私がこの町を出たら、pappyとmamも西海岸にmoveするplanがあるのだと、dining tableの隅に隠されていたEssexのwebsiteのprintoutを見て窺い知った。Originally、justあのnuclear accidentでfisherをfireされてから、西海岸にchange residenceするstoryはfrom back thenあった。In conclusion、これまでそのplanがcarry outされなかったreasonは知らないものの、perhaps私のことをcareしてくれたに違いなくて、このWinter Hevenでbring upしてくれたことをgratefulに思う。

 behindからstrangeなvoiceが聞こえ、ぎょっとした。pay attentionすると、Natsumiがhunch upし、squareなshoulderをshakeさせていた。彼女のat handにはくすんだred carpetがあった。

「……これ、お父さんの」

 Natsumiがin a hurryなmannerでcarpetをspreadすると、そこには「漁」というone letterがwhiteのoutlineでprintされていた。Sanzuiが示すのはmaybe「水」、and「魚」という漢字のmeaningもいまは分かる。I know、これは、fisheryに出るshipがsailに立てるcanvasだ。Natsumiのpappyもまた、うちとおなじfisherだったんだ。Then、shipに張りついていたはずのclothが、ここまでdeliverされたreasonもpreciseにunderstandした。

「お父さん、なんて名前だったの?」

 Finally、そうwhisperをしぼりだすと、Natsumiはcanvasのedgeにblack markerでhandwritingされた漢字二文字をunreliableなindex fingerで示した。「海晴」。つまり「Sunny Sea」だ。

 somedayの海をrememberする。that dayも、sunnyだっただろうか。私はseashoreを歩き、いろんなものをcollectした。怒りゆえに? 日本が嫌いゆえに? No。海にleft behindされたものをpick upしているときのfeelingは、もっとpureだった。everything抱きとめてくれる、海は、まるでbaseballのようだと思った。海を歩いているとき、radioactivityも怖くなかった。目に見えないそれは、まるでheartのようだった。

 私がin fact恐れていたのは「心」だったのかもしれない。そんなことを思った。そして目をつぶり、ここへ「心」をdeliverしてきた多くの死者に思いを馳せた。

 

―――Sum38―――

 Natsumiがself-centeredでeasygoingなbitchだというのは知っているつもりでいたが、more than I thoughtだった。Today、Winter Hevenでは、summer leagueのendをcelebrateし、もうsummerと呼ぶのもおこがましいようなatmosphereだが、目もくらむようなstar playersをHollywoodのmovieみたいにinviteしたbig gameのbookingがあり、Natsumiがwait in a long lineでhigh-pricedなtwo ticketsをreserveしてくれていたのだが、the morningになり「ごめん、わたし、行けなくなった」とmailが来たのである。Immediately、callのbuttonをcontinuousにpushしても、出ない。「I can't speak English. Because I am Japanese!」というsillyなmailが「お前、nativeだろ」というような速さで返ってきたのち、「悪いけど、Thomaとふたりで行ってきて)-:」とkiddingなemoticonで、appointmentのlocationとtimeをill-bredなscreenshotでindicateされる。Nice work you did!

 After all、front of ballparkのclock towerにsoloで向かった。with childrenのfamilyが多く、いかにもlook funで、colorfulなballoonをにこにこwalkさせたり、自分だけなんだかmiserableに思えてしまって、でもmyselfにsympathyを持つのはstupidだよな、と、worryしつつ、parking lotにMOTOCOMPOを停めてそぞろ歩くと、すでにThomaのnowhereなfigureがあった。Natsumiのshirtだろうか、ぶかぶかのTHE NORTH FACEに見覚えがある。rehabilitationはon trackということらしく、short sleeveのskinはlight brownにtanningで、wheelchairにも乗っておらず、appearanceだけ取れば、ちょっとdelicateなだけのtomboyに見える。よくgazeすると、あんまりWoodにlook alikeではないな、と思ったが、just because、ほっとした。

「お待たせ」

 と言ってwalk upすると、Thomaはsuspiciousにeyebrowsをraiseした。unexpectedなreactionにastonishされる。

「えーと、ごめん、Thomaだよね?」

 By force、give a smileしたところ、彼はlook awayし、

「ないす・とぅ・みーと・ゆー」

 なんて、Walmartでplastic bagを貰うより、よっぽどfrankなgreetingすらbroken。

 Then finally気づいたのだが、Thomaは英語ができないらしかった。Natsumiがあれだけtrash talkやIrish pubでのfour letter wordsまで使いこなすから、unconsciousだったが、夏の間だけAmericaに来ているような、それもelementary school studentであれば、そのほうがnaturalだ。

 In addition、Thomaのreactionからassumeするに、このoccasionにはNatsumiにagainst his will連れてこられたとみえる。Natsumiが「Thomaはbaseballなんて好きじゃないよ」とmother-in-lawみたいにmouthをひんまげて言っていたのをtake accountしたが、if that's soなんでここにsend overしたのか。

 I got it、きっとtestしてるんだな、というのは、cherry boyのaffectionに気づくように思いついた。私が日本に行きたいと言ったのもそうだし、私のThomaに対するfeelingも、airplaneでのdirectなcheckより、long agoからmake sureされていたのだろう。Instead、the latterのほうが彼女のexaminationか。Than I thought、Natsumiはbrother complexだな、と彼女のchildishなassholeをfunnyに思いながら、ballparkのほうをpointすると、Thomaはlazyに、こくん、とnodした。私がlead the wayすると、Thomaは数steps離れて、legをdragしながらfollowした。

 ballparkこそauthenticなものに比べればsmallerだが、anyway、Winter Hevenではthe largestだし、best of all、commissionerがpublicにarrangeしたgameであったため、ceremonyからしてfireworkがspangleするなど、quite gorgeousだった。hitが出るたび、standのlightがcolorfulにflashするdirectionも粋で、gameが動くたび、here there and everywhereからwaveが引いてまた寄せるようなcheerやsighが漏れた。私とThomaのseatは、outfieldのthe front rowで、play全体をsurveyできるほか、bullpenのconditionをreal-timeでtouchできるのもいい。both teamsのlineupは、半分bush leaguer、半分big leaguerで、starterはどちらもCy Young Awardのrunner-upにelectされたこともあるgood playerであり、さすがに3 inningsのshutoutで降りてしまったのだけれど、habitualなWinter Hevenでは観られないほどのbig gameだった。

 Normally、私もgameにbiteするようなlean forwardでfocusするはずが、Thomaのstateがworryされてcan't helpだった。pantsのpocketにしゃちほこばったhandsを入れたまま、in a petでlegsをぶらぶらし、sometimes、iPhoneを出したり引っこめたりしているのは、clock timeをcheckしているのだろう。「あのhitterはbatをshortにgripしてるの分かる? right-handedだけど、contact hitterで、batted ballのほとんどはopposite wayだから、short stopがsecond baseのbackwardにshiftしてるんだよ」とか、run of playのcommentaryをしようとも思ったけれど、英語はcommunicableじゃないし、日本語は私のほうがquestionableだし、at all、baseballにinterestがない子に言えることも少ないのだった。zoophobiaとzooに行くようなもので、これがfirst dateならとんだdrop the ballだ。dateでもないけど。うらむよ、Natsumi。

 popcornとかcolaのimageをiPhoneにdisplayし、treatしようとしても、lemonでも齧ったようなsour faceでshake his headするだけだった。Instead、restroomに行ったと思ったら、自分のぶんだけ真っ赤なketchupもりもりのhot dogを買って帰ってきたのは、口をあんぐり開けてat a loss for words、いよいよfeel sickだった。

 いくらunwillingly連れてこられたとはいえ、もうちょっとこう、ladyに対するattitudeというものがあるんじゃないか。In the first place、なんで私はこの子にattractされていたんだっけ。Exactly、looksはcuteだけれど、that's all。interactしてみれば、cheekyで、surlyなkidにしか思えなかった。

「心臓の調子はどう?」

 bad turnがしたくて、彼には聞き取れないぐらいのrapid utteranceで語りかけてみた。

 As expected、eyesをcast downしたままtilt his headしたので、彼のchestをthumb upし、

「Feeling!」

 と言ってみた。

 Then、Thomaは、あまりにfluentなbehaviorで、私のright handを取った。marvelousにcoolなhandだった。Next、私のhandを彼のうすいchestに当てた。それだけで、anything言わなかった。palmを通じ、彼のheartがsurely、beatを刻んでいるのは伝わった。

 anything、言わなかった。anything、言わなくてもいいように思った。私はgameを楽しみ、Thomaはboringにyawnを伸ばした。それだけのtimeが、とてもpreciousだった。

 Last inning、closerのprimary pitchであるsplitterを、kneeがgroundに着くようなgolf swingで出たbatがperfectなbarrelで捉えた。left-handed batterがslapしたballは、literally直線をscaleで引いたようなline driveで、slow downしないまま私たちのいるright field seatを襲った。

「危ない!」

 私はin an emergency、Thomaをhugした。aspirinは私のhairをscratchし、just、luckyにもemptyだったplasticのbenchをpiecesにcrashした。Suddenly、ashamedになって、私はfor a long time、Thomaのskinny bodyをreleaseできなかった。in my earで彼がmurmurした「痛い」という日本語はunderstandできたから、そっとarmsをundoしたけれど、moreover私のchicken heartのほうがbreakしそうだった。

 The way back、MOTOCOMPOに彼を乗せることも考えたけれど、justあのtiny bodyにheartが治りたての子を乗せるのはconcernされたし、besides、これ以上一緒にいると私がhellに辿り着くぐらいlose my wayしそうだったから、bus stopまで送った。ballparkには二万人近くが詰めかけていたけれど、Winter Hevenのmajorなtransportationはmotorcarかbikeなので、bus stopに並んでいるpassengerはそれほどいなかった。busを待っているmoment、言えるwordがなかったから、私はanything言わなかった。Thomaがanything言わなかったのはどうしてだろう。そんなことだけ考えていた。after a gameは、本当ならafterglowがあるはずなのに、私のheartのなかでちくちく痛いのはfeeling of guiltが近かった。

 やっとbusがarriveしたとき、Thomaはhardly乗ろうとしなかった。encourageするため、戸惑いながらbackをpushしてやると、Thomaはwithout warning、私のhandをshakeした。私よりsmallなhandは、however、strong powerが込められ、weakly、trembleしていた。さっきのhard hitがterribleだったのだろうか。Or、terribleだったのは私だろうか。At a time like this、what do doが分からなかった。Meaningless、Woodのことをrememberした。私は彼にmistakeをしたのだから、Thomaに対してもmistakeをしてしまうんじゃないか、In conclusion、ついhandをshake offしてしまった。Thomaは5.5 holeを縫うTony Gwynnのgrounderみたいにclosing doorをくぐり、busに飛び乗った。windowに着くようなトーマのやわらかそうなlipは、on parting、clumsyにこう動いた気がする。

(きゃりー・ざっと・うぇいと』

 condominiumに帰ったころ、Natsumiから「Thoma、あんたのplayにすごく痺れたってよ! やだー、なにしたの??? 『baseballはできる気しないけど、小説で書きたい』とか言い出しちゃった。やばい、あんた、主人公じゃん (-:」とmailが来た。Natsumiがcareしてくれたとしか思えない。replyはせず、この日記を書いている。regretばかりだ。日本に行くself-confidenceをat a breath、lostしてしまった。Originally、そんなものどこにあったんだろう。

 

―――Sum39―――

   Write About Thoma

・十歳(震災の年に産まれた)。

・Fukushima育ち。

・Natsumiの弟。お父さんは震災で亡くしたみたい。

・冬の馬という意味らしい。

・baseballは好きではない。というか無趣味っぽい。

・小説が好きなのは誰かに似てる。

・英語はしゃべれない。しゃべれたとしても無口っぽい。

・というか無関心?

・私にも興味がない?

・でも嫌いというわけでもないみたい。

・Natsumiのことは好きだと思う。

・きれいな顔

・Woodとは違う。

 

   Write About Myself

・十七歳(七歳のときに震災があった)。

・Winter Heven育ち。

・一人っ子。

・baseballが好き。好きなチームはALならTigers。NLならRockies。

・日本語はちょっとしかしゃべれない。

・たぶんThomaが好き。

・でもNatsumiのほうが好きかも?

・heteroだと思う。よく分からなくなった。

・日本はいまそれほど嫌いじゃない。

・本当はFukushimaが怖い。

・Woodのことは好きじゃなかった。

・私は性犯罪者です。

・逃げたいだけかもしれない。

 

   Write About Feelings

・分かるように書いたって、Woodには理解できないと思う。

 

―――Sum40―――

 summer vacationで、the most special dayかもしれなかった。

 packingを終えた私は、except for suitcase、nothing leftのmy roomをgratefulに見渡したあと、coffeeを飲み、bittersweetなあのいつものfeelingで、buyerの見つかったMOTOCOMPOにまたがり、ballparkに向かった。Suddenly、Natsumiのgameが入ったのだ。Natsumiのfarewell partyでもあり、in addition夏の終わり、Winter Hevenをdepartureする人がたくさんいるから、graduationのschool deskに刻んだinitialsみたいに、ここにいたkind of evidenceを残したかったんだと思う。もう町にあるballparkはすべてがshort dreamであったかのごとくscrapされていたので、if anything、snowflakesを待つだけのempty lotを使ったsandlot baseballみたいなambianceだった。But、standにはたくさんの人がいた。halfは日本人、another halfはどこの人なのか、いろんなskin colorの人、いろんなlanguageを使う人がいたけれど、みんなlook funで、little bit、movieのend rollを観るみたいに、look lonelyだ。Anymore、not at all、夏というatmosphereではなく、audienceにはnap raisingのjacketが目立ち、beanieとかscarfとか、patchworkのごとくcolorfulに彩られている。私はBudweiserをserverからpaper cupに注いでもらい、日本人が多いほうの、instantにDr Pepperのcaseが散らばるright field seatに混じった。beerはleftoversらしく、no matter how much呑んでもfreeだったが、no reason、あのfrom head to footがhotになるようなtasteもとい、feelingがなかった。夏が終われば、こうしてillegalにunderageがliquorを呑むこともなくなるだろう。standにはjobでtake careしてくれたformer coworkersも並び、Jesus、Sundayにはpappyとchurchに行くように、everyone doesと思った。old disc jockeyはgimme capをbackwardに被っており、already、alcoholが入っているのか、あいかわらずash beardの似合うsmiling faceをtip of noseまで赤く染め、私はsecretly彼のすぐbehindにsit downした。

 disc jockeyの早くもpronounceがstatesmanのstateぐらいclearでないcommentaryによれば、the gameは、日本vs Americaだという。bat firstは日本人team。on-deck circleには、いつもどおりbatting 2ndにlineupされているNatsumiが、batを両手で持ち上げrubberみたいにstretchするfigureがあった。What the hell、dugoutにはThomaもいたが、helmetのsizeが合っておらずfunny。まあplayするわけでもないんだろうけれど。ここはballparkだぜ。好きなものを好きなだけ好きでいていいparadiseだ。もっとhappyにしてろよ。小説書くんでしょ。opponentのstarterは、Floridaのlittle leagueのaceだという。junior high school studentにしてはlong wayで見ても分かるぐらいtallで、American baseballのtrendらしくchest周りのmuscleがwrestlerのようにdevelopし、deep blueのgogglesは見るからにdominantだった。

「ごきげんようeverybody。短い夏のchampionを決めるためのextra gameだ。おっと夏といってもここはWinter Heven。風邪を引かないよう気をつけてくれよ。そして野原で球を追うかぎり、そこは夏だからね。力いっぱいやろう。両軍のstarting lineupは省略だ。それでもballparkでは、いつもみんながheroを待ってる。そして誰もがheroなんだ。いいかい、stay tuned。振りかぶって第一球。一瞬たりとも見逃すなよ」

 In a hurry、disc jockeyがmicrophone代わりのpaper cupをpinky fingerだけ立てて潰れるぐらい握り、fluentにnarrowなbroadcastingを始めた。moundでは彼の言ったとおり、jersey number 43がwindupしている。No、pineappleでもthrowするようにarmだけで、releaseされたvery, very slow ballが、音も立てずcatcherのmittに吸い込まれた、or、catcherはそれを取りこぼした。plate umpireがgroundから落とし物のhandkerchiefみたいにmissed ballを拾ったのち、at intervals、ballparkにechoするようなloud voiceで、strikeをcallした。As soon as、stadiumの底を割ったようなcry of joyが巻き起こる。

 It seems that、opponentのaceはknuckleballerらしい。

 old disc jockeyがhip pocketから取り出したstickerまみれのnotebookを開き、pen先を舐めながら、早口でexplainをしてくれる。He says、日本にknuckleballerはいないという。日本人はbig leaguerのようなoverswingをしない。countが進むまでwatchしてくるうえ、once、baseに出ればsmall baseballを仕掛けてくるため、Hummerが日本のnarrow streetを走れないように、対日本人にknuckleballerはworkableでない、ということらしかった。

 But、No. 43は、one by one、strikeを取っていった。ahead on the countにしたのち、highへのthreadを引くようなfour-seamでcalled strikeを奪った。Probably、more than 90 milesは出ていたんじゃないか。

 fastballのknuckleballerという、so far、bush leagueにもいなかったRed Listだ。

 Natsumiのfirst at batもswinging strikeoutに終わり(show offしようとしているのか、helmetをぶっ飛ばし、whole bodyがひっくり返るような、overswingみっつだった)、3rd hitterもfirst pitchのobviously ballなknuckleballをtip of batで引っかけ、retire the side、America teamのhitting。

 日本teamのstarterは、just日本らしいyellow submarineだった。Maybe、speedの近いsinkerとcurveを、varietyよく投げ分けている。Moreover、risingなfour-seamを、uppercutでswingするAmerica teamは打ちあぐね、こちらはお得意なbarrelとは程遠いpeeみたいなflyoutのone-two-threeでfirst inningのoffenseを終えた。

 gameはBattle of Midwayのようなpitching duelでgoes onした。日本teamはstrikeout、America teamはflyout、というdifferenceはあるが、anyway、traffic jamのようなred signalのstreakをcontinueする。Best of all、waste pitchをhardly投げないのがamazingだった。either sideともextremely、aggressiveに、one anotherのbaseballを見せつけていた。「冬の天国」ともmisreadされる小さな町で、小さなbig gameが、authenticなheat hazeを立ち上らせていた。私はwithout noticing、hoodieを脱いでいたが、nevertheless、feel sweatyで、noticing、surroundingのaudienceもeverybody、short sleeveからgoosebumpsだらけのarmをあらわし、sweetなfragrance of sweatがいまにも夏のてっぺんをexplodeさせそうなぐらいfill upしていた。

 bottom of the 7th inningを終えたtimingで、私はboyfriendから待ちわびたcallがあったかのようにstandを離れた。Before I knew it、見渡すかぎりaudienceで埋まっており、too crowdedを押しのけながら、beerを零し、hamburgerを蹴飛ばし、何が「Sorry」なのか、finally日本teamのdugoutに着いたときには、bottom of the 8th inningが終わっていた。

「Natsumi!」

 Still a little、distanceがあったため、私はfenceに身を乗り出し、screamを張り上げた。on-deck circleを離れようとしていたNatsumiは、to her surprise、eyesを見開いたが、shortlyあのnastyなsmileを浮かべ、

「来ると思った」

 と呆れたように言った。

 word of honorが見つからなかった。At least、英語では。But日本語であれば、at last、shoutすべきword of wisdomが、only one見つかった。日本語にしかないそのwordを、私はたまらなくbeautifulだと思った。

「がんばれ!」

 jersey No. 2はleft handにbatを握り、right handをfist-pumpして、slowly、gameを見つけたpolar bearのごとく、batter's boxに向かっていった。

 America teamのone up。Top of the 9th inning、2 outs、bases-empty。日本teamのfinal offense。

 私は日本teamのdugoutに滑りおり、America teamのstarterのnumber of pitchesをmanagerに尋ねたところ、yet 85だという。Madduxをrecordできそうなconditionだ。

 No. 43は、gogglesを外し、stepsに置いた。skinにpimpleが目立つが、Bering海を溶かしたようなふかい藍色の瞳だった。

 First pitch, as expected, knuckleball.

 Natsumiはいかにもlong ballを打ちそうなThe Big Red Machineのheart of the orderであるJoe Morganのstanceから、buntを決めた。momentumをperfectにkillしたgrounderは、消え残ったthird baselineをなぞるようにdribbleする。American baseballのtextbookどおり、left-handedのpull hittingをprepareし、careがdelayしたのだろう。In haste、rushしてくるpitcher、catcher、third basemanの、just in the middleに、ぴたり止まった。

 日本人らしい、artisticなセーフティバントだった。

 Write About Natsumiはここからだった。さすがbaseball savant、pitcherのstretchがpoorなことはalready見抜いていたのだろう、next pitchでsteal second、after the nextでsteal thirdを決めた。Even so、No. 43はexcellentなpick-offを持ち、runnerへのcareを怠ってはいなかったため、まさしくNatsumiのskillが光ったliterally workだった。

 head first slideから、third base上に立ち上がり、jerseyに付着したred clayを払ったNatsumiは、once、T-shapedのhand signでtimeoutを取り、dugoutに戻ってきた。one run behindの2 outs、runner on third。But、countはo-and-two。甲子園にattendしたこともあるという3rd hitterは、today、hang inすら叶わずみっつのgroundoutを喫していた。

 Natsumiはsummer grassのsmellがするhardなbreathが掛かるぐらい私のpresenceに立つと、batをpassし、こう言った。

「代打、お前!」

 それは「日本に来て」と言われるよりpreciousだった。

 日本teamのfinal game、野球の国の威信を賭けたfinal at bat、日本人でもない私が、日本を嫌いだった私が、「Sorry」だって言ってないのに、立つauthorityはあるのか、answerするwordを言い淀んでいると、私をcallするcheersが轟いた。それは日本teamのdugoutから、日本人のstandに広がり、in seconds、ballparkに満ちた。Americanも、Cubanも、Mexicanも、Koreanも、boyも、girlも、questioningも、sexual abuseのvictimもperpetratorも、全てのhumanが、それぞれのintonationで、私のnameをcallしていた。私はちゃんとここにいるんだと思った。いていいんだと思った。

 ひときわbig voiceで、disc jockeyがyellする。

「試合は終わるまで終わらないぜ!」

 私はanything言わなくてよかった。彼女のbatをreceiveするだけでよかった。beautiful summerがくれたbatは、まだ夏がそこにstayしているかのように、あたたかかった。夏もまた終わるまで終わらないんだと思った。そして、夏にまつわるあのmemoryも。

 壊れそうなheart beatを深呼吸でcalm downさせながら、屈伸し、ゆっくりbatter's boxに向かうと、runner at thirdが、all of a sudden、Thomaにchangeしていた。ぶかぶかのhelmetで、cheekをappleみたいにflushさせ、baseのうえにしゃがみ、screamとどろくballparkをきょとんと見渡すThomaに、

「歩いて帰れるから、そのまま座ってろ!」

 とdugoutからNatsumiが吠えた。

 そのぐらいの日本語、私にも聞き取れるよ。いや、聞き取れなくても、分かるんだ。

 criticalなstrike countをpeaceのhand signでplate umpireにmake sureし、私はbatを大きく構えた。umpireは「play」とcallのmajestyにaccentを置いた。runner at thirdにも関わらず、No. 43は負けじと大きくwindupする。capがballparkの風にさらわれ、ashがかったblondのくりんくりんにcurlした前髪があらわれて、underbrimに大きく書かれた「Never forget」というwordが見えた気がした。

 last pitchに彼がselectしたのは、high and tightのcornerぎりぎりを射抜くlaser beamみたいな、coolなspinのfour-seamだった。「barrel」へのstrategyとしては、probably、the most effectiveなpitcher's pitchだろう。American baseballではね。日本野球では違う! 「Toyotaの国」が産んだpreciseなレベルスイングでbeltされたrifle shotは、刀が銃弾をまっぷたつに切るように、however、feelingがはやったぶんtimingをmissしたため、first baseに当たってloudly、hopした。base umpireがright handをby his sideにraiseし、がなるように「fair」をjudgeした。

 Thomaがslowly歩いてscore a run。私はinfield hitのtheoryどおり、first baseをfoul territoryに駆け抜けたが、どうもstateがおかしい。sandlot ballparkならではだろう、forget-me-notsにballが迷いこみ、lostしたらしかった。

「Come!」

 familiarなvoiceにleadされて、私は走った。second baseを越え、third baseを踏んだころ、ballがat last見つかったのだろう、third base coachは止まるようskillfulなlinebackerみたいにarmsをspreadしたが、彼をblow offするように、私は将来のCy Youngが手ぐすね引いてwaitしているhomeに向かい走った。走ると泣きたくなるのはどうしてだろう。追いかけているからか、逃げているからか。mamもpappyも知っていた。あの夜に止まらなかった腰が、いま止まるはずがなかった。ということはつまり、regretしていないのかもしれない。あるいはいま、regretしているのかもしれない。それは、とてもいいfeelingだった。

 Once upon a time、Woodが教えてくれたっけ。日本のある小説家が、「野球とはホームに帰るスポーツ」とwrite downしたのだそうだ。誰もがhomeを目指し、homeに帰るのを阻止し、それからgameが終われば、みなhomeに帰っていく。

 私にとってのhomeはどこだろうか。Woodにとってのhomeはどこだろうか。

   

恋はいつか終わる 誰もが歳をとる 水かさは増してくる

だからなるだけ軽くなれ 生きてるうちに軽くなれ

だからなるだけ軽くなれ 生きてるうちに軽くなれ

   

 いまはlyricsがわかる、somedayの「浸水」というfolk songをrememberしている。あれも日本人だった。きっとFukushimaのことを歌ったrequiemだと、あるいは、海にさらわれたghostが歌うbluesだと、いまはわかる。

 これは日記だけれど、ruleを破り、no wayだったsceneでtodayのnoteを閉じたい。one run aheadのbottom of the 9th inningのmoundに、私は上がった。split changeをdominantに使い、strikeoutふたつ取ったのち、baseballの国のprideを賭けた、America teamのfinal at bat。opponentのaceかつcleanup、No. 43が立ちはだかった。彼はtoday、America team唯一のscoreとなるout of the parkへのsolo homerを打っていた。Americaらしい「barrel」にauthenticなswingをするsluggerだった。follow textbook、knuckle curveと、movementの大きいsliderで追い込むも、next、backfootへのsplit changeは読まれていたかのようにfight offされた。In addition、swing and a missを取りにいったupstairsへのnastyなfour-seamは身じろぎもせずdown lookingされ、私はsighをふっと吐いてしまった。somehow、tensionが切れたかのようだった。私はeverこういうscene、mindにmistがかかったかのように、imageどおりのballを投げられなかったんじゃなかったか。振ってくれ、と祈りながらの、clearなwaste pitchふたつを挟み、payoff pitch。「Wood……」と呟いたが、catcher's helmetの向こうでは、Natsumiのconfidentなcat eyesが、diamond ringを渡すときのloverみたいに、私をじっと見つめていた。

「勇気!」

 ナツミは立ち上がってhelmetを吹き飛ばすと、index fingerを掲げてそう絶叫し、あちあちのhot zoneにmittを構えた。そのmittは、とても大きく見えた。

 xxxx! signを教えるbitchがあるか!

 私はにこりとsmileして、wherever I windup、beautiful summerに届くような「勇気のeephus」を、Natsumiのmitt目がけ、with all strength、投げ込んだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?