![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121515251/rectangle_large_type_2_a705e16df33f1e31f4db709678ee88fb.jpeg?width=1200)
2023年ドラフト会議 総評
お久しぶりです。イソロです
2年ぶりにざっくりと今年の阪神タイガースのドラフト総評やります。早速行きます
1.ドラフト補強ポイント
表1 阪神タイガース2022年度ポジション年齢別
シート
![](https://assets.st-note.com/img/1699781148180-LIJamG0g2h.jpg?width=1200)
まずは表1をご覧下さい。最初に2022年度阪神タイガース年齢別表を作成した際これで二軍投手回るのかな?と思いました。投手37野手36と野手多めの編成です。更に2022年のドラフトでは投手を高卒の門別と茨木、高社の富田の3人しか指名がなかったので昨年オフは投手の入れ替えは少ない年でした。一軍クラスの投手は比較的多めですが二軍を含めた投手は数は不足気味でした。実際今年は二軍投手はギリギリで回していました。昨年指名した若い3投手及びベテランの秋山二保、2年目の鈴木森木、育成の川原佐藤蓮望月で回していた現状でした。高卒ルーキーと育成選手、ベテラン投手が先発で回るのは中々二軍チーム事情としては厳しかったでしょう。一軍の阪神タイガースは紛れもない投手王国でしたが阪神二軍は投手駒不足気味だったのでドラフト前は二軍が回るような投手ドラフトを行う。恐らく大卒投手中心と予想しました。
今年は投手と内野手を指名するドラフトになるよ
— イソロ (@isorosario50) October 22, 2023
投手は大卒中心にどの世代でもよく人数多め
内野は2人くらい
外野は1人
捕手も出来れば1人
もう一つの補強ポイントは内野手です。
昨年のドラフトで外野手を3人指名しているので今年は内野手の年になるというのを予想しました。ただ内野手は大卒か高卒どっちに振るかは読みにくかったので2人以上という予想でした。
なので優先順位的には
投手(大卒)>内野手>捕手>外野手でした。
次は指名された選手の寸評です。
2.寸評
1位 下村海翔(投手 青山学院大)
いやー完璧でしたね。完璧❗️
思わず👏しちゃいました。今年の阪神は優勝したためウェーバーが11番目。特に2巡目が23番目となると例年より相当遅いです。なので例年より1位入札が重要になります。特に競合覚悟で突っ込むと外れたら悲惨なので阪神編成部がどういう戦略を取るか気にしていました。今年は大卒投手が豊作な年でその中でも「常廣、武内、細野、西舘、下村」の5人が抜けていると感じました。上記5人のどれか1人指名出来れば今年のドラフトは満点になると思いました。ただこの5人は間違いなく1位で競合する可能性が高いです。果たして阪神の戦略は…?
でその前に自分はその5人の投手でどの選手が欲しかったかというと
下村なんなら一番来て欲しい感ある
— イソロ (@isorosario50) October 25, 2023
まず阪神が右大卒に行くだろうなという予測のもと左の武内細野は消し、右の常廣西舘下村の3人のどれに行くかという点が気がかりでした。うち常廣は広島、西舘は巨人が公言しました。下村は公言がありません。さてどうする、敵陣に真っ向勝負仕掛けるか、それとも…
そして当時のスポーツ誌の阪神1位指名はほとんどが常廣でスポニチのみ下村の予想でした。ただ阪神は例年ドラフトでは競合覚悟で行くのでまあ常廣だろうと思いました。あと阪神は過去に青学大直からの入団が何と44年前が最後。以上を踏まえて下村は願望だけど1位は無いだろうと思いました。(せっかく地元西宮出身なのに)
さて運命のドラフト会議が始まります。僕は1位常廣と疑いませんでしたが果たして僕が1番望む下村1位一本釣りの世界線はあるのか…
「第1巡選択希望選手ぅ…阪神、下村海翔、青山学院大、投手」
編成部天才❗️僕と全く同じ読み❗️完璧な戦略❗️
このルートを選択した編成部にあっぱれです。この時点で💯です。競馬でいう1点読みを的中した気分でした。ドラフトで1番来て欲しい選手が阪神に来るのは3年前の佐藤輝明以来です。佐藤輝明、近本、村上、坂本、才木に次ぐ兵庫フランチャイズプレイヤーが誕生しました。阪神編成部最強‼️最強‼️
2位 椎葉剛(徳島インディゴソックス 投手)
ここも声出ました。いやこんな高いの?2巡目で軒並み大卒投手が指名されて誰行くかなと思ったらまさかの2位椎葉。独立選手の2位指名は2013年又吉以来です。個人的に椎葉も欲しかった選手なので良かったですね。
3位 山田脩也 (仙台育英 内野手)
3位で高卒内野手を指名。山田選手は守備力が武器の高卒遊撃手です。ドラフト前は阪神は高卒一塁手を指名するかなと思いましたが3位で守備型遊撃手です。個人的にちょっとオバピ気味かなと思いますが守備力のある右打遊撃手が欲しかったのでしょう。まだ線も細いのでまずは身体作りからです。阪神が高卒守備型遊撃手を指名するのは大和以来なのでこの手のタイプは意外でした。ある意味今後の実験的な指名の意味合いもあると感じます。
4位 百崎蒼生(東海大熊本星翔 内野手)
ここを指名してくる阪神は流石です。今年の高卒二遊間スラッガーで右打者を指名するならこの選手が1番手でした。ポジションはショートですが将来的にはサードに収まりそうです。ドラフトのお母さんありがとうシリーズで阪神の選手が指名されるのは久しぶりだったので番組見て感動しました。1〜2投手、3〜4で内野手と来たのでこれで5〜6は投手に行くかなと思いました。
5位 石黒佑弥(JR西日本 投手)
5位に高社4年目の先発投手。ドラフト当日にも指名予定の記事が出てましたのでここは予定通りの順位での指名しょう。1年目二軍のローテ潰し要員としては最適です。焦らず2年目から一軍を目標に。余談ですが阪神はこれでJR東伊藤、JR西石黒、JR九州加治屋とJRの選手が3人揃いました、
6位 津田淳哉(大阪経済大学 投手)
6位に大卒右腕の津田投手。存じ上げていなかったですが大経大は今年から阪神タイガースのコーチを務めてた高代さんが監督に就任していました。
ここも囲っていましたね。5位石黒から同じく二軍で先発を回れる投手です。
これで阪神は選択終了。僕の大方の予想通り投手4(大卒及び即戦力右腕)内野2で収まりました。普通に編成通りのドラフトをしてくれました。
続いて育成指名
育成1位 松原 快(富山サンダーバーズ 投手)
独立出身のスリークォーター気味サイドの速球派リリーフ。右打者には強そうな感じです。やはり二軍の穴埋め要員として最適です。これで投手指名は5人とある程度枚数を確保出来ました。
育成2位 福島圭音(白鴎大 外野手)
白鴎大という文字を見るだけで興奮しますね。
成績見る限りコンタクト型俊足外野手のスピードスターです。ドラフト有識者からするとこの選手を良く育成指名出来たなという評価でした。1年目から支配下ありそうです。
3.総評
まずはドラフト会議直前のこのツイート
無理だけど来たら嬉しい選手
— イソロ (@isorosario50) October 26, 2023
・常廣
・西舘(中央)
・下村
・古謝
・細野
・松本(名城)
・明瀬
・相羽
・真鍋
・百崎
下村百崎と2人も来てしまいました。こんなことあるんですね。
個人的には💯です。これ以上ないくらい補強ポイントを上手くまとめたドラフトで、特に下村一本釣りは痺れましたね。ウェーバー11番目という例年より厳しい順番で立回りが非常に上手かったです。畑山チーフスカウトと僕の思考が完全一致してた神ドラフトでした。
今年のドラフトも楽しかったです。ではまた
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?