見出し画像

空虚変愛




この文章は、恋愛物語ではなく、変愛物語です。







「変」



変化、変革、変わり者、変人、変態、本能寺の変。





一言でいうなれば、普通では無い。





普通な人間なんて多分いない。





そう、変は個性なのである。















「ねぇねぇ今までどんな恋愛してきたの??」


「え〜普通だよ〜」


これは、よくある会話だ。




「ねぇねぇ今までどんな恋愛してきたの??」


「え〜変だよ〜」



はい、興味指数180%



とある居酒屋での会話だ。






おそらく世の中の「普通」というのは、

普通電車とご飯の量くらいだろう。

それ以外は何かしら変なのだ。




その「変」が小さいか大きいか面白いかつまらないか。






「未知の変」

「魅惑の変」

「虚偽の変」

「人生は変」



さぁ、ゾクゾクへ。








「未知の変」

自分の知らない世界へ足を踏み入れる事は、

解放でもあり恐怖でもありワクワクしてドキドキする。


興奮のワクワクと緊張のドキドキの共通点は、

どちらも心拍の表現である。


それなら、緊張でガチガチになるより

未知を楽しんでしまおう。



考え方や、視点で物事の捉え方は変わる。


未知の道ほどワクワクする。


心と心臓の筋トレのようなね、変でしょ。





「魅惑の変」


理想、憧れ、見たいや食べたいという欲求。

人間の欲は、計り知れない。

三大欲求に関する論文は数多あるが、

詳細な分類化は出来ない。

人によるから、そう個性だから。


行き過ぎた欲求は、罰せられる。

人の欲求に踏み入れてはいけない禁断のラインがある。


そのラインに興奮を覚えてしまうのか、

自分の欲求を追求するのか、

案外紙一重なのかもしれない。



自分を見失うほど魅了するものがあるというのもまた趣き。

幸福と不幸、魅惑と幻滅。

このシーソーのバランスが目に見えたらどれだけ面白いか。

そこがわからないというのが神の遊びなのかな。

と、書いている私は今、幸せなのでしょうか。




んーね、変でしょう。




「虚偽の変」


嘘をついたことのない人は居ない。


小さい大きい浅い深い等の差はあるけれども、

必ず人は誰かしらに真実を話さなかった経験があるだろう。





その嘘、許せるか。





許せない、許したくない、許してもいいけど今は嫌。

傷ついた、信用できない、顔も見たくない、声も聞きたくない。


嘘一つで他人の心を壊してしまう。





嘘を許す心。




んー許してみるか!

そこから真実が見えてくることもある。



台風一過のように。




自分の心をもう一人の自分かのように接してみると

案外許せちゃったりもする。



変の経験値1UP




「人生は変」


今日という今はただの昨日の続きにすぎない。



映画のワンカットのように、

ダメダメなシーンはカチンコでカット、

人生は自分が主役の映画。

両親という監督がくれた大切な台本。

中身は白紙。

タイトルは自分の名前。




変な映画って面白いし何度も見たくなっちゃう。

そう、だから人生は変でいい。







宇宙から見たら人一人の人生なんか空虚。

だからこそ空虚な変を愛す。






いいなと思ったら応援しよう!