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今夜は、こちらの曲を聴きました

ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調op97「大公」

 通称の「大公」というのは、ベートーヴェンのパトロンおよび弟子であった、ルドルフ大公に献呈されたためです。

 正式には、ルドルフ・ヨハネス・ヨーゼフ・ライナー・フォン・エスターライヒ。神聖ローマ皇帝レオポルト2世の末子で、1788年の生まれです。

 ベートーヴェンよりも、だいぶ年下(18才位)ということになりますね。
1803年か1804年に、ベートーヴェンにピアノと作曲を師事したのでした。

 ベートーヴェンに保護者として年金を送りつづけた返礼として、多数の献呈作品を贈られていて、合計すると14曲もあります。その中には、「告別ソナタ」、「ミサ・ソレムニス」、そして、この「大公トリオ」。

 全4楽章から出来ているこの曲、決して嫌いではないのですが、いつ聴いても第2楽章だけが弱いなぁ、というのが実感です。
むしろ、その第2楽章を省いて、全3楽章構成にして聴いてみて下さい。

 この構成で、来年の「イソラジ」で、取り上げてみましょう。
通常の全4楽章の演奏と、第2楽章省略での演奏の聴き比べとなります。

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