見出し画像

私史上最小のペダルボードをただただ自慢したい

こんにちは。初めてワウを使いこなせるようになったフレーズは「スネ夫が自慢話をするときに流れている曲」だったいそかわです。

今回は、自慢です。イヤミなやつですみません。でもシェーとは言いません(おそ松くんも古すぎるしおそ松さんも中途半端に一昔前になりましたね)
ただ、皆さんのペダルボードも小さくできるかもしれない、という想いで自らのミニサイズペダルボードと作り方について紹介していきます。意外と簡単にできますよ!!


発端はとあるギタリストとスタジオに入った時の話でした。今やってるバンド・Bleu de Printempsのリードギターを募集するって話が出てその候補者の方と一緒にスタジオに入ったんですよね。(結局その人とは一緒にできなかったんですけど)そしたらそのギタリストの方はペダルボードを手に持ってなくて。アン直とかアベフトシかよとか思ってたらなんとギターケースからペダルボードが出てきたんですよね。ホームセンターでギターケースに入るサイズの木の板を切り出してそこに最小限のペダルを詰め込んだそうです。大好きな歪み3台とマルチを入れてなんでもござれ、っていうボードでした。

それを見た私は「めっちゃ楽そうだけど流石にそこまでペダルを絞るのもなー」とか思ってました。でも複雑な男心の私の心には「いつかはあんなボードを作りたい」という静かなる熱意が生まれていました。男心って複雑ですね。自分でもわからん。

やろうかやるまいか色々考えてたんですがそうこうしているうちに年末になってしまったので、とりあえずギターケースに入るサイズの計測とそのサイズに入るペダルの選出を行いました。

今回は普段から使用しているFender Mexicoのギターを買ったときに付いてきたケースを使用

ということで普段から使用しているケースに入りそうなサイズを計測しました。ノートとか突っ込みながら計測した結果、縦200mm×横250mmまでならギリギリ入りそう。ということでそこから毎日100均やホームセンター等で縦200mm×横250mmの板状のものが無いか探してました。一歩間違えれば変人ですよね。

そして同時に縦200mm×横250mmのサイズの中に入るペダルを選定しました。ここでの選定基準は以下のとおりです。

①最近買ったペダル・Sitek Fuzzieは入れる
②マルチエフェクターは入れる
③パワーサプライはアイソレートタイプのものを入れる

ということで選んだ結果、以下のペダルを入れることになりました。

音作りの幅を狭めることはしたくなかったので、左下のフットスイッチでエフェクトを制御できるZOOM MULTISTOMPのモディファイをこのペダルボードのために購入。

なんだかんだ右下のFuzzie以外は定番どころに落ち着きました。ペダルの説明は後ほど…

さあ載せるペダルも決まってボードを組むぞ!と息巻いたのですが、どれだけ探しても良いサイズの板がありませんでした。近所のダイソーとキャン⭐︎ドゥは制覇しましたが良いサイズのものがありませんでした。多分「そこに無ければ置いてないですね」って言ってくるダイソーの店員よりダイソーの品揃えに詳しくなりました。

仕方なく、木の板を希望サイズに切り出してもらってその木の板に金具でペダルを固定する方法で対応することにしました。

↑機材厨のヒルナンデス!エフェクターボー道で紹介されていた方法を参考にさせていただきました。ありがとうございます!!

ということで向かうは渋谷の東急ハンズ本店。東京に来たての頃は「なんやここ梅田の東急ハンズと違ってホームセンターみたいなとこやな」とか思ってたんですけどセンター街にこういう店があるの地味に助かりますよね。都心って工具とか買えそうなところがパッと思いつかないですもんね。

無事木の板を切り出してもらうことに成功。写真には掲載していないがペダルを留めるための金具も同時に購入。

ということで準備が整ったので作業開始です。

最初はシンプルな作業で滑り止めを裏側に付けます。

こんな感じで付けていく。すぐ取れないか心配だったが意外としっかりくっつく。

次にペダルをどのあたりに載せるかをある程度頭の中に作っておきます。

下がキツキツそう。大丈夫かな。

そしたら各ペダルにボードへ固定するための金具を付けていきます。それぞれのペダルの裏蓋を留めるためのネジを一旦外します。そしてその金具をかましてから元に戻します。

こんな感じでペダルに金具を付けていく。この作業が地味に大変。

金具をつけると今度はついにペダルとボードをドッキングさせます。

千枚通しで穴を予め開けておいて…
木材用のネジで一気に留める!

はい、この作業をひたすら繰り返します。私はパワーサプライ以外のペダル3台+フットスイッチ1台の合計4台分やりました。最後の方は世界中の子供の幸福を祈ってました。

下の方が案の定キツキツになってしまった。一般的なベルクロで留めるペダルボードと異なり金具が重ならないように気をつけないといけないため結構気を遣う。

ということで金具で留めてペダル同士を繋ぐパッチケーブルを繋いだところまできました。

しかしここで問題発生。なんと今回使用するパワーサプライVITAL AUDIO VA-05は裏側にネジがありませんでした。(側面についてた)これは困った。ということでパワーサプライだけベルクロで留めることにしました。なんじゃそりゃ。


ということで一部問題もございましたがパワーサプライの配線を最後に行い完成しました。

よくね?(今は亡き100日後に死ぬワニ)

普通に凄くないですか?5,000円くらいで組めるんですよ。ベルクロの一般的なペダルボードよりも少し手間はかかりますががっちり固定されるんでペダルがズレたりする心配もいらないわけです。ベルクロで留めてるパワーサプライ以外はびくともしません。そうだよこの安定性を待ってたんだよ。

ということで実際にケースに入るのかもチェック。

実際に普段持ち運ぶギター・ペダルボード・シールドが入るか確認。
ペダルボードとパワーサプライのACケーブル等を最初に大きなポケットに入れる。めちゃくちゃキツキツだが何とかチャックが締まった。
もう既にパンパンだが次にシールドを外ポケットに入れる。ギリギリ。もう他は無理。
最後はギターを入れる。今回は愛機・Monterey Stratocasterを入れる。無事チャックも締まった。
意外と何とかなるものである。これを背負ってスタジオに行くと両手が開いて楽ちん。

ギリギリですが入れることに成功しました。スーパーとかでやってる「袋に詰め放題」みたいなノリで入れてる感ありますけどね。でもこれであの重くて片手が塞がるペダルボードとはおさらばです。自由だああああああああああ!!!(犬井ヒロシ)

とは言っても機能性が無ければペダルボードとして意味がないので、拘った機能面についても最後紹介します。

このボードのためにMULTISTOMPを購入した。ペダルボードを組むために新しくペダルを買い揃えるのは機材厨の常識。

最初にペダルのつなぎ順を紹介するとFuzzie→SL Drive→MULTISTOMPです。ギターのボリューム+ファズで歪みの量+音量を選んであげたところにSL Driveを通してマーシャルっぽい音を作り、最後にMULTISTOMPで空間系の音を足してあげるイメージです。以下軽くペダルごとの紹介を行います。

Fuzzieは本当に良いですよ。Fuzz Face系でギターのボリュームで歪みの量を調節できます。ジミヘンのWait Until TomorrowでもCrosstown Trafficでもとにかくオクターブファズじゃ無ければ対応可能です。そして見た目も最高。ゲルマニウムなので夏場に本領発揮してくれるかなって期待してる部分もありますけどね。

次のSL DriveのDriveツマミは0です。SL Driveでは歪みを使ってません。Fuzzieの歪みを足すと同時に増える音量のデカさをSL Driveでマーシャルっぽい歪みに変換してあげるイメージです。とにかくFuzz Face系とプレキシ系でジミヘンサウンドを作りたかった。

最後に MULTISTOMPでディレイなりトレモロなりコーラスなりを必要に応じてかけています。思ったんですけどMULTISTOMPはフットスイッチ必須ですよね。操作するエフェクトを足元で選べない通常版はしんどい。ZOOMさんフットスイッチ対応版を早く公式に作ってくれ。ちなみに以下の動画で改造方法について紹介されている他、フリマサイト等でも個人?で改造したものが販売されていたりする(私は既に改造されていたものをフリマサイトで入手した)


実際このボードを使うようになって、もう「楽」という一言しか出てきません。楽です。こんなに汎用性高いボードなのにギターケースに入るんですよ。両手が空くんですよ。素晴らしいの一言に尽きます。ぜひみなさんも好きなペダルを厳選して私のように小さいボードを作ってみてください!!

最後に、昨日はクリスマスでしたね。メリークリスマス!(遅刻)
ということで、最後は私のペダルボードの暗闇での姿を紹介して終わります。クリスマスのイルミネーションだと思ってください。

フットスイッチのあたりだけ暗いのでおいおい蓄光シールでも貼ろうかな。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?