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下手くそギタリストが考えるバンドメンバーを集めるために必要なこと

こんにちは。自分よりギターが下手くそなギタリストとバンドを組んだことがないいそかわです。

突然ですが、バンドメンバーってどうやって集めてますか?学生の方でしたら友人や部活・サークルですかね?社会人の方だったらこれまでのコネだったりメン募サイトを使って寄せ集めるって感じでしょうか。

私の場合は、高校時代は当時の私にとってのギターの師匠だった同級生から誘われて隣のクラスの人とバンドを組んでました。社会人になってからはメン募サイトばっかりですね。(大学時代はバンドしてませんでした)

大体バンドを組むとギターって複数人いることが多いじゃないですか。そして気付くわけですよ。「あぁ、オレへったくそだな」って。なんで簡単な8分のアルペジオで弦を空振りしてるんだろうかって。一方もう一人はめちゃくちゃうまい。

当然ギターの技術も様々なジャンルがあるので一概に上手さを定量的には測れないのですが、自分ができないことをたくさんできる人ばっかりなんですよ。代表選手は速弾きですね。私はリアルスローハンドですからね。レイザーラモンHGの「腰振りが早すぎて遅く見える」みたいなのじゃなくて本当に遅いんですよ。手が動かない。

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↑私が小学生の頃流行ったレイザーラモンHG。「ハードゲイ」というLGBTへの意識が高い令和の世の中だったら絶対にお蔵入りになるような芸風だった。「OK〜!」と言いながら腰を振り、何かにつけて「フォー!!」と叫ぶ芸風に当時の子供は衝撃を受けた。「腰振りが早すぎてスローモーションに見える」というネタは当時腹を抱えて笑った。

あと、右手と左手がリンクしない。右手と左手すら連携できないとか会社だったら1年持たずに倒産してますよ。私の身体は債務超過待ったなしなのかもしれません。

でも、ありがたいことにバンド活動について「下手くそだから」という理由でクビになったりはしたことがないんですね。「しゃべりすぎでうるさい」って理由でクビになったことはありますけど。そこら辺の話は↓の記事にまとめています。

そう考えると、あんまり楽器の腕前に関係なくバンド活動って行っていけるんじゃないか?って思えてくるわけなんです。

ということで、今回は自分の腕に自信が無い人でもバンドを組む方法について考えていきたいと思います。

前置き.どんな人とバンドがしたい?

こういう指南系の記事で私はいつものクセで「逆にどんな人とバンドしたいですか?」って逆質問してしまうんですよ。「で?君はどう思うの?」って、まるで恵比寿界隈のIT企業に勤めてる横文字全開な意識高い系のタメ口利いてくるやべーやつですね(偏見の塊)。

ただ、バンドなんて大抵考え方が似たような人間が集まってできていくので、「相手に求める像」と「自分がならなくてはいけない像」はある程度一致すると思います。考え方や価値観が近くないと最初から「この人と一緒にバンドをするのはなー」って警戒されてしまいます。社会人で趣味でやりたいバンドマンは絶対「プロ志向」のバンドには近寄らないじゃないですか。

そこで、多くの人が当てはまるであろう「こんな人になれたらバンドメンバーが集まりやすいんじゃないか」って私が思う要素3選を以下書かせていただきます。

1.作詞・作曲ができるようになろう

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ミスチルで言えば桜井さん。スピッツで言えばマサムネさん。バンドの曲を作っていくわけです。それにしても例えが古すぎて本当に申し訳ございません。そういえば昔行った会社の飲み会で「スピッツって新しい音楽って感じだね」って40くらいのおじさんに言われました。私って感性が40くらいだってことなんでしょうか…

作詞作曲ってクソ恥ずかしいですからね。特に作詞。私なんて「ちょっと心の闇を吐き出そうかな」って思ったら中二全開の歌詞になってしまうんですよ。「買い殺されたロボットたちが爽やかな青年演じるのさ」とか酔っ払ってても普段は絶対に言えないですよ。渋谷でそんなことを叫んでたら即お巡りさんに捕まります。

作詞作曲ってやろうと思ったら少しの音楽理論と少しのソフトさえあれば誰だってできるはずなんですよ。でもやらないってのはどこか作詞作曲が雲の上の遠い存在に思えるからなんじゃないでしょうか。

そんな作詞作曲をやってくれる人なんてとてもありがたい存在ですからね。作詞作曲してくれる人って何なんですかね。神なんでしょうか。それとも自らの性癖を自ら晒け出すドMなんでしょうか(褒めてる)。

作詞作曲ができるってだけでオリジナルバンドはできますからね。逆に言うと絶対に1人は必要な存在で。バンドのキーパーソンになれるわけです。

あと、よく勘違いされるのが「ボーカルが作詞作曲なんでしょ?」ってことですね。意外とそうでもないことが多いです。積極的に曲を作るドラマーとかベーシストとか私知ってます。なのでボーカルじゃなくても作詞作曲できるならどんどんメンバー募集してみましょう。

2.方向性が決められる人になろう

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メン募サイトあるあるだと思うんですが、「方向性は話し合って決めましょう」ほど主体性の無い募集は無いと思ってます。違うんです。貴方がどうしたいか、という想いに人々は寄ってくるんです。

例えば、「ライブをガンガンやっていきたいです!」って書いてる募集にはライブをやりたがってるバンドマンが集まりますし、「曲をどんどん作りたいです」というバンドマンには曲作りしたいバンドマンが集まるんです。自分が思っていることを最初はどんどん発信していきましょう。何も伝えていないと「大丈夫かなこの人」ってなって見向きもされません。

もちろん、自分の我を通すだけではいけません。理想は全員の意見を聞きながら最大公約数的な回答ができることですね。

3.マメであろう

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これ超大切!いやマジで!連絡がつかなくなるバンドマン多すぎ!お前ら就活でサイレントお祈りされたときの悔しさ忘れちまったのかよ!?おい!!!

すみません取り乱しました。ただ、人間関係の基本なんですけど、これができないバンドマンが多すぎる。メン募サイトでいきなり来たメッセージを無視するのもアレですが、向こうからメッセージを送ってきておいて途中で無視するやつも多いですからね。

例えどんなに「この人と合わないなー」って思う人でも一言「ごめんなさい他当たってください」は言いましょう。逆に言うとこういうことが言える誠実な人はとても評価が高いです。結局OURSOUNDSの高評価が多い人ってこういう当たり前の事を当たり前にやってきたという積み重ねによって高評価が増えていくんですよね。

そういうマメさ・誠実さはメッセージや実際に会ったときに出るものです。マメな人はバンドマン相手にもモテるんです。めちゃくちゃマメでモテることで有名なよゐこ濱口だってバンドマンだったら川谷絵音くらい色々バンドをやってると思います。

なんか愚痴成分マシマシですが、それくらい不誠実な人が多いバンドマン界隈の中でマメで誠実な人は間違いなく得します。断言します。

まとめ

なんか色々書きましたけど結局はある程度自分のやりたい曲を簡単でいいので作りながらバンドの方向性を明示してマメに色んな人と連絡を取ることだと思ってます。多分OURSOUNDSでこのすべてが出来ている人なんて5%もいません。(特にマメさのところで多くの人が脱落します)

でもその上位5%のバンドマンになれたら時間はかかるかもしれませんがその5%の人同士マッチングできると思います。何回もそうやってマッチングしてきたので断言できます。

なんか説教アルペジオみたいな記事になってしまったのですが、「バンドメンバー全然集まらねぇな」って思ってる人は是非私が挙げた3要素を取り入れてみてください。マメさなら誰だって今日からできるはずです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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