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48)22/06/青春狂走曲

毎年、節分の前に必ず厄除けのお参りに行くのが定例になっており、お参りの帰りに参道にあるお店ののど飴のお店に置いてある、ハッピを着たマネキンを写真に撮って、お年賀のご挨拶を送る会社の元先輩がいる。今日は久しぶりにその方にお会いした。いつもきっちりとした装い、髪型も整えているその先輩、デスクが隣だった時に、整理整頓された引き出しの中の美しさには恐れ入った。カバンも革靴もご自分でお手入れをされており、本当にいつもキチッとされていたのだが、今でもそれは変わらなくて、歳を重ねても習慣は変わらないのだなと思った。そういう人のカバンを蹴ったり、引き出しから勝手にものを借りたりして、雑に見えるが普通はそういうもんだよね、という周辺の人たちが、先輩をイライラさせていたのがサザエさんとカツオ達のやりとりのようで、毎日面白かった。

身も心も生真面目なその先輩がとてもお元気そうで嬉しかった。なんだか久しぶりにサニーデイ・サービスの「東京」を聞いてみようと思いついたのは、その先輩が東京下町生まれだからか。三社祭ってお祭りがあるのを教えてくれたし、住んでるマンションの屋上から、隅田川の花火も見れるって言ってたな。

会社には定年があり、同じ仕事をいつまでもしがみついてやり続けるのはカッコ悪いと思う時もあるけど、言い換えると、コツコツと同じことを同じペースで続けるということでもあり、それはそれで大変なことだと思う。引き際が肝心だなと思うこともあれば、まだやれるなら、他人が言うことなど気にせずにやり続ければ良いのではないかと思う。白髪は増えたけど、相変わらず身も心も生真面目な先輩と毎年何らかで連絡を取ったり、お会いしたりして、楽しい気持ちになるのは、素直にいいことだなと思う。次に会うときはもう少しゆっくり話したいな。

#東京下町 #サニーデイ・サービス #青春狂騒曲



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