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猫のいる生活

猫の朝は早い。
日の出頃から起こしにやってきて
こちらが諦めて起きるまで、起こす。
猫あるある。


数年前に保護猫施設から、
よく喋りよく走りよく遊ぶ""動"タイプと
無口でゆっくり行動たまに遊ぶ"静"タイプの
2ニャンが来た。
(以下 動ちゃん静ちゃんと呼ぶ)

2ニャンが、うちに来てしばらくすると、
朝の'起きなさいコール'が始まった。

ニャオニャオ
ニャーオニャーオ
トイレ砂をかいて かいてかいて、、、
ダッシュダッシュ ダダダダダ、、、
身体のすぐ横をダッシュしていく。
それでも起きなければ、身体を踏みつけて横切っていくか、ドンッと飛び乗りじっと見下ろす強硬手段でくる。
こうなると眠いけど仕方なく起きることになる。

いつも起こしに来るのは、動ちゃん。

と、思っていたのだが、
ある日、お腹の上で佇んでいるシルエットが
静ちゃんだと気付いた時は、
「ブルータス、お前もか・・」の心境だった。

よくよく思い出してみると、
動ちゃんは、真横を走り抜けて行く時も絶対に踏んで行かない、と気付いた。
いつも強硬手段は、まさかの静ちゃんの所業だったもよう。
動ちゃんごめんなさい。
のび太くんみたいにメガネどこ?どこ?と手探りで探すくらいの視力とはいえ、私の思い込みからの濡れ衣だったと反省、、、
おやつを少し多めにあげて、密かなる罪滅ぼし。


それから2年後のある日、
静ちゃんが、本当はめちゃくちゃ速く走れる事が判明した。
動ちゃんよりも速く、軽やかにタン、タン、タンッと椅子や机を踏み越え走っていく。
じゃらしで遊ばせるとワンテンポ遅く、運動神経悪いのかもしれないと思っていたし、2年一緒に居て、さすがにもう心開いてくれているものだとばかり思っていたので、この新たな姿にびっくりした。
「能ある鷹は爪隠す」?

たぶん、、猫かぶっていたんだね。
何のためにだかよくわからないけど。


現在、
うちには数年前に保護猫施設から来た、
よく喋りよく走りよく遊ぶ""動"タイプと
無口で時々俊敏たまに遊ぶ"静"風タイプの
2ニャンがいる。





















自分の子供時代、家に猫が多頭居た。
当時は、家猫でも自由に外へ出られる環境で、
半家半外みたいな感じで暮らしており、遊び相手は草木や鳥や昆虫たちで、わざわざおもちゃで遊んだりすることがなかったように記憶している。
猫たちは皆穏やかでまったりと一緒に過ごした記憶で、膝に乗るのが好きか嫌いか、程度の違いしか感じていなかった。
なので、こんなに性格が違うのかと驚いた。








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