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映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」 小川淳也議員の物語。

家族の大変さにも、涙が出ました。
選挙活動に関わった経験(候補者はもちろん、スタッフとかボランティアとか)がある人には、泣けてくる映画だと思います。
今日から名古屋の今池シネマテークで上映が始まり、40名定員の会場でしたが40人以上、来ていました。

初出馬の時、5歳と6歳の娘さんを選挙活動中におばあちゃんちに預けることになり、二人が寂しくて泣いてるシーンは私も泣けました。
選挙活動は、本人が大変なのはもちろん、家族も本当にしんどいです。
道行く人にひたすら頭を下げ、日々「自分の言動で票を減らしてはいけない」というプレッシャーは体験しないとわからないだろうなあ、と思います。

小川淳也議員の真面目さ真摯さは、画面からだけでなく接した人がみんな、感じることだと思います。
でも、映画の中でもたびたび表現されていましたが、永田町で生きていくためには、真面目さだけでは足りない。
悩むところだと思います。

ところで映画には出てきませんでしたが、実は民主党政権末期の代表選に、小川議員が立候補しようと考えた時がありました。
民主党の内部はゴタゴタ・ガタガタしていたし、若手の顔がみえない、という批判があって忸怩たる思いを抱えていた議員のひとりが、小川さん。

私は、小川さんが代表選に出るなら推薦人になる、と約束していました。
小川さんとの接点は、それまではあまりなかったのですが、何かのきっかけで話すようになって「推薦人になります!」と宣言していて。  
※推薦人は20人が必要です

私は党内グループのしがらみがなかったので自分で決めましたが、実は推薦人は、所属グループの縛りとか「推薦人にはならない、て決めてて」とか「誰を推薦するかは後援会と相談する。負け戦には乗れない」とかの、さまざまな理由、事情で、Yesと言ってもらえないことが多いのです。

そのうえ、今でこそ「統計王子」と言われ注目も集まりましたが、2012年時点では小川さんの全国的な知名度はありませんでした。
なので、私ごときがこんなことを言うのは本当に僭越なのですが、代表選に出たら「売名行為」と言われて”格”が下がるかもしれない、という懸念もありました。
それでも「このままでは終われない」、「座して死(民主党政権の沈没)を待つわけにはいかない!」と、気炎をあげました。
私が(^^;。

最終的には推薦人が集まらずに立候補できなかった(と思う)けど、今、統計王子と言われ、映画にもなったことを考えると、あの時に代表選に出なくてよかったのでは、と思います。
無理して出て負けてたら「負けた人」というイメージがついてしまうので、それは、あまりにもったいない。

本当に、がんばってほしいです。(明日に続く)

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