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アメリカのイリノイ州辺りで5月6月にセミの大群が発生する予想。221年ぶりの激しさだそうです。( ゚Д゚)

私のイメージは「セミは7年間、地中で育つ」ですが今回アメリカで予想されるセミは、13年組と17年組の同時大量発生。
すごそうですね~…。

セミの”一生”は、夏に木の幹や皮に産み付けられた卵が冬を越し、翌年6月頃に孵化して幼虫が地面に落ち、土の中に潜り込み、地中で木の根から栄養を吸って成長するのだとか。

あらまあ、栄養を吸われる木は、大丈夫なの?
それとも死んだセミが木の栄養になってるの?
循環してるんですかねえ。

きっとニュースや動画で見れるでしょうけど、次の発生が221年後と思うと現地に見学に行きたい気もします(^^)。

米イリノイ州の住人たちは覚悟しておくべきだろう。身近にある木の上ですさまじい数のセミがうごめき、愛を交わし、死んでいく光景を目撃することになるはずだ。2024年夏、イリノイ州中部では2世紀以上ぶりのセミの大量出現が予測されている。成虫になるまでの年数が13年の「ブルードXIX」と17年の「ブルードXIII」という2種類の周期ゼミが、同時に地面から這い出てくるというのだ。

人類の大半にとって、それはつかの間の光景だ。耳をつんざく騒音をまき散らした末に、セミたちは姿を消す。しかし、米中西部に生息するほかの多くの生き物や植物、微生物にとって、それはめったに味わえないごちそうであり、死してなお長きにわたり森林に新たな命をもたらしてくれる存在なのだ。

ネブラスカ州からニューヨーク州にかけての一帯では、生まれ年が同じ「ブルード(年級群)」と呼ばれる15個の周期ゼミの群れが、木々の根からみずみずしい樹液を音もたてずにすすりながら、地面の下で成長を続けている。ブルードごとに年数は異なるが、13年もしくは17年が経つと、体長2.5cmほどの成虫に育ったセミたちが同時に土を掘り始め、真夏の1カ月間の乱痴気騒ぎを楽しむために地面へと一斉に這い出してくる。交尾を済ませたセミたちは、森の木々に卵を産みつけたのちに死ぬ。樹上で孵化して地面に落ちた幼虫は土の中にもぐり、新たな成長の周期が始まる。

(略)

前回このふたつのブルードが同時に地上に飛び出したのは、トーマス・ジェファーソンが大統領を務めていたころ( 1801〜09年)、シカゴ市がまだ存在していなかったころのことだ。

世界中の昆虫学者たちが5月の米国行きフライトをすでに予約している。「われわれはセミの親衛隊のようなものですからね」とリルは言う。4月の皆既日食を超える一世一代の大スペクタクルになることは確実だと彼は断言する。04年に起きた「ブルードX」の大量発生中に真夜中の町を歩いたときのことをリルは覚えている。「初めは、『おや、知らないうちに雨が降ったんだな』と思いました。通りに大量の水が流れているように見えたからです。ところが目の焦点が合うと、大げさではなく何千何万ものセミがぞろぞろと道を渡る光景だと気づいたんです」

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