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Globalization /『ダーウィンの悪夢』

第13回(1月12日)異文化理解 課題と授業予定

Globalization /『ダーウィンの悪夢』

 課題

1.(1)globalization第1~7パラグラフを読み、DVD『ダーウィンの悪夢』考察の予備知識を得る。

目的:Globalizationとは何か、考える。

⇔こちらで確認したところ、全部で第12パラグラフあるとおもわれるが、ご指定の第1~7パラグラフかどうか一致しない場合はご了承ください。また、この文献の情報が無く、特にいつの文献なのかを情報提供いただければ幸いです。

  <第1>

  グローバル化の定義。世界が単一の場所と化していくことを指す。

※グローバリズム[1]の定義が曖昧。

グローバリズムとは、地球を一つの共同体と捉え、世界の一体化を図ろうという思想のこと。一般的に、国境という物理的な垣根を越えて、経済、政治、文化などを地球規模で拡大させる考え方や姿勢のことを指す。

  <第2>

  グローバル化という観念の誕生経緯について述べられており、国境を越えた経済的発展により影響を受けたことで、社会的にグローバル化について関心が高まった。

 <第3>

グローバリズムの肯定的にとらえる定義の一つについて

グローバルの諸問題を個人的、集団的な責任問題として取り扱う価値基準

  <第4>

  グローバル化を支配の一形式ととらえる概念について

  文化や個人的特性は同質化する世界文化により消え去っていく

  資本家の権力の意思が働くものとなっている

  <第5>

批判的グローバリズムの提案者について

 ただ単に、グローバリズムのネガティブな側面について表現するのみの集団という位置づけであり、グローバリズムの陰陽について明るみにした。

 陰:貧困の永続化等

 陽:貧困状態の人々の半減

 

 <第6>

グローバル化の問題点。

  <第7>

グローバル化と西洋の帝国主義の類似点。

 通文化的な側面について

  <第8>

アメリカ批判(帝国主義的ではないとする意思表示)

  <第9>

帝国主義の延長としてのグローバル化について

  <第10>

新しい文化的価値観とグローバル化について

  <第11>

新たなグローバル化について(アメリカ主導)

 <第12>

グローバル化が地元社会への浸透度・影響度についての残る課題

  

 2.『ダーウィンの悪夢』を観て、800字程度で感想を書く。

視聴方法は以下の通りです。

  ※映画時間2時間も時間取れなく、2倍速で視聴。


 2004年に公開されたドキュメンタリー映画である。個人的には、タンザニア人とカタールのドーハで砂漠のキャンプに行ったことがある。2012年の夏ごろであった。夜に韓国人の知り合いの友人がそのタンザニアン人のカタール航空のCAであった。陽気で明るい若い女性であって、カタール人ジャーナリストが運転する車で4人でのドライブであった。宴会場となったホテルで我々は食事をしていたが、そのタンザニアCAとカタール人ジャーナリストは海辺でデートし、その後、泣きながらタンザニア人は帰ってきた。なぜかは想像にお任せする。私のタンザニアへの印象は、陽気で明るいイメージであった。例えば、路上生活の子供は虐待され、目を潰された踊り子とされた描写や、日当1ドル警備員が自分の仕事を得るために、そこで働いていた元警備員を殺したかのような描写には、貧困のリアルや生々しさが伝わってきた。このフィルムで描写されているのは、タンザニアやその周辺アフリカ諸国の貧困にまつわる陰の部分とそれを管理する中途半端なロシア系組織である。アフリカの内戦の火種となる武器がロシア等から輸送され、ビクトリア湖で外来種として養殖された魚がロシアや日本へ輸送されていく。よくできた構図である。タンザニア政府は、ビクトリア湖の環境破壊には目をつぶって、自国民の貧困の解決よりも武器の売買に加担している。これらは、誰が作り出したのだろうか。日本は武器の販売を可能にするように最近法律を変更し、世界平和とはかけ離れた行動をとり始めているところである。世の中は「武器」を中心に動いている残念な実態である。

 この映画の考察にグローバリズムの論評からの視点を引用するとすれば、欧州・アメリカは、白人同士の戦争はもはや困難なご時世であることから、アフリカを戦場として、武器取引で儲けようとする仕組みを大義名分(世界銀行・開発支援)などとのバーターで行っているということである。この場合のグローバリズムは帝国主義の延長と言い換えることが出来、日本もまたこれに加担している側面を有している。2013年にエチオピアのアジスアベバに旅行に行ったが、首都でありこの映画のような極端な貧困さは感じなかったが、タンザニア人の笑顔は、アジスアベバの10円で一生懸命する靴磨きの少年の笑顔と同じくらい輝いていた。エチオピアのモカコーヒーはおいしかったが、その裏では、このような西洋側の搾取構造があるのだろう。

以上(約1,000文字)

 

 

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1. 以下のリンクにアクセスします。


※「異文化理解」の受講者のみアクセス可能

 

2. サインインが求められますので、琉球大学のメールアドレスを

@cs.u-ryukyu.ac.jp に変更してご入力ください。

パスワードは変更せずそのままで結構です。

(例:e209999@eve.u-ryukyu.ac.jp → e209999@cs.u-ryukyu.ac.jp)

 

3. ビデオ「Darwin's Nightmare」を選び再生します。

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*公開授業受講者の皆さんには別途お知らせします。


授業予定

1.Globalization 概説

2.課題シェア、グループ討議

3.まとめ

 

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第14~16週(テスト期間)予告

 

第14回(1月19日)

*シラバスでは第14回はプレゼンテーションになっているが、この週はプレゼンテーションの準備期間とする。

・プレゼンテーションのテーマを決め、プロポーザルを書いてウェブクラスに提出する。

・テーマは授業で扱った内容(階級・人種・民族・ジェンダー・セクシュアリティ・コロニアリズム・ポストコロニアリズム・グローバリズム)に関連するものに限る。

・プロポーザルはサンプルを提示するので、参考にすること。

・プロポーザルは修正・変更を求められる場合もあるので、早めに提出すること。

・Zoomによるライブ授業はありません。

・プレゼンテーショングループ分け及び所用時間(ウェブクラスにアップします)

 

第15回(1月26日)

第1グループプレゼンテーション

 

第16回(2月2日)*16回目は試験日ですが、プレゼンテーションで代替します。

第2グループプレゼンテーション

 

 

 

 

 



[1] https://eleminist.com/article/1470

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