見出し画像

ヨーロッパ地域研究 問題

12月21日 第10回授業

・今年最後の授業となります。皆さん、良い年をお迎えください。次回は2023年1月4日です。

・今回は、ヨーロッパのど真ん中に位置しながら、EUに加盟せず、唯我独尊を貫くスイスです。ヨーロッパの中では最も不思議に満ちた人びとと言ってよいでしょう。
 次の2点について考えていきます。

【1】
スイスは民族、宗教、言語、地域の点からバラバラの国の典型です。ですが、そんな人びとがなぜ、まとまって1つの国を営めるのでしょうか。そこにある知恵とか工夫はどういうものでしょうか。それは、想像を絶するものです。
【2】
スイスはEUにもNATOにも加盟していないどころか、同盟国さえもたない「永世中立国」です。つまり、有事で困ったときには誰も助けてくれません。しかし、スイス人はあえて、茨の道を歩んでいます。スイス人にとって、「平和」とはいったい何でしょうか。

・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。
・教科書は第5章(スイス)です。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
12/21
12月14日 第9回授業

・ドイツはEUの盟主と言われています。しかし、「女帝」とも称されたメルケル首相の退場により、変化が訪れているのかもしれません。
・さて今回の授業では、ドイツの政治生活を決定づけている選挙制度について、まずお話します。
・次に、初代首相のアデナウアーをはじめ、重要な政治家を取り上げていきます。
・そこで主に、次の2つの問いについてじっくり考えてみてください。

【問1】
日本の衆議院選挙とドイツの連邦議会選挙は、ともに多数代表制と比例代表制を組み合わせたものになっています。一見、似ていますが、実際には「似て非なる」ものです。決定的な違いはどこにあるのか。
【問2】
日本とドイツは同じ敗戦国でありながら、安全保障政策ではまったく異なる道を選びました。決定的な違いはどこにあるのか。どうしてそうなったのか。

・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。
・教科書は引き続き第3章(ドイツ)です。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
12/13
(重要)本日12月7日は、学校推薦型選抜等のため休講となります。
12/06
11月30日 第8回授業

・本日はドイツの2回目です。ナチズム以降の戦後ドイツの国の制度のあり方についてお話します。今回、留意すべきテーマはおおよそ次の2つです。今回も、じっくり考えてみる必要があります。

【1】
いったいドイツ人は、ナチズムのどういう点を反省して、戦後の新しい国の制度に反映させていったのか。
【2】
その点で、日本のケースと比べ、どのような違いがあるのか。

・(注意)来週12月7日は学校推薦型選抜等で休講となります。

・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。生協売り切れの場合は、個人で注文お願いします。
・教科書中の該当する章は、今回ありません。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
11/30
11月16日 第7回授業

・今回から3回にわけて、ドイツのお話をしていきます。なぜドイツだけ3回も?というお尋ねですが、檜山先生の専門だからです。
・今日は、ヒトラーとナチズムの話をします。ここが、現代ドイツの原点です。
・ヒトラーは「極悪政治家」の代名詞です。それでは、なぜドイツ国民はそんな人を選挙で選び、その後も熱狂的に支持したのでしょうか。
・日本は現在、アメリカと同盟を組んでいますが、じつはその前はヒトラーと同盟していたのです(びっくりです)。日本外交の最大の大失態でした。この誤った判断が、沖縄戦につながる悲惨な結果を招いたのです。
・それでは当時の日本政府や議会の首脳は、「ぼんくら」だったのでしょうか。そんなこともないようです。当時は今と違ってむしろ、世界中にインテリジェンス(諜報:「スパイ」)の網を張っていて、ドイツの事情も詳しく観察していたのです。
・しかもまた日本は、1919年のパリ講和会議で、国際連盟規約に人種差別撤廃を盛り込むべく提案した国です(アメリカ等の反対で却下されてしまいましたが・・・)。
・「人種差別反対」は当時の日本の、いわば国是でした。それなのに、ユダヤ人を迫害する国と同盟を結ぶなんて、わけがわかりません。
・ヒトラーを支持したくなるような秘密でもあったのでしょうか。「はい、ありました。」今回の授業は、その秘密を解き明かします。
・二度と同じ過ちを繰り返してはなりません。

・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。生協売り切れの場合は、個人で注文お願いします。
・教科書中の該当する章は、今回ありません。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
11/15
11月9日 第6回授業

・今日はフランスの2回目です。フランスという国はとても面白い国です。
・冷戦時代、アメリカ側につくか、ソ連側につくか、それが世界の国々の大問題でした。当然、フランスはアメリカ側です(アメリカに、ナチス支配から解放してもらったわけですし)。
・しかし、アメリカべったりかといえば、まったくそうではありません。むしろ、時として反米的な態度に出ます。なぜでしょうか。
・それを象徴するのが「ゴーリズム」という、戦後一貫して流れる保守(右翼)思想です。そのトレンドは最近、さすがに薄まった観がありますが、それはゴーリズムがフランスの政治社会に幅広く根付いたことの裏返しでもあるのです。
・今回はこの点を中心に選挙制度の話を加えつつ、戦後フランスの流れを整理・解説したいと思います。ポイントは次の2つです。

【問1】フランスの選挙制度の特徴はなにか。
【問2】ゴーリスムとはいったい何か。

・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。生協売り切れの場合は、個人で注文お願いします。
・教科書は、先週に引き続き第2章(02)です。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
11/08
11月2日 第5回授業

・本日の授業はフランスの1回目となります。
・フランスといえば、1789年のフランス革命が念頭に浮かびます。自由、平等、友愛、人権、民主主義など、まさに近代国家の理念を社会実験したわけです。その行き着いた先が、現在のフランス独特の大統領制です。今日はそのダイナミックな取り組みについて学びます。

・今日の視点は次のとおりです。
【問1】「自由、平等、友愛」というが、現在のフランスの価値観ではどれが優先されているのでしょうか。その理由はなんでしょう。この点について、フランス憲法を題材にして読み解いていきます(翻って、日本国憲法の場合はどうでしょうか)。
【問2】フランスの大統領制は、世にも稀な強力な大統領制です。具体的に、どういう点にその特徴があるのでしょうか。それを浮かび上がらせるため、アメリカの大統領制と比較してみます。同じ大統領制でも、かなり異なることがわかってきます。

・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。生協売り切れの場合は、個人で注文お願いします。
・教科書は第2章(02)です。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
11/01
10月26日 第4回授業

・本日の授業はイギリスの2回目となります。
・イギリスの民主政治は多数代表制という選挙制度の上に成り立っています。この際、世界の二大選挙制度について説明したいと思います。高校までは、それぞれの制度の長所短所という観点から教わったと思います。実はそんなことより、民主政治のあり方に対する考え方が違う、という点に着目してほしいと思います。

・それでは問題です。ここいらへんは期末テストに出やすいところです。
【問1】多数代表制とは、民主政治のあり方について、どういう考え方の選挙制度でしょうか。
【問2】比例代表制とは、民主政治のあり方について、どういう考え方の選挙制度でしょうか。
【問3】なぜ、日本の衆議院議員選挙では、この2つの制度を併用しているのでしょうか。

・今日の講義の一部は、イギリスの選挙制度のお話ですが、上記の問に答えるためのヒントを提供するものです。ぜひ、この機会に考えてみてください。

・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。生協売り切れの場合は、個人で注文お願いします。
・教科書は引き続き第1章(01)です。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
10/25
10月19日 第3回授業

・皆さん、こんにちは!檜山です。

・今日からイギリスのお話を2回にわけて講義します。
・ところで、ちょうど1年前の10月14日に(日本の)衆議院が解散されました。ちょっと思い出してみてください。そこで、次の問題を出します。考えてみてください。
・・・・・・・・・・・・・
【問1】
いったい「誰が」衆院を解散したのでしょうか。
 ①大島(当時)衆議院議長
 ②岸田内閣総理大臣
 ③主権者たる国民
 ④天 皇
【問2】
問1の解答について、なぜ、そういう仕組みになっているのでしょうか。
・・・・・・・・・・・・・
・今回の授業は、日本の政治の根本に関わる、そのような問いに答えるためのヒントを提供するものです。
・本日はイギリスの話ですが、「日本とはどういう国か」を理解するうえで欠かせない内容になっています。

・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。生協売り切れの場合は、個人で注文お願いします。
・教科書は第1章(01)です。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
10/18
10月12日 第2回授業

・皆さん、こんにちは!檜山です。

・直近に登録した場合、WebClassの出席名簿に反映されるまで時間がかかるようです。こちらで出席処理しますから、WebClassのメールで連絡してきてください。心配しないでください。

・今日は、なぜ欧州諸国が欧州連合(EU)へとまとまろうと考えたのか、その理由と、できあがったEUの仕組みについて学びます。
・以下の問い、今回じっくり考えてみてください。
【問1】戦乱の歴史を辿ったヨーロッパは、なぜ1つに団結しようとしたのか。
【問2】27カ国の主権国家の意思を束ねるのは容易でない。EUは民主制を確保しつつ、自らの意思決定を下すため、どのような仕組みを考え出したのか。

・教科書は16章です。授業は今後、教科書の章の順番で進めていきますが、今回は例外です。
・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
10/11
注 意:
直近に登録した場合、WebClassの出席名簿に反映されるまで時間がかかるようです。こちらで出席処理しますから、WebClassのメールで連絡してきてください。
10/05
10月5日 第1回授業

・皆さん、こんにちは!檜山です。今期の講義は、You Tubeを使ったオンデマンド配信方式で実施します。
・授業の詳細はシラバスのほうで説明しています。
・今回はイントロダクションです。①かんたんな自己紹介、②ヨーロッパって何ですか、③全体の流れと成績評価の方法について、3つの動画を配信しています。
・教材のほうにURLを貼っておきましたので、順次視聴してください。
・原則、水曜3校時の所定の時間に視聴お願いします。とはいえ、「いつでも、どこでも、何度でも」視聴できます。
・動画を視聴する前に、出席のエントリーをしてください。可能な時間帯は午後12時50分から14時20分までとします。
・教科書も指定していますから購入し、常備してください。
・いろいろ質問があれば、遠慮なく、このWebClassのメールを使ってしてきてください。緊急の場合は、シラバスに記載したアドレスからでもかまいません。
・それでは半年間よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?