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異文化接触の生態学、「米留組」と沖縄 米軍統治下のアメリカ留学など・・・

リスポンス・ジャーナル(日本語・英語どちらでもOK)を作成してください。
WebClassの「提出箱」にてリスポンス・ジャーナルを添付して提出してください。
【ジャーナルの作成方法】
※ジャーナルはWordで作成し、A4の1枚以内にまとめてください。フォーマットは自由です。
※ジャーナルには以下の(1)~(3)について記述してください。
(1)言葉の定義と説明
重要だと思う言葉(少なくとも3つ)の意味を調べ、自分の言葉で定義する。
(2)筆者の全体的な主張とその根拠
筆者の主張、そしてその主張を根拠づけている具体例や詳細を選び、自分の言葉でまとめる。
(3)感想と他の知識との関連付け
課題のリーディングに対する自分の感想をまとめる。さらに、他の授業で学んだこと、また日常生活で見聞きしたことなど、他の知識と関連づけてみる。


淵源・パストラル・プロビジョン(provision)

(1)   言葉の定義と説明

A:淵源えんげん P6 7行目:物事が成り立っているそのもと

① 物事の起こり基づくところ。物事が成り立っているそのもと。根本。根

※玉葉‐文治元年(1185)一二月二七日「今度天下之草創也。尤可レ被レ究二行源一候」 〔班固‐典引〕

② (━する) 物事がそれに基づいて成り立つこと。

※淡窓詩話(19C中)下「古人の詩の淵源する処」

 

B:パストラル季節や水・食糧の入手可能性のために広大な陸地を家畜を移動すること

【P13-13行】

パストラル英語pastoralフランス語pastoraleイタリア語pastoraleパストラーレ)は、形容詞としては羊飼いのライフスタイルや牧畜、つまり季節や水・食糧の入手可能性のために広大な陸地を家畜を移動することを表す言葉である。さらに羊飼いの生活を描いた文学音楽をも指し、それは非常に理想化されていることが多い。また名詞の「パストラル」は田園詩牧歌)・美術田園画)・音楽(田園曲)・ドラマ牧歌劇)のことを指す。文学の「パストラル」(名詞・形容詞両方)はブコリックbucolic)とも言う。ギリシャ語の「牛飼い」を意味するブーコロスβουκóλος)に由来する言葉で、東地中海からメソポタミアにかけての地域で生まれた牧畜の伝統がギリシャを通じてヨーロッパに移入されたことを反映している。

 

C:プロビジョン provision 食料

16P-16行

意味・対訳供給、支給、提供、用意、準備、支給量、食料、糧食、規定、条項

主な例文

【不可算名詞】 供給,支給,提供 〔of〕.

(the) provision of food

 

食料の供給.

provision

提供

準備、設備、対策、用意
・We made a provision of food in case an earthquake occurred. : 私たちは地震に備えて食料を蓄えました。

〔資金などの〕引き当て

《provisions》蓄え、食糧、食料
・I didn't know there was such a big difference among local governments in the amount of emergency provisions and the number of temporary bathrooms. I wonder how well-prepared my city is. : 自治体によって常備してる非常食の量や仮設トイレの数って、結構ちがうんだぁ。私の住んでる市はどのくらいあるのかしら?

条件、規定、定め、条款、ただし書き、条項◆【同】article ; clause
・Universities and graduate schools should make special provisions for exceptional students. : 大学および大学院は特別な[優秀な]生徒に対して特別な規定を設けるべきです。
・The provisions apply to law enforcement in general. : その条項は法の執行全般に当てはまる。

繰入額

他動

〔~に〕食料を供給する

〔サーバーなどを〕セットアップする、使えるように設定する

 

 

(2)    筆者の全体的な主張とその根拠

琉球に薩摩・アメリカ・中国等から文化・経済・政治などが入ってきて、その後、ペリー来航により、琉球内で異文化接触が加速され、戦後、アメリカの支援で琉球大学(研究の拠点)が生まれ、さらに、琉球大学から沖国や名桜大学の創設に発展していった。筆者は、今後も沖縄から、社会や人類に貢献する研究が広がっていくことを願っている。

 

(3)    感想と他の知識との関連付け

毎月30ドルの価値が、大学の半期(1学期)の授業料15ドルとすると、2学期分であり、今の国立大学の年間(2期)の授業料が50万円とすれば、毎月50万円分の価値を新聞配達で稼いでいたのだろうか。関連資料として、執筆された米留組を講読したところ、本資料での1949年生まれの筆者が、1960年代前半での月収例の出来事であったが、米留組[1]の書籍23頁の第一期生の伊江氏が毎月55ドルの生活費(1949年)を得られたことからも、米留組の待遇は、相当な待遇であったと思慮される。

米留組の存在意義は、自由・平等の国という先入観のあるアメリカであるが、ある種、民主主義の仮面をかぶった共産主義的な活動を水面下で行う(民主主義的工作活動)面もうかがい知ることが出来、沖縄を通じて、アメリカ文化を日本に浸透させるアメリカの工作的員な実践例であったような印象を受ける。太田元知事が米留組であったことや、多くの著名人が米留組経験者であったことを知り、沖縄に対する見方の軸が増えたことに感謝いたします。

 

先週の授業で、著作の執筆動機を興味本位で伺わせていただいたが、本書の「おわりに」に記載されており、心を打たれるものがあった。アメリカ留学もOkinawaを理解するには必要な要素であり、時間の許す限り、留学先にアメリカへの選択肢も視野に、今後も、留学や文化体験の経験を増やしていきたい想いを再燃させていただいた、素敵な書籍をありがとうございます。

以上



[1] 「米留組」と沖縄 米軍統治下のアメリカ留学 (集英社新書)


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