2021/10/26 言葉の生態メモ

2021/10/26 言葉の生態メモ 
参考文献:日本語のレトリック 文章表現の技法 瀬戸賢一

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 レトリックとは説得術である。言葉で、ヒトを説き伏せる術。

【擬人法】⇔擬物化
 動物に名前を付ける理由は?
 ヤギの赤ちゃんを名前で呼ぶなよ・・・
 
 Petは、英語で、優しくなでるという意味を持っている。
 【共感覚法】
 ラウドカラー 音の大きさ
 のどごしすっきり
 【くびき法】yoke くびき
  Broad minded / open minded

 くびき(軛、衡、頸木)とは、牛、馬などの大型家畜(輓獣)を犂や馬車、牛車、かじ棒に繋ぐ際に用いる木製の棒状器具である
概要
家畜を使って耕運作業、車輌の牽引などをする場合は、それぞれの個体の頸部にくびきを挟み、そこに轅(ながえ)を取り付けて犂や車につないで用いる。牛車などに一頭のみで用いるものもある。世界各地で用いられるが、くびきを表す言葉は後述のように数千年前に遡る印欧祖語にもあり、非常に古くから用いられたと考えられる。日本語では意味が広がり、荷車や人力車で人が輓くため握る棒(二本の轅[ながえ]で車体につながる)もくびきという。

【換喩】かんゆ
 やかんは沸騰しない。やかんが沸騰するという。

 (猫に小判は隠喩である。)
 Penny for your thought
It takes to two tango


<2021/10/26:感想>ことばの生態
 本日は4技法について、お話しされた。擬人法・共感技法・くびき法・換喩である。
 レトリックの技法を意識して、発話しているわけではなく、擬人法はよく使うことがあるが、換喩は特に意識したことが無く、参考図書を読み返しているところである。猫に小判を換喩だと思ったのは、猫のそばに小判があった場合、その接近具合だけをイメージして、換喩なのではという短絡的な発想からであり、本来の意味からすれば、隠喩なのだということをご教示いただいた。小判という価値のあるものを猫に与えても価値が無いということを例えたのだということである。ことわざは、ほぼすべてが何らかのレトリックであり、好きなことわざを例えば、授業中に、受講生にメッセージをさせれば、おそらく、授業に参加しやすくなるのではないかと一案です。おそらく、兼本さんのコミュニケーションスタイルに学生が戸惑っているようであり、もちろん受講側も授業側の授業を聞く「聞いてますかー」と確認されたくなる気持ちもわかりますが、個人的には、人間味あふれる点や、智岸豊富な点を尊敬していますので、受講生の身分で僭越ながらですが、引き続き、受講生の引き出し広げる工夫を試行錯誤されていけばよいのではないでしょうか。

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