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TRAVEL THE WORLD

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主に海外を旅したときのことを書き記すとおもいます
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サマルカンドにて

「最後かもしれないだろ。だから全部話しておきたいんだ」 この言葉が印象的なファイナルファンタジー10(以下、FF10)。東洋的で美しい世界観に魅了されたのは中学生の頃だった。FF10は音楽が良くて、有名な『ザナルカンドにて』は何度も何度も聴いた。ゲームを起動してもストーリーは始めずにひたすらオープニングの音楽だけを聴いて1時間くらい過ごすこともざらにあった。 何かのきっかけで、ザナルカンドに似た街が世界のどこかにあることを知った。それが、今回訪れたサマルカンド。大きな広場

彩鮮やかなアルマトイの小旅行

空港で乗り込んだタクシーが走り出してすぐ、窓を開けた。手でハンドルを回す古いタイプの車だ。こんな車久しく見ていないなと、旧ソ連の国であった場所に来たという実感を早くも持ちながら街を眺める。顔をさらっていく風が気持ち良い。強い日差しに照らされる木々がきらきらと光っている。 「街中でも緑が多いな」 これが、今回訪れているアルマトイに着いてすぐの初めての感想だった。 アルマトイはカザフスタンの昔の首都だ。カザフスタン国内では南部に位置し、近くにキルギスや中国の新疆ウイグル自治

10日間のスペイン旅を終えて思っていること

11連休をフルに活用した旅がもうすぐ終わろうとしている。出来上がるまで25分かかるパエリアを待ちながら、バルセロナの夜にこの文章を書いている。 今回はスペインを選んだ。とくにスペインに対して特別な思い入れがあったわけじゃなかったが、漠然と「ジブラルタル海峡渡りたいな」「ユーラシア大陸最先端の地に立ちたいな」といった思いつきからイベリア半島を旅先として選んだ。 結果として、どちらにも行かずにスペインのみだったけれど、大満足。後悔のない素晴らしい旅だった。 今回の旅では、い

そういえば、パリどうだったの?

パリ旅行から1ヶ月、たぶんこの1ヶ月で会ったほとんどの人にパリの話をしているし、インスタもツイートもパリ好きであふれるようになっている。 最高すぎた。なにもかもが。街の喧騒や行き交うパリジャン・パリジェンヌ、歴史を感じる建造物から、汚い地下鉄や観光客に優しくしない駅のスタッフまで、全部ひっくるめて大好きだった。 前も書いたように、パリは10歳の頃からの夢だった。パリに行くことを決めてからの2,3ヶ月はパリへの期待値がどんどん上がっていき、本当に好きなんだなと感じていた。

What does "Paris" mean to me.

憧れのフランス、パリに来ています。 前もFacebookで投稿しましたが、フランスに来ることが人生の夢でした。100回以上はパリにいる夢を見ているし、自分が生きるモチベーションがフランスにあったといっても過言じゃありません。 夢だからこそ簡単には叶えないほうがいいと思って、学生時代はあえて行っていませんでしたが、最後の最後に思い切って行っちゃうことを決めてから、もうわくわくが止まらなくて。自分がいまパリにいることがマジで信じられません。 パリへ向かう飛行機の中で、な

まだアジアに行っていないあなたへ

日本人みんな、少なくともぼくの周りにいるみなさんにはアジアに行ってもらいたいと心から思っています。 前も同じようなブログをMediumで書きましたが、最近流行りのnoteでも言っておきたかったので、違うアプローチで攻めたいと思います。 なぜアジアに行くべきなのか色々理由はありますが、一番大きいのは許容範囲が広がるからです。 ご存知の通り、暮らす場所としての日本はとても整備されていて成熟した国だと思います。たとえ歩きスマホをしていても問題なく目的地までたどり着ける(も