にとり映画賞2019~今年のベスト映画を選ぼう~ 後編

新年あけましておめでとうございます。
皆さん5日までのんびり過ごせましたか?私は1日から仕事DEATH

全然年内には間に合いませんでした。
さて気を取り直して後編は

・作品賞(ベスト部門・ワースト部門)
・にとり賞
・特別賞

の3つです。
後半は全て作品単位で選んでます。

作品賞(ベスト映画部門)

さて一番のメイン、ベスト映画の発表です。
今回も例年通りベスト20からのカウントダウン方式で発表します。
今年も良作が多くて悩んだ。本当に悩んだ。でもベスト3は即答レベル。

20位 よこがお
19位 HELLO WORLD
18位 殺さない彼と死なない彼女
17位 アラジン
16位 空の青さを知る人よ
15位 蜂蜜と遠雷
14位 カツベン!
13位 アクアマン
12位 グリーンブック
11位 劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん

ベスト20はこんな感じ。
光のお父さん、めちゃくちゃいい映画なのにベスト10に入れれなかったのを早くも後悔しています。
でもこれより上は本当にすごいです。※個人の感想
他の年に公開されてたらベスト3は確実だったのではないかというレベル。

ではそんなベスト10です。

10位 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
9位 ジョーカー
8位 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
7位 ハンターキラー 潜航せよ
6位 映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて
5位 ONE PIECE STAMPEDE
4位 劇場版 響け!ユーフォニアム 〜誓いのフィナーレ〜

どの映画も最高だった。
今まで10年映画ファンやってて一番特濃のベスト10なのではないか、それぐらい感じてます。

元々アニメ映画沢山観てるからアニメ映画が多い傾向だったけど、ここまでアニメ映画が露骨に多い年は初めてなのでは。

「ONE PIECE STAMPEDE」は初のオールスター映画でしたけど、キャラの役割がしっかりできてたし、とにかく面白いの一言。
特に後半のドリームチームがハンコックやクロコダイルといった特に好きなキャラしかいなかったのであのシーンだけで死ぬ。

すみっコぐらしの登場キャラの黒い設定もすごいけど、その設定がありつつのみんなの居場所はあるんだよという肯定感が凄まじくて語彙力が吹き飛びました。

ベスト10の中では青ブタだけは初見ではなかなか難しくテレビ版前提の作品かもしれません。
なので毎年そういう映画は極力入れないか、最終作だけご祝儀的(順位も低め)に入れる程度です。実際Fateもベスト映画に入ってないですし。
でもこの映画はそれでも入れる価値は入れると思いました。
あの選択に迫られた時本当に正しい道を選べるのかって考えるとゾッとしました。リアルトロッコ案件。

いよいよベスト3の発表です!

3位
バジュランギおじさんと、小さな迷子

バジュランギおじさんがバカ正直で、でも自分の信念を曲げないとてもいいキャラ。
パキスタンの少女の為に奮闘する姿はどんどん周りを巻き込んでいって…
とにかくラストのシーン最高すぎる。
心温まる人間ドラマです。ちゃんとインド映画らしく音楽シーンもあるよ!

2位
小さな恋のうた

青春映画は大好きで今年も面白いのが他にもあったけど、一番はこれ。
友との別れ、隔たれた壁…それでも前を向いて突き進むあの勢いは若いからこその、ですよね。

曲もよくて、劇中でモンパチの曲をカバーしてるんだけど小さな恋のうたバンドとして音源化もされてます。

そういえば他にも同じく名曲を映画にしてしかも本作の監督が監督していた作品があったはずなんですけど、どうなったんでしょうね…知りませんね…

1位
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-

あぁ、もう圧勝。
冒頭から成長したヴァイオレットの姿見て泣くし、ボクっ娘お嬢様尊いし、さらに後半感動が次々連鎖していってボロ泣きですよ。

で、エンドロール観てまた泣くんですよ。
こんな素敵な作品を作った人達が何人も亡くなってるというのがいまだに信じられない。

主題歌もタイトルの「エイミー」って文字列だけで泣ける。
泣ける要素しか詰まってない。限界。

現在ヴァイオレット・エヴァーガーデンの新作映画が4月に公開(当初は2020年1月公開予定)ですが、観る前からハンカチ必須案件ですよ。

--------------

ベスト3は自分の中ではすぐ決まったけど、それ以外の特に3〜10位は同率3位ぐらいの勢いあります。
てか今年アラサー~アラフォーあたりを殺しにかかったような映画多くなかったですか?

ノミネート(次点)
翔んで埼玉、THE GILTY/ギルティ、名探偵コナン 紺青の拳、海獣の子供、アルキメデスの大戦、屍人荘の殺人、ぼくらの7日間戦争

ランキングには惜しくも入らなかったけど、今年の悩ましかった映画が「屍人荘の殺人」。

普通ミステリーものでネタバレ厳禁って書くと犯人や途中のどんでん返しが来ると身構えるじゃないですか、ぜんぜん違うんですよ。

なぜかって序盤から「騙された!」ってなるとんでも展開だからです。完全に予告詐欺。
その予告編がめっちゃ秀逸。ついでにPerfumeの主題歌もめっちゃよく出来てる。曲の存在自体がネタバレそのものだったけど。

なお犯人は普段鈍い私でも割と早くわかりました。
でもそうなると明智君の行動がわからないんだよね。ただの愉快犯か…

あと「海獣の子供」。
あの壮大過ぎる宗教映画はなんだったんだ…好きぃ。

にとり賞

ベスト映画も世間の評判も度外視で好きな映画を選びます。

町田くんの世界

バジュランギおじさんといい、超個性的な主人公が活躍する映画いいですね。
この「町田くんの世界」もそんな映画。
この映画を観るととても優しい気持ちになります。

特別賞

この部門は旧作も含めて2019年に観た映画で、ベスト映画と全く関係なく主に特別な感謝の気持ちを伝えたい映画を選びます。

アベンジャーズ/エンドゲーム

いやはや、遂に終わりましたね。
まだマーベルユニバースとしては続くといえば続くんですけど、ひとまずアイアンマンやキャプテン・アメリカにとっての物語は終わりってことでいいいのかな?

この後はブラック・ウィドウやキャプテン・マーベルの単体映画やりつつ新しいアベンジャーズが誕生するようで一体どういうメンバーになるのかも楽しみです。

総括

アニメ映画強い。ここ10年で一番強い。
ベスト映画に入ってないけどドラえもんやコナンも今年は出来が良くて定番アニメの映画版が本当に良く出来ていた年だと思います。

次に邦画も勢いがありました。
ベスト映画で挙げた以外にも「愛がなんだ」とか「さよならくちびる」もなかなかエモくて好きです。成田凌ばっかやん。

2020年も楽しい映画が出てきそうですので楽しみながら映画ライフを送りたいと思います。
新年の映画初めは「ロング・ショット」、「フォードvsフェラーリ」、「パラサイト」あたりになりそうかな。
てか既にパラサイトはかなり話題になってますね。

----------

これでにとり映画賞全ての賞が揃いましたね。
あれ、何か忘れてる?と思った方は少々お待ち下さい。(長いので分割しました)

まさかここまでたどり着く者が現れるとは…油断して何も考えてなかった。 最後までお付き合いいただきありがとうございました!