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ウイポ10 2024 系統確立プレイ #1
事前準備
ゲームを開始する前に、まずは下準備から。
今回は幼駒選別の時間短縮と牝系確立を兼ねてチートツールを使います。ツール自体はULVという割と知名度の高いものを使用します。おそらく規約違反の改造ツールであるため、導入方法の詳細はここには書きません。
幼駒選別自体はツールで各幼駒のステータスを読むだけなので、ULVの本体さえインストールしてしまえば作業終了。ただし牝系確立の方は割と手間がかかります。
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まず、牝系確立の機能はULV本体にはなく、Extensionと呼ばれる拡張機能を追加で導入する必要があります。今回使用するのは「種繁血追加Extension」と呼ばれ、事前に所定の様式で設定したデータシートを読み込ませることで、種牡馬や繁殖牝馬を史実馬扱いでゲームに追加登場させられるExtensionです。牝系確立はこのExtensionのおまけ機能のような扱い。
また、ウイポではゲーム内に登場する馬とその血統表に記載されている先祖までしかデータが収録されていないことが多く、さらに血統表上のデータしかない馬は本来あるべき血縁の紐づけがされていなかったり、勝ち鞍のデータがないことがあります。そのため、収録済みのデータのみで古い馬から始まる大牝系をツールで再現しようとすると、未収録の馬や収録されているがデータ上は子孫とみなされない馬、史実で重賞勝ちがあるのに勝ち鞍データがないので牝系図に表示されない馬が出てきて、牝系図が歯抜けになってしまいます。
こういった事態を避けるため、種繁血追加Extensionを使って未収録馬の血統データを補完、また血縁がデータ上で反映されていない馬や史実勝ち鞍が未設定の馬のデータを修正し、史実の(そして私が好きな)名牝系を再現するのが目標です。
追加牝系の確認
今回追加する予定の牝系は以下の通り(括弧内はファミリーナンバー)。
ミラ系 ※サラ系。血統不詳
バウアーストック系 [8-e] ※サラ系。厳密には血統不詳だが8-eでほぼ確定
マイリー系 [7-e]
シュリリー系 [7-d]
ポーティジ系 [4-m]
ユヴィラ系 [3-l]
シルバークイーン系 [14-f]
コンサティーナ系 [16-a]
セントマルゲリート系 [4-n]
レディジョセフィン系 [9-c]
各牝系の解説は気が向いたらやります。特に説明もいらない有名どころばかりのような気もしますが。
改造用データ準備
一から十まで自己責任です。セーブデータやゲーム自体が壊れても仕方ない行為なので、当然ですが真似しないでください。
上記の追加したい牝系に属する馬のうち、ゲーム内にデータがある馬は血統の紐づけや勝ち鞍の追記を行います。データがない馬は競馬牝系ウェアハウスなどの牝系情報を載せているサイトの助けを借りて絞り込み、netkeibaやJBISサーチといった血統情報サイトをもとにデータを作って追加します。当たり前ですが手作業です。
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まずは牝系を追加したい馬がゲーム内に登場しているかを調べます。子孫馬を探してツールで牝系図を開くと、ゲーム内で実装されており、かつ血統がデータで紐付いている場合、牝系図を作ってくれます(これも別のExtensionの機能です)。
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対象馬のデータが収録されている場合、血統表や牝系サイトから血の繋がりを辿り、適宜母子関係が繋がっていない部分を修正したり、史実の勝ち鞍を追記します(子孫の重賞勝ちがないと牝系図に載らない仕様のため)。そもそも血統データが存在しない場合、どこからどこまでデータが抜けているのかを調べた後、未収録馬については名前や史実の出生年、親名などのデータを作って追加します。
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ポーティジやユヴィラは比較的近年の馬ということもあり、対象馬が収録されていただけでなく有力な後継繁殖牝馬も収録済みでした。親子関係もきっちりと繋がっていたため特に問題なく作業終了。
シルバークイーンはトキノミノルの母である第弐タイランツクヰーンの祖母。国内ではこの牝系からグリーングラスやマックスビューティも出しており、トキノミノルの三代母=血統表の右端に載るため血統データが収録されています。実は5代下った先で英オークス馬ノーブレスが出て、そこからレインボウクエストやコマンダーインチーフに繋がるのですが、なぜかこの系譜はシルバークイーンの娘シルバーミストが未収録で、データ上の血統が繋がっていませんでした。
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シルバークイーンとサンミストの間をつなぐシルバーミストのデータを追加、親子関係をつなげたことで、同一牝系として確立させることができるようになりました。グリーングラスとレインボウクエストが同牝系! 燃えますね。
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このようにゲーム内の牝系図と現実の牝系図を突き合わせ、欠けた部分を埋めていく作業を行います。これとエディットだけで1ヶ月くらいかかったかもしれません(労力の大半は始祖馬の年代が古いセントマルゲリート系とコンサティーナ系に注がれた)。
余談ですが、バーラム(英三冠)やギャラントフォックス(米三冠)には勝ち鞍の設定がありませんでした。この2頭はゲーム上は血統表に登場するだけ、こうしてチートを使わなければ牝系図に載ることもない存在なので、ある意味当然ではありますが……それどころかゲーム開始時点では現役種牡馬であるヘイルトゥリーズンにも血統データ上は勝ち鞍の設定がないようでした。種牡馬としてのデータには載っているんですけどね。
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ゲーム開始
どうにか牝系データを準備できたのでゲーム開始。1973年シナリオで引き継ぎあり、エディットあり、難易度はEASY。
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初期設定
スペシャル種牡馬は10頭フル導入。繁殖牝馬はお好みで。海外繁殖牝馬の場合、序盤は資金難が酷いので良血牝馬だとせっかく導入しても金欠で買えないことがあり、評価額にも気をつける必要があります。
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トキノミノルはザテトラーク滅亡回避用。親系統ヘロドは一応まだ現役種牡馬がいますが、10年持たない上に因子と子出しが終わっています。トキノミノルはザテトラーク系で唯一SP因子が4連続しており、今作の目玉的存在。抵抗がなければどんなプレイでも導入していいでしょう。引退まで3年しかないので後継を作るのを忘れずに。
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マイバブーは導入さえしておけば初年度に必ず確立します。タンティエーム・タネルコ・マッチはタンティエーム系確立用。自動確立するにはもう1頭アジオあたりを入れる必要がありますが、今回は枠が足りないので開始時現役の馬をエディット強化して補填しました。
バーボンはルファビュルー、バグドはナシュアの確立用の保険。ライトロイヤル・スカイハイ・スワップスはハイペリオン世界系統化に使います。アバーナントとユアホストまで入れれば74年ごろに世界系統化が狙えるのですが……SP種牡馬枠が15頭にならないでしょうか。
以降の設定は割愛。せっかくなので本作で復活したギャル秘書を選んでゲーム開始。
牝系作成
初期馬は3歳のイチフジイサミを選択。ダート◎にしてサブパラを強化、成長型を覚醒持続に変更。スピードを弄ると初期選択のリストに出てこなくなるため、強化するのはSP以外の部分です。
ゲームが始まったら1月1週で即座に血統データを反映します。プレイヤー所有馬がレースに介入できるようになるのは3月からですが、NPC馬のレースは初週から始まっているので、牝系の設定は早いほうがいいです。
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書き換わったらセーブして週を進めます。エラーやセーブデータ破損の危険があるので、書き換え前のバニラ状態のデータは忘れずに残しておきます。
無事に各牝系が確立しているのを確認。一部で牝系図の表示がバグっている(同じ馬が2回記載されているなど)ようですが、基本動作は問題なさそう。
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書き換えが無事に終わっていることを確認したため、やっとゲーム本編に移れるようになりました。
次回からは時間を進めて真面目に系統確立をしていく予定です。
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