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ウイポ9 2022 系統確立プレイ#15


1991年

91年はトウルビヨン系の年でした。4歳になって本格化したメジロマックイーンが大レースを勝ちまくり、年末の2歳戦線もプレイヤー生産のメジロティターン産駒が制圧、クラシックではトウカイテイオーが好成績を残しています。短距離戦線でもダイタクヘリオスが覚醒、国外でもビゼンニシキ産駒が暴れており、まさに日本はヘロド系に残された最後の聖地というべき状態です。

一方で皐月賞を父アルザオの架空馬が制したり、スカーレットブーケがオークスとエリザベス女王杯を勝つなど、ノーザンダンサー系も存在感を主張しています。確立間近のクリスは種付け数が一番多い世代が古馬となって走っていますが、ステータスが高い馬はなぜか中距離ダート専用機ばかり。ネイティヴダンサーへの先祖返りでしょうか。

クリス産駒。父も母も芝馬のダート◎が大量に生まれている

米国ではデヴィルズバッグ産駒がGI勝ちを量産。また15年後を見据えてウッドマンやゴーンウエストといったミスプロ後継の支援を始めます。欧州はアルザオとダンシングブレーヴの産駒が好成績を挙げ、リファールの支配率が急上昇しています。

今年のWHCはジャパンカップ。しかし海外からの招待馬は小粒ばかりで、昨年の世界最強馬ディプロイが二冠めを獲得しました。子出しが低い馬は種付数が伸びないので、WHCを複数取って基礎の種付数を底上げしてやる必要があります。

種付けはプライヴェイトアカウントとクリスエス。自家生産中心の確立となるアルザオとデヴィルズバッグは、万が一支配率が足りなかった際のリカバリ用にまだ生産しています。引退間近のズルムーとウォーニングを繁殖牝馬目的で複数付けたほか、トニービンやシーキングザゴールドからも繁殖牝馬を作りました。

年末処理

クリス産駒の最終世代を引退させます。リヴァーマンの支配率がそろそろ限界なのですが、牧場の種牡馬枠を専有している若い種牡馬を先に確立しないと種牡馬繋養枠が空かないので、何度もリロードして引退馬の数を変えながら支配率を調整しています。

輸入種牡馬には久々の大物が登場。ダンシングブレーヴとトライマイベストを購入します。どちらも確立予定、かつ欧州に置いておく方が確立しやすい馬です。ダンシングブレーヴはまだ8歳で買い戻しイベントの対象となるため牧場に置いておき、トライマイベストは即座に欧州牧場に送ります(高齢馬には買い戻しイベントが発生しないため)。

ちなみにこの年はヘクタープロテクター(ウッドマン産駒)やクリミナルタイプ(アリダー産駒)も輸入されてきます。今回はどちらも自己所有しましたが、非所有でもここで買って父の繋養地域に送り返せば確立に使えます。

ノーリュートをPrivate施設で回収。今回はダイタクヘリオスまで連続確立してリュティエの親化を狙うので、貴重な非ダンディルートのリュティエ系種牡馬として手元に置いて保護します。91年に引退する大物はズルムーやヴァイスリージェントくらいで、どちらも早期から自家生産すれば回収せずに確立可能です。

テディ系が滅亡。ダマスカスを確立すると大体滅びます。メジロデュレンかペローを保護することで滅亡を回避できますが、既に親化している系統であり大したニックスもないため、滅んでしまっても問題はないでしょう。

91年の確立馬はノーザンテーストとシアトルスルーです。

ノーザンテースト系

9では無系だが10で待望のSP系に

ノーザンテーストが確立。日本5%、父系継承無系。史実馬を活躍させれば80年代後半には確立条件を満たしますが、意外に若いので他の馬に押し出されて90年代まで順番待ちになることが多いです。

確立の手順

ギャロップダイナ、レジェンドテイオー、ダイナガリバー、スルーオダイナ、メジロアルダンをエディット強化し所有。また未強化のダイナレターも所有しました。

基本的にはこれらの馬を国内中心に走らせ、可能な限り高額で種牡馬入りさせるだけです。史実馬だけで十分な数の牡馬が収録されており、牝馬も非常に多いため、調整しなくとも勝手に確立条件を満たします。晩成でなかなか勝てないギャロップダイナ・スルーオダイナ・ダイナレター、成長力が普通止まりで競争寿命が尽きやすいダイナガリバー・メジロアルダンなど、AI任せでは能力を発揮できない特性の馬が多いので、プレイヤー側で成長度を高めつつ最適なレースを割り振りましょう。

支配率が足りない場合はマチカネタンホイザやダイナガリバー産駒のナリタタイセイ、アンバーシャダイ産駒のメジロライアン・カミノクレッセが使えるため、適切なレース選択さえできれば確立に失敗することはないはず。

ノーザンテーストはなんと27歳の強制引退まで現役。Private枠の消費もないため、腰を据えて取り組めば必ず確立できるという安心感が良いですね。

支配率

多分国内で6%はあるはず

ノーザンテースト 2800万
   アンバーシャダイ 350万
      レインボーアンバー 100万
   アスワン 300万
      メジロアルダン 1200万 ☆
   ギャロップダイナ 600万 ☆
   サクラテルノオー 100万
   レジェンドテイオー Private ☆
   ダイナガリバー 1200万 ☆
   スルーオダイナ 1500万 ☆
   ダイナレター 650万 ☆
   ダイナサンキュー 50万

☆は所有馬

種牡馬頭数12頭、種付料合計10,350万(Privateは種牡馬入り時の1500万で計算)。繁殖牝馬がとにかく多く、基礎支配率がかなり高いです。国内にノーザンダンサー系が蔓延する90年代に入る前に主力牡馬を種牡馬入りさせてしまえば、確実に確立できると思います。

確立の影響

日本競馬の血統改善に大きく貢献したと言われるノーザンテースト。GI馬も数多く出していますが、特に牝系での影響力が絶大です。ダイナサッシュ・ダイナカール・ダイナアクトレス・ダイナフェアリー・シャダイソフィア・サクラハゴロモ・エレクトロアート・スカーレットブーケ等々、子出しの良い牝馬を多数出しており、確立するだけでこれらの繁殖牝馬の爆発力が跳ね上がります。

夭折の超良血馬。所有しないと予後不良

ノーザンテーストを血統表に持つ馬は非常に多く、これらの馬の血統表に因子が増えるほか、将来的に零細化するために完全型活力補完も狙いやすくなります。サッカーボーイ・サクラバクシンオー・アドマイヤコジーン・ステイゴールドなど、国内の有力血統の後継候補に血が入っているため、これらの馬を確立する場合にはノーザンテーストの確立が前提になるでしょう。

また、他のノーザンダンサー系種牡馬を確立する準備としてもノーザンテースト確立が有効です。90年代ともなると国内の子系統ノーザンダンサーの支配率は10%を軽く超えてしまいますが、ノーザンテースト系を確立すれば概ね5%以下まで抑えることができます。欧米の子系統ノーザンダンサーは2000年頃まで流行血統のままなので、トライマイベストやザミンストレルといった自家生産馬を多用するノーザンダンサー系種牡馬の確立には、ノーザンテーストを確立して国内支配率を落としてから日本で自家生産馬を種牡馬入りさせ、種牡馬になってから欧米に移送するテクニックが役立ちます。

欧米のND系は流行化していて種牡馬入りが難しい

父系としてのノーザンテーストは完全に先細りなので、親系統化によるノーザンダンサー離脱は容易ではありません。牡馬産駒をすべて最強クラスにエディットして国内12%での離脱を狙うか、アンバーシャダイ-メジロライアン-メジロブライトと4代繋ぐか、アンバーシャダイともう一系統を立てるかですが、いずれにせよメリットに対して労力が釣り合わない感があり、熱意のある玄人向けのプレイ志向ということになりそうです。

シアトルスルー系

9 2022からSP系を獲得してかなり強化された

シアトルスルーが確立。(おそらく)米国5%、父系継承SP系。98年頃に自然確立することがありますが、ノーザンダンサー系種牡馬の確立渋滞に巻き込まれがちなため、介入して早めに確立した方が安全です。

確立の手順

史実産駒からスルーオゴールド、スルーピー、シアトルソング、スウェイル、スルーザドラゴン、カポーティを所有。またCPU生産馬を何頭か購入して走らせ、うち一頭が種牡馬入りしました。非所有で引退してしまったツナミスルーも所有しておけば、CPU生産馬はいらなかったかもしれません。

上述のツナミスルーの他に、92~93年にかけてジェネラルミーティング・エーピーインディ・ゴールドレジェンド・オウインスパイアリングといった後継馬が種牡馬入りを控えているため、これらの馬を活躍させるだけで容易に確立できます。今回のプレイでは序盤の金策を兼ねて有料DLCでシアトルスルーを所有しましたが、シアトルスルー自身は99年まで種牡馬として現役が確定しているため、所有する必要はありません。

基本的にどの馬も史実産駒がいるため種牡馬入りは確定していますが、史実二冠馬のスウェイルは現役中に死亡しているため種牡馬入りが不確定。その代わり引退時期の指定もないので、8歳ギリギリまで引っ張って強制種牡馬入りで引退させると満額の期間を長くできます。

先にセクレタリアトを確立しているとはいえ、この時期の米国のボールドルーラー系はまだ流行血統。史実産駒がいない馬はほぼ確実に種牡馬入りを弾かれるので、年に一頭だけの強制種牡馬入り枠を使うか、日本か欧州で走らせて種牡馬入り後に米国に移すかして対策しましょう。

支配率

初期の活躍馬は種付料が低下気味

シアトルスルー 2050万 ☆
   スルーオゴールド 1250万 ☆
   スルーピー 850万 ☆
   CPU生産馬 700万 ☆
   Tsunami Slew 引退済み
   スウェイル 1500万 ☆
   シアトルソング 1500万 ☆
   スルーザドラゴン 900万 ☆
   Gold Meridian 引退済み
   カポーティ 700万 ☆
   Slew City Slew 200万
   Fast Play 100万
   Septime Ciel 100万

☆は所有馬

種牡馬頭数11頭、種付料合計9850万。現在でこそサイアーラインはエーピーインディに集約されていますが、初期には複数の後継種牡馬が活躍馬を出していたため、系統の広がりは横に広いです。既に引退しているツナミスルーやゴールドメリディアンを拾っておけば、より早期に確立条件を満たせたと思います。

確立の影響

史上初の無敗米国三冠馬にして米国で幅を利かせるボールドルーラー系の後継筆頭として、父系・母系ともに影響力の大きい血統です。特にボールドルーラーが親化していない場合、本馬からエーピーインディ-タピット(プルピット)と繋ぐか、セクレタリアト・ボールドビダー・ワットアプレジャーあたりとの二系統確立で親化を狙うことになるため、重要な立ち位置になるでしょう。

日本競馬とはあまり相性が良くないことで知られ、重賞クラスの産駒は複数いるものの次代となるとさっぱりでした。シーキングザパール・カワカミプリンセス・ヒシアケボノ・トーヨーシアトル・リーチザクラウンらの母父になっていますが、どの馬も繁殖成績はそれほど優秀ではないため、後世に与える影響力は限定的。現在だとヴィンディケーション経由でドウデュースの母父父となっているのが有名でしょうか。

ボールドルーラー2本入り。子出しは高いが早逝

父系ではエーピーインディやタピット経由で日米のダートに深く浸透しています。どちらも自然確立が視野に入る有力血統なので、プルピットを保護して4代繋げばシアトルスルーを親化することも可能。ボールドルーラーはシアトルスルーの系譜以外完全に衰退してしまうので、90年代以降は零細母系目当てに繁殖牝馬を作ってもいいと思います。

シアトルスルー系は実質的にエーピーインディ系なので、エーピーインディさえ確立してしまえばシアトルスルーは不要という見方もできないことはないです。とはいえ自然確立も視野に入るほど繁栄する血統ですし、介入もそれほど難しくないので繋ぎと割り切ってしまいましょう。

ちなみに2000年になっても非シアトルスルーのボールドルーラー系は種牡馬が3頭くらい残っており零細化していません。いくら先細りと言っても驚異的なしぶとさなので、分割による完全型活力補完の成立はもうしばらく先のことになりそう。

セクレタリアト系はそろそろ滅ぶ

次回は92年です。

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