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ウイポ9 2022 系統確立プレイ#9


1985年

前年に続きミスターシービーとシンボリルドルフが現役。とはいえシービーはCPUが海外挑戦に傾いていて国内成績が芳しくなく、ルドルフはクラブを通じて出走を制御できるので、国内環境はそれほど厳しくありません。

ニジンスキー系親化のため、日欧ではニジンスキー系牡馬を積極的に走らせています。米ではヴァイスリージェントとヘイローがリーディングを取り合う状況。空いた芝路線にはエディット済みのロベルト産駒を当てます。ここから10年くらいの米国は高額種牡馬ラッシュで種付料がインフレしまくるので調整が大変。

欧州ではトリプティクがデビュー。遅め持続の成長型で史実産駒がいないため、8歳まで走らせることができます。大事に使って毎年GIを2~3勝することで、リヴァーマンの種付料を長期間維持することが可能です。

子出しが低いこと以外全く隙がない名牝

種付けは日米がヒズマジェスティ・プレザントコロニー、欧がアルザオ。他にアリダーやデヴィルズバッグ、クリスあたりを少数付けて確立支援を狙います。89年から91年頃は名種牡馬が続々と引退するため、ただ確立ラインに到達するだけでなく、確立の順番を調整するために各系統で架空馬のストックを用意しておくことが肝心です。

WHCはマイルCS。せっかくの国内レースでしたが強いマイラーの手持ちがおらずプレイヤー馬は惜敗、勝ったのは米国から遠征してきたアリダー産駒のラッシーズレイディでした。アリダー確立のためにエディットしていたのをすっかり忘れていて所有もしていなかったのですが、見事に奇襲された形になりました。

前年度末でゲインズボロー系が滅亡していたことが発覚。唯一の種牡馬だったメイヂヒカリが76年に引退するため、76年の種付けで生まれた牡馬が全頭種牡馬入りせずに引退すると滅亡します。とはいえディクタスとサッカーボーイを確立してゲインズボローを親化するのでもなければ、滅亡したところで特に支障はありません。

ハイペリオンが離脱しているため超零細

海外牧場も施設を建て終わり、クラブ牧場はクラブの資金を使うため、本格的にお金が余っています。種牡馬が揃って種付料収入が確保できると、お金は完全に無意味なパラメータになってしまうのが辛いです。溜まった資金を吐き出して海外牧場の種牡馬枠を増やせるようになったりしませんかね? ひと枠百億円とかでもいいのですが。

年末処理

来年はミルリーフの引退年なので、ギリギリまで引退を引っ張ったスリップアンカーとダイヤモンドショールを引退。欧州に持ってきていたシリウスシンボリも引退させます。ニジンスキー系牡馬は乗馬送りにならないよう、史実産駒のいない馬から引退させて支配率をじわじわと上げていきます。

輸入種牡馬はクリスタルパレスを購入。カロ系の確立が10年後くらいになる予定なので、輸入されるカロ後継はすべて購入して引退を防ぎます。

Private種牡馬は無し。うっかりしていてPrivate化を忘れていたようで、貴重な一枠を無駄にしました。この年は保護すべき馬もいなかったのが不幸中の幸い。

85年の確立馬はバックパサーとセクレタリアトです。

バックパサー系

母父マンノウォー系だがSP系にならない

バックパサーが確立。世界2%(米国型)、父系継承無系。支配率の半分程度を自家生産で稼ぐ必要があるため、確立時期は質の良い自家生産馬が出るかどうかに左右されます。

確立の手順

バックパサーは78年引退。この年までにPrivate種牡馬施設を作り、バックパサーを回収することが確立の必須条件です。Private施設をレベル3にすると海外牧場もPrivate種牡馬の種付けができるようになるので、これを利用して欧米でもバックパサー産駒を生産します。

史実馬からはシルヴァーバックとトラックバロンを所有。低難易度であればエディットしなくとも満額種牡馬入り可能な能力があります。初年度1歳のメイワパッサーをエディット強化するのも手ですが、今回のプレイではホーンビーム確立の邪魔になるので見送りました。スペンドアバックも所有していたのですが、今回は不要でした(82年生まれなので確立に使えるのは86年から)。

牝馬からはクイックアズライトニングを所有。3歳までしか保ちませんが、バックパサーの種付料を上げるには十分です。惜しむらくは日本国内にダートの牝馬限定重賞がほとんどないことでしょうか。

初期からの種牡馬と湧いてくる種牡馬で後継馬の数だけは揃っているのですが、どの馬も種付料が低く引退も早いため、架空馬を5~6頭入れて支援する必要があります。バックパサーは能力も子出しも最高レベルで、強い自家生産馬を作るのはさほど難しくありませんが、ダート馬でありながらSTが75もあるため、産駒はダート長距離に出やすくレース選択に難儀することが多いです。エディットに抵抗がないのであれば、バックパサーのSTを45程度まで下げて芝適正も◎にしておくと、より簡単に強い架空馬を生産できるようになると思います。

今回は米国型での確立ですが、種牡馬入りの基準が緩い日本で産駒を走らせ続ければ日本型で確立することもあります。どちらにせよ芝適性は変わらないので、牧場の拡張度合いや年末の種牡馬移動枠と相談して決めましょう。

支配率

種牡馬頭数15頭、種付料合計7850万+Private。Privateの中身は1500万以上はありそうです。繁殖牝馬が非常に多いため種牡馬の種付料をそこまで必要としませんが、自家生産馬がダートの中長距離しか走れない関係で種付料が伸びず、1000万以下での種牡馬入りが多くなるため、確立の難易度はやや高めになるでしょうか。

今回は自家生産馬をすべて国内に置いておくと確立せず、種付料が高い2頭(バンブーパサーとキングパサー)を米国に送ると確立したので、このあたりが世界2%確立のボーダーラインのようです。

ダート馬ばかり出るので支配率が上がらず頭数頼みに

確立の影響

バックパサーはBMSとして非常に優秀な種牡馬で、母父として数々の名馬の血統表に入っています。マルゼンスキー・ミスワキ・シーキングザゴールド・ウッドマン・プライヴェイトアカウント・イージーゴア・スルーオゴールド・エルグランセニョールなど、母父バックパサーの名馬・名種牡馬は枚挙に暇がありません。これらの馬の系統を繋いでいきたい場合、バックパサーの確立には意義があります。

ただし、上述の母父としての優秀さは諸刃の剣でもあります。バックパサーを血統表に含む有力史実馬がとても多いため、父バックパサーの牝馬は頻繁にインブリードを発生させ、次世代の配合難易度を上げてしまいます。系統確立目当てに爆発力を稼ぎたいだけであれば問題ないですが、牧場の根幹血統に組み込むのは少しリスキーではありそうです。

また、1978年のPrivate枠はカラムーン・セダン・ホイストザフラッグ・スピークジョンらと同時であり、バックパサーを選ぶとこれらの馬の確立が不可能になります。どの馬も確立することでそれなりの恩恵が見込めるため、本当に自分の箱庭でバックパサーの確立が必要かは吟味する必要があるでしょう。なお、トムフール系は確実に零細化するため、母父バックパサーの馬はバックパサーを確立していなくとも90年代には完全型活力補完の条件を満たせるようになります。

前回も登場したダマスカス後継。母父の確立で完全体に

トムフールの父系自体はこの後ほぼ発展せず、バックパサーの系統もシルバーチャームで途絶えます。代々無系であるため繋ぐメリットも特になく、母父としての効果のみを目当てにした確立で良いと思います。

セクレタリアト系

SP維持。因子一つの謎査定は10でようやく改められた

セクレタリアトが確立。世界2%(米国型)、父系継承SP系。史実牡馬の数が少ない上に登場年代がばらけており、早期確立にはかなりの支援が必要です。

ちなみにセクレタリアトの引退年は89年で、カロ・ロベルト・ファピアノも同年引退。Private化は一年に一頭だけなので、この中から複数確立したい場合はどれかを早めに確立させる必要があります。今回はファピアノを自己所有で延命、カロをPrivateに回収し、セクレタリアトとロベルトを引退前に確立します。セクレタリアトを早期確立対象として選んでいるのは、所有できない3頭の中で血統構成が最も良く、自家生産が簡単だからです。

確立の手順

まずはセクレタリアト本体をエディット強化。歴代最強クラスの実績を持つ米三冠馬でありながら、2022では繁殖成績を反映してか微妙に渋い能力値になっています(年度代表馬と二冠馬を輩出しBMSリーディングも取っている名種牡馬なのですが)。自家生産馬を活躍させるため、最低でもダート◎と成長力持続がほしいところです。

SP70はともかく、米三冠馬がダート○とは一体……?

数少ない史実牡馬であるジェネラルアセンブリーとセクレファスターもエディット強化。プリシディアムもエディットしておいたのですが、今回は使いませんでした。史実2冠馬のリズンスターはエディットせずに満額種牡馬入りが可能。引退ギリギリかPrivateでの確立を視野に入れるなら、ナムラモノノフやキングストンルールもエディットしておきましょう。

牝馬からはターリンガ、セクレッタム、リヴィエールドリーをエディット強化し所有。それぞれストームキャット、ゴーンウエスト、ローザネイの母です。活躍させて因子を付けることで、父セクレタリアトの種付料を上げつつ産駒の繁殖能力を底上げできます。他に覚醒馬のレイディズシークレットを持っておきました。

自家生産は父レイズアネイティヴやテスコボーイの牝馬を中心に日米で5年間、毎年15~20頭ほどを種付け。特に父テスコボーイはSP活性とナスルーラのインブリードで爆発力が稼げるため、強い馬が出やすいです。セクレタリアトは芝とダートの二刀流のため、日米どちらでも稼げる馬が出てくるのが良いですね。

セクレタリアトを確立する過程で米国ではボールドルーラー系が確実に12%を突破し、架空馬の種牡馬入りはほぼ不可能になります。今回は米国に所属させるセクレタリアト産駒は史実牡馬+毎年1頭までとし、牝馬でセクレタリアトの種付料を上げつつ、日本で種牡馬入りしたセクレタリアト産駒を種牡馬移動で送り込んで支配率を稼ぎました。

最終的に使用した自家生産馬は6頭。さらに上記のエディットした史実牝馬に加え、GIを8勝した架空牝馬が3頭いてセクレタリアトの種付料をかなり上げています。

支配率

本体が高騰しているので架空馬がそこそこでも足りる

種牡馬頭数11頭、種付料合計10,750万。米に繁殖牝馬が一定数いることを考えると過剰援護かもしれません。ボールドルーラー直子で因子に困らず、芝もダートも走れるため、早くから自家生産しておけば支配率を上げるのはそれほど難しくないでしょう。

種牡馬移動枠を使いたくない場合、自家生産馬を日本にとどめておけば世界2%(日本型)での確立も十分可能です。ただし確立時期が遅れると、80年代末の確立渋滞に巻き込まれる可能性が高いので注意。同期でこの時期に確立条件を満たすミスタープロスペクターよりも確立が優先されるため、押し出されることがないのはありがたいですね。

確立の影響

バックパサー同様、BMSとして活躍した血統です。母父としてストームキャット・エーピーインディ・ゴーンウエストといった大種牡馬、チーフズクラウン、サマースコール、セクレトらの名馬を出しています。親系統ボールドルーラーはかなり長期間米国での勢力を保ちますが、セクレタリアトを確立することでこれらの名馬に因子が一つ増えるだけでなく、完全型活力補完の成立を助け爆発力を底上げすることができます。

ボールドルーラー系は本馬の確立の過程でほぼ確実に親化します。そのためセクレタリアト牝馬はボールドルーラー以外のナスルーラ系が入っている馬と血脈活性化インブリードが成立しやすく、親系統8本を保ったまま爆発力を高めることができます。産駒が高確率でSP因子を継承することもあり、架空繁殖を作っておくと有用です。史実牝馬もセクレッタム・ウィークエンドサプライズ・シックスクラウンズなど子出しの高い名牝が多いため、血を取り込む起点に困りません。欠点は母父○であることとプリンスローズが入っていることくらいですが、元々爆発力を稼ぎやすい血統構成なのでそれほど困らないでしょう。

エーピーインディの母。実はサムシングロイヤル2*4

史実では父系がほぼ繋がらなかったため、ウイポ内でも史実牡馬は孫世代で打ち止め。ボールドルーラー系はシアトルスルーの父系が大繁栄するため、セクレタリアトから父系を繋げるメリットは特にありませんが、時代的に貴重なボールドルーラー直子であるため、独自のSP系を繋いでいきたい場合には選択肢に入るかもしれません。

次回は86年です。


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