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ウイポ10 2024 系統確立プレイ #9
1987年
年始、レイズアネイティヴ系の支配率が米11%に到達。かなり危険な水準です。支配率調整の甲斐あって今年ミスプロが確立しますが、あと1年遅れていたら親昇格していたはず。これでもネイティヴダンサーの支配率は世界8%しかなく、世界系統化にはまだかなりの支援が必要です。
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ゲインズボロー系が滅亡。ハイペリオンが出ていった後の抜け殻なので滅ぶのもやむなしといったところです。サッカーボーイやナリタトップロードを確立する予定がある場合、メイヂヒカリあたりの子孫を保護しておくと世にも珍しい親系統ゲインズボローを見られます。実用性は特にないです(エルバジェやズルムーを伸ばしている奇特な箱庭の場合を除く)。
国内がファピアノ産駒でだいぶ荒れているので、ノーザンテースト支援を開始。史実馬を走らせるだけでなく自家生産馬を何頭か入れます。非NTのノーザンダンサー系が4%強もシェアを持っていて、90年代に入る頃には流行化するので念入りに介護。サクラバクシンオーの強化にもなりますしね。
種付けは去年までと顔ぶれを変えて、サクラユタカオー・ミスワキ・ケーニッヒスシュトゥール・クリスエス。ツールで幼駒の能力がわかると、確立要員がどの程度揃っているか事前に見極めて種付けする種牡馬を切り替えられるのがいいですね。クリスエスの母父がプリンスキロなので、大量生産したセクレタリアト牝馬が使えなかったのが少し誤算。
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ファピアノとクリスの産駒にひたすら重賞を獲らせまくって一年が終了。試しに全頭引退させてみたところ、ネイティヴダンサー系の支配率はまだ世界11%でした。アリダーの系譜がまだ伸びるのと、欧州ミスプロはここからが本番なので一斉引退はもう少し遅らせたほうがよさそう。
年末処理でシアトルスルー産駒を引退、ファピアノを日本に送って日本型確立の準備をします。輸入されてきたカーホワイトを購入。シャーペンアップをPrivateに回収しておきます。ほかにファバージ・ダマスカス・サーアイヴァー・ヴェイグリーノーブルも引退しますが、どの馬も史実産駒が豊富なのでこの時期までには確立できているはず。
87年末の系統確立はエタンとミスタープロスペクターです。
エタン系確立
エタンが確立。世界2%(欧州型)、無系。
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『9』時代は初期確立済みという謎の高評価を受けていた馬。今作では息子のシャーペンアップにその座を明け渡していますが、むしろ今までが変だったわけでこれが正当な評価でしょう。Private化して引退を引き伸ばし、シャーペンアップ産駒の史実馬を使うことで簡単に確立できます。
まずはエタンをPrivate化。チャート作成時に参考にした攻略サイトでは79年引退と書かれており、被りを避けるためにDLCでセントクレスピンを所有していたのですが、実際には引退年は不確定のようです。今回は78年に引退してしまい、バックパサーと被ったので仕方なくツールで回収、代わりに79年はPrivate化なしとしました。せっかく一度やり直したのに……バックパサーを所有するのが正解みたいですね。
直仔のバンブトンハーレー・ヒロノワカコマ、シャーペンアップ産駒のクリス・シャープマン・シャーポ・ダイイシスをエディット強化。シャーポは所有を忘れましたが800万程度で種牡馬入りしました。トランポリノはいなくても大差ないのでお好みで。クリス産駒のキーンやフラッシュオブスティールまで使う場合はエタン直仔2頭は使わなくて大丈夫です。
ネイティヴダンサー直仔でSP因子が4連続するなど、血統構成はかなり良いです。種牡馬としてはシャーペンアップが本体で、今作ではタンティエームを確立することで孫のクリス・ダイイシスにST系を生やせるため、余裕があれば連続確立を狙いつつ牝馬を作っておきましょう。母系が零細でネイティヴダンサーも遠くなるためミスプロ離脱後はかなり使い勝手がよく、サドヌレガリデインで埋め尽くされるゼロ年代欧州の救世主になります。
ニジンスキー系昇格
ニジンスキー系が親系統に昇格。
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欧州12%による昇格。ナンバリングを追うごとに少しずつ収録馬が増えているため、どんどん昇格が簡単になっています。
史実馬が腐る程いるため適当にやっているだけでも昇格自体は可能。今回のような確立プレイでは各地域25頭の種牡馬所有枠を最大効率で使う必要があるため、「1991年以降に誕生する産駒の収録がある=確定で種牡馬入りし、90年末までは絶対に引退しない」馬のみをエディット強化しました。こうすれば手放しても引退しないため、支配率が下がることはありません(日本に輸入される馬は輸入年が過ぎるまで持っておいてフラグを切る必要はある)。
今回この条件に当てはまったニジンスキー系史実馬は以下の通り。
マルゼンスキー
ボールドスキー
ラッキーソブリン
ヤマニンスキー
ニニスキ
ノーアテンション
ホリスキー
セリード
ラシアンルーブル
スズカコバン
カーリアン
ナグルスキー
ヴィジョン
ラグナス
サクラトウコウ
グレイントン
モスコーバレエ
ブラックスキー
シャディード
ダンスオブライフ
(シャーラスタニ)
(マンゾッティ)
(シアトルダンス)
(グランドオペラ)
(ソードダンス)
(サクラダイオー)
サクラチヨノオーやスーパークリークがいなくてもこんな感じなので、満額を狙わなくても適当に毎年所有して活躍させていれば欧州12%は余裕です。毎年一頭はダート◎の馬を用意しておき、米やドバイでも勝ち鞍を稼げるといいですね。
ニジンスキーの離脱に伴い親系統ノーザンダンサーの支配率が一旦落ち込みますが、世界系統化自体は問題なく可能です。ちなみにこの箱庭ではニジンスキー込みで世界20%あります。種牡馬生活23年くらいでこの支配率、いくらなんでも異常すぎる。
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日欧でかなり流行った系統なので母系に入っている馬は多いです。ノーザンダンサー離脱で非常に使いやすくなる上、昇格自体も楽、確立枠が2つ空くといいことづくめ。スペシャルウィーク・ダンスインザダーク・タイキシャトル・サリオス(!)あたりを使いたい人はぜひどうぞ。
ミスタープロスペクター系確立
ミスタープロスペクターが確立。米国5%、SP系。
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どうやったって確立しないわけがない大大大種牡馬。80年代末には確立条件を満たします。確立プレイだと年上の馬に押し出されているうちに流行化してレイズアネイティヴ昇格まで行くことが多い印象です。
基本的に何もする必要はないのですが、今回はネイティヴダンサー世界系統化のためにファピアノを支援して早期確立を試みました。レイズアネイティヴが親化すると困るので、シャーペンアップの確立をギリギリのところで抑えて先にこちらを立てています。
世界系統化も余裕の勢力を誇るため、いかに分割するかがプレイヤーの腕の見せどころ。ファピアノとアンブライドルドを確保しておくだけでもかなり楽になります。キングマンボ・ゴーンウエスト・フォーティナイナーあたりの親化まで面倒を見られれば血統閉塞は起きないはずです。
1988年
年始、セントサイモン系が滅亡していました。元々この時期にもなると子系統セントサイモンはワイルドリスクの残党しか残っていないので、ルファビュルーを立てた後はいつ滅亡してもおかしくありません。『9 2022』ではもっと早く滅んでいたと思いますが、ラッサール産駒とかがまだ走ってたんでしょうか。
初年度にツールで作ったレディジョセフィン牝系から流星馬が誕生。祖母は英牝馬二冠のプティトエトワールです。77年に虹札を切って確保しないと引退してしまう上に血統は古臭く高齢で子出しも悪いですが、サブパラがとにかく高いので一発が見込めますし、何より激重洋芝長距離牝馬にはロマンがあります。ミスプロノーザンの快速マイラーSP系が溢れかえるこれからの競馬シーンを中和してくれる大事な存在です。
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種付けはミスワキ・アルザオ・ケーニッヒスシュトゥール・クリスエス。昨年はサクラユタカオーを付けていたのですが、ファピアノ牝馬との相性が良すぎて爆発力が40近くになってしまい、確立時期が無意味に早まりそうなので見送りました。90年代の渋滞をわざわざ加速させたくありません。
中央転厩イベントで所有したオグリキャップがダート三冠を制覇し、ジャパンカップを勝ったところで競馬ブームが発生。5歳有馬の競馬ヒストリアによる固有ブームもあるので1頭で2回ブームを起こせます。過去作では強すぎるため所有してクラブに飼い殺しされることも多かったオグリキャップですが、今作では素直に活躍させる方が得ですね。
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昨年同様クリス産駒にGIを獲らせまくって一年が終了。ヴァイスリージェントとノーザンテーストの支配率が意外に結構高いのですが、ミスプロ離脱防止のため先にファピアノを立てたいので、またしてもシビアな支配率調整を強いられます。
年末処理は確立しない程度にヴァイスリージェントとクリス産駒を引退。ズルムーの牡馬を2頭欧州に送り、ロベルトをPrivateに回収します。なんだかんだでズルムー確立まであと少し。ネイティヴダンサー系の馬が順番待ちをしていて種牡馬施設がパンク状態なので、早く世界系統化を終わらせて楽になりたい。
88年末の系統確立はボールドリーズニングとシアトルスルーです。
ボールドリーズニング系確立
ボールドリーズニングが確立。世界2%(米国型)、無系。
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シアトルスルーがかなり早い段階から史実馬を出すので手軽に連続確立可能。ただしシアトルスルー以外の直仔牡馬がほとんどいないので滅亡には注意しましょう。
本体は74年に引退するのでPrivate施設に回収。直仔のシアトルスルーとスーパーコンコルドを所有、またシアトルスルー産駒からスルーオゴールド・スルーピー・スウェイル・ツナミスルー・シアトルソング・スルーザドラゴン・カポーティ・ハイブリッジスルーをエディット強化し所有。架空馬も3頭入れましたが、これだけいればまず不要でした。
シアトルスルー以外の直仔がスーパーコンコルドしかいないので、確保しておかないと即座に滅亡してしまいます。幸いにも種牡馬入りは確定なので、クラブに囲って後継を用意しておきましょう。
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初登場の『9 2022』では、シアトルスルーのSP系を消し飛ばすことから導入は罠とまで言われた種牡馬。シンボリクリスエスST化に使われる程度の趣味枠でしたが、今作ではシアトルスルーに固有SP系が設定されたので気軽に立てられるようになりました。プルピットまでの連続確立でボールドルーラーから離脱するため、タピット牝馬の使い勝手がかなり良くなります。
ちなみに父のボールドネシアンも75年に回収できます。リミットは91年なのでここに書いた手順そのままで3代連続確立も可能。エーピーインディ確立でボールドネシアンが親化するので、シーキングザパールのようなボールドルーラー2本入りを繁殖に活用したいなら。
シアトルスルー系確立
シアトルスルーが確立。米国5%、SP系。
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98年頃にエーピーインディ産駒の出始めで自然確立することがありますが、確立渋滞の起きる時期なのでミスプロやストームキャットに押されてかなり不安定。80~83年頃に初期の史実馬が固まっているのでこれらを使って早めに立てた方が気楽です。
内容としては上のボールドリーズニング確立からブルーコンコルドを抜いただけ。スウェイル以外はすべて史実産駒がいるため、ボールドルーラーが流行していようが問題なく種牡馬入りできます。
種牡馬の父として非常に優秀ですが、母系が貧弱で金因子が遠いなど、ウイポ的にはお世辞にも良い血統ではありません。日本国内もまだボールドルーラーがかなり多いのでバッティングしやすく繁殖には不向き。繋ぎの確立と割り切り、自家生産は最低限でいいと思います。
後継はエーピーインディが大繁栄しますが、それ以外の系統は壊滅状態。カポーティ産駒のボストンハーバーか、晩年の産駒であるヴィンディケーション(ドウデュースの母父)あたりを確保してタピット確立による親化まで待ちましょう。
ちなみに最速で74年に海外牧場を開設し、3月までに母のマイチャーマーを買うことで自家生産できます。知人の如月英里子の達成目標「子系統を1系統確立させる」はPrivateで回収した種牡馬では達成できないことから、おそらく「自家生産馬を1系統確立」が条件。無理なく達成するにはシアトルスルーが最適です。
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今回はここまで。次回は90年が終わったら。