見出し画像

タヒチアンのルーツ

これは、タヒチ、フレンチポリネシアの国旗である。

よーく見ると、太陽、海、そしてポリネシア伝来の帆を揚げたアウトリガーカヌーが描かれている。いろんな説があるが、東南アジアからの植民説が濃厚である。ということは日本人に近いということなのか。

タヒチに住んで、もうすぐ12年。

タヒチアンに関して思うこと。

それは、予見するつまり、先読みすることが苦手だということ。

前もって準備ができないのだ。時間にルーズ。予定は未定。気分が乗らない時は約束忘れる。貯金がない人多い。

つまるところ、今この瞬間を大切にしている。先のことなんて、その時になってみないと分からない。

考え方が日本人とは正反対である。

以前、勤務していた時に一緒に働いていた多くのタヒチアンは、お給料を前借りしていた。それも頻繁に。突き詰めると、最終的には働いていない次の月の分を、前借りしている。借金ってこと?

そろばん検定一級の私は、その時の経理担当にレジのお金の管理を任されていた。

ある時、その経理の子が、2千円くらいの現金をタヒチアンのスタッフに渡して、この紙にサインさせてと言ってきた。その紙をよく見た私は驚愕した。

なんと先月の給料だったのだ。前借りのオンパレードのせいだ、許す会社も会社だ。私同様フルタイムのタヒチアンだぞ、あり得ない話だ。

販売業の私は、月末いや、月中旬で余裕がなくなって、数回払いの交渉をするタヒチアンによく遭遇する。欲しくて仕方ない、我慢できない、そして手に入れるため、交渉してくる。中には、月数千円を1年間とか、あごが外れてしまう。もちろんお断りする。

クリスマス時期になると、銀行は大家族のタヒチアンにプレゼントを買うための銀行ローンのプロモーションをする。これもタヒチならではでなかろうか???

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?