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時給2000円で大丈夫ですか?

先日、起業後初めての学生エンジニア募集説明会を行いました。

そこででた質問は「時給2000円ってすごく高いのですが、いろいろ大丈夫でしょうか?」でした。高すぎるのでかえって信用できるか不安があることや、そんなに払ったら潰れてしまうのではないかと心配しての質問でした。世の中には怪しい仕事やバイトが沢山あるので不安なのもわかります。

まず、経営のうえで大丈夫かどうか、ひとことでまとめれば大丈夫です。情報産業の付加価値が高く1時間あたりの生産物価格から計算すれば、楽々とはいかないものの、十分に払うことができます。弊社の場合はエンジニア給与以外のコストをできるだけ効率化して、学生エンジニア時給2000円を達成するように経営しています。

一方で、レジのバイトなどを時給2000円で雇おうとするのは難しいのかもしれません。それは店舗によっては来客が少ない時間帯もあるからで、1時間に500円分しか売れないときにはその時間帯だけでは1時間あたりマイナス1500円の赤字になるからです。こうした時間をアイドルタイムといいます。だからと言ってお店を閉めるわけにもいきませんから、来客が多く売上の高い時間帯で補って、平均すれば時給1000円くらいになるというわけです。

これに対してプログラミングや製造業は、働いた時間分だけ売り物の製品ができあがり売上と直結していてアイドルタイムがありません。その分効率よく支払うことができるという仕組みです。もちろん前提として、作るべき製品があることが必要ですし、なければアイドルタイムになってしまいます。そのような労働力を有効に使うようにする工夫と配分が経営です。

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