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AI定石コーナー
みなさんいかがおすごしでしょうか。
大変な時期でおうちにずっといる方も多いのではないかと思います。
少しでも退屈しないですごせるように、TwitterでAI定石コーナーを始めました。一日一定石です。
Twitterだと過去さかのぼりが大変なのでこちらnoteに定期的にまとめてきます。
その① ダイレクト三々の基本形
4月からのAI講座も延期になってしまったので、TwitterでAI定石をポチポチ紹介していこうと思います。囲碁AIの対局でおそらく一番出現するのが部分図の白6まで。ダイレクト三々の基本形です。この後、AIはA方面には打ちませんが皆さんにはA方面に打つのをおススメしたい。全局図はよく現れる配置の一つ pic.twitter.com/VXNXOBALWl
— 大橋拓文⛅碁は雲の中 (@ohashihirofumi) March 27, 2020
ダイレクト三々から一番よく発生する形。ダイレクト三々の変化は無数にありますので、ゆっくり簡単なのから覚えていきましょう。なるべく出現しやすいのから取り上げます。
その② カカリからツケ二段の定型
AI定石を一日一投稿。昨日に続いてその②。星にカカって小ゲイマに受けたら部分図の白4、6のツケ二段が良い手。AIは小ゲイマ受けにはほとんどこれ。なのでAI同士だと、この手段を嫌って小ゲイマ受けしないことも多い。黒9と打って黒Aを省くのが現代流。全局図のように他に転じます。 pic.twitter.com/4YxH3Td381
— 大橋拓文🌓碁は雲の中 (@ohashihirofumi) March 28, 2020
カカリに小ゲイマ受けならばまずはこれ。安定しやすいのが長所です。
その③ 一間受けにはノゾキ
毎日投稿。#囲碁AI 定石コーナーその③。部分図、黒3の一間受けは人気がある形だと思います。白4が人間はほとんど打たなかった手ですがAIは大好きでこれが有力。私も大好き。部分図黒Aには白Bと受けておいて白4黒5は白が得してます。黒は少し重い形。黒手抜きには白Aが大きい。4子局でも有力です。 pic.twitter.com/nuFZSCQbov
— 大橋拓文🌓碁は雲の中 (@ohashihirofumi) March 29, 2020
人間がほとんど採用しなかったノゾキですが、AIの得意戦法。これが好きな棋士はレジェンドの呉清源先生と張栩九段ぐらいでしょうか。先見の明がすごい。そして置き碁でも有力です。
ネット碁で噂の神机C、六子局でもこんな感じで打っているのを見かけました。
神机Cについてフッと気楽にツイートしたら反響が大きかった。
これで白勝つんだからもはや人間が信じてた囲碁は崩壊した感ある。 #囲碁AI #神机C #katago pic.twitter.com/JtHntYowLT
— 大橋拓文🌓碁は雲の中 (@ohashihirofumi) March 28, 2020
定石っていろいろあるけど、これでネット九段相手に白が勝ってしまうんだからもはや人類の囲碁は何だったのか。
これについてはいつか別にがっつり取り上げましょう。(予定)
囲碁未来ではAI定石について毎月1ページのコラムを書いています。
よかったらこちらもご覧ください。
また会いましょう。
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