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FP3級を受験した話

こんにちは.さらに寒くなったきましたね.

昨日FP3級を受験してきました.5年生のこんな時期に何してるんだ,暇だな,就活しろよという声も聞こえてきますが,FP3級を受験した感想を軽く述べさせていただきたいと思います.

結論から言いますと,そこまで受験するメリットはなかったかなと思いました.ただ,勉強するメリットはあるのかと思います.

どういうことかといいますと,試験に受かるだけならとても簡単なので,その程度の知識を身につけただけでは特に役に立ちそうな感じではないということです.

FP3級は学科(全60問)と実技(全20問)に分けられており,どちらも6割以上の点が必要です.

僕の勉強スケジュールは以下のとおりです.学科と実技,まとめて学習法を記載します.

試験2ヶ月前:参考書,問題集購入

https://www.amazon.co.jp/-/en/%E6%BB%9D%E6%BE%A4-%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%BF/dp/4813296629/ref=zg_bs_1115486_4?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=6A555T892FK5YH24FHEH

木曜日:勉強開始(試験3日前),最短で合格するための方法をネットサーフィンして,過去問道場なるものがあると知る.これをベースに9回分の過去問をやり始める.

https://fp3-siken.com/kakomon.php

土曜日:過去問9回分が終わり,間違えた問題を再度回す(540問終わった時点で正答率は65%程度でした).合っていた問題については放置した(一回目に勘であっていた問題も放置した).22時を回ったあたりから実技の対策を開始した.手始めに過去問道場をやり始めた.正答率は50%で,かなり不安になった.これは単に過去問を回すだけでは不十分なのかと思い,実技は問題集をメインにやり始めた.ダラダラやり始め,日が回った3時くらいまでに範囲の8割位の問題をとき終えた(途中youtubeやネトフリを見てたので,もう少し早くできると思います).

日曜日:8時30分起床.朝ごはん(カレー)を食べながら実技の問題を解いていたが,食べながら電卓が打てないためあまりはかどらなかった.9時20分,出発.9時40分到着.10時学科試験開始.確信をもって正解と言えるような問題が37問合ったのでこれは受かったなと実感した.試験自体は2時間あるのだが,早く終わったひとは1時間経過後に退出していい事になっており,11時にすぐ退出した.この時点で実技の対策が足りていなかったため近くのフードコートでご飯を食べながら問題集を見始めた.ご飯を食べ終わるとともに1週終わった.周りがかなりFP受験者らしきひとで埋まっており,一般利用者さんに迷惑がかかるかもなと言うことで早々と退散して受験会場に戻った.会場では30分ほど勉強する時間があり,過去問を一年分回すか,問題集をもう一度やり直すか迷ったが,問題集を一周さっと見直すことにした(j結果的にこれが正解だったと思う).10分前に終わり,過去問を解きはじめたが,13問目でタイムアップ(この時点で正答率65%くらい),不安を抱えながら受験することとなった.13時30分,試験開始.確実にわかる問題が10問,2択に絞れた問題が10問合ったので,期待値的には15点だなと思い,合格かなと思った.帰宅し,解答速報がTwitterに乗っていたので採点してみると,学科54/60,実技19/20であり,マークミスがなければ無事合格した.

こんな感じです.時間がない人のための対策としてはほとんど完璧な成果ではないかと思います.

成功のポイントは以下の3点だと思います.

・過去問道場で学科の勉強をかなり徹底的に行った

・実技で問題集を回した

・電卓を持っていった

・過去問道場で学科の勉強をかなり徹底的に行った:正直過去問道場にかなり助けられました.解説も無料のクオリティとは思えないほどで,要点をしっかりまとめてありました.実技とはいっても基本となる知識は学科の知識であるため,学科対策をしっかりしておくことが合格につながると革新している.

・実技で問題集を回した:実技試験の問題は一年に20問のみであり,一年分とくだけでは網羅できないなということを直感的に感じたので,問題集ベースの勉強を行いました.問題集は問題のパターンごとにまとめてあり,これを対策すればほとんどの問題をカバーできているのではないかと思います(実際のところは過去問を通年でといた事がないため再現性は不明).

・電卓を持っていった:こう見えて医学部のセンター試験,二次試験を乗り越えてきており,幼い頃から公文に通っていたので計算力には自信がありましたから,電卓を買うか買うまいか迷ったのですが,間違いなく買ってよかったと思います.400×1.02×1.02×1.02×1.02が433になるか,432になるかということまで問われていました.これは電卓を持っていれば一発なのですが,筆算するとなると,かなりしんどいと思います.というか,どこかで切り捨てながら計算していたら432になる気がします.ですから,電卓は必ず買いましょう.正直計算さえできれば何でもいいとは思います.友達は100均で買っていました.僕はあとあと簿記を受ける関係もあり,カシオの結構ちゃんとしたやつを買いました.12桁まであるといい感じだと思います.


これらのことをやれば確実に受かります.不安のある人は教科書を買うのもいいとは思いますが,正直いりません.とにかく過去問道場を回せばいいと思います.実技は学科の知識をキチンとアウトプットできれば回答できる問題が殆どで,それ以外のものは問題集にパターンが載っているので,それを暗記すれば完璧です.

これを読んだあなたはほぼ合格確実ですので,次回(5月)の試験に申し込んでみてはいかがでしょうか.

ここで冒頭の,そこまで受験するメリットはなかった,ということについて説明します.上に示したように,合格すること自体はかなり簡単なので,合格が目標となってしまったら,そこである程度のゴールが決まってしまっていくということになります.うまく説明することができないのですが,自分の性格上(おそらく皆さんも同じだと思いますが),合格を目標に据えた時点で,合格点を突破したらある程度満足してしまうと思います.しかし,FP3級で得た知識は広くめちゃくちゃ浅く,といった感じなので,そこにすら漏れがあったら将来的には不十分なような気もします.そもそもの間違いは合格を目標に据えてしまったことだと思います.それゆえ,試験勉強もぎりぎりになってしまったし,知識も中途半端な状態で臨んでしまいました.知識を十分身につけることが目標なら,教科書を読み込んで,しっかりと内容を理解していたかもしれません.ですから,これから勉強をする方で,ある程度ガッチリやりたい方は「合格」ではなく,自分の最大の知識を吸収することを目標に勉強してみてください.そうすれば合格は自ずとついてきます.合格というのは一種のお墨付きのようなものでしかなく,インセンティブにはなりますが,それを勝ち得たところでどこか空虚な気持ちになってしまいました(もちろん合格点数を取れたことは嬉しいのですが).将来的により役立つ知識を身につけたかったら,ある程度ガッツリ取り組まれることをおすすめします.

以上です.

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