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なぜ「Rシール」を剥がしてはいけないのか―法的・戦略的な解説―

割引あり

最近話題の「Rシール」についてです。

誰が貼ったのか分かりませんが、選挙期間中に「R」と書かれたステッカーが東京都の街中に貼られました。

https://x.com/NIWA_KAORU/status/1810962814582034662/photo/1

そして、今回の選挙で蓮舫陣営がシンボルとして「R」を積極的に使っていたこともあり、蓮舫陣営によるものではないかと指摘されたのです。


そして、7月7日、東京都知事選で、蓮舫陣営は歴史的な惨敗を喫します。その後の記者会見で、シールについて問いただされた蓮舫は、「主語がわかりません」「全く意味がわかりません」と応答していました。

しかし、複数のメディアでこの件が報道されつづけます。

11日になって、蓮舫事務所は、Rシールに陣営として関わっていないこと、貼った人は現状回復を行うようにお願いしました。

https://twitter.com/renho_office/status/1811278744260411776

その陣営のお願いに対して、蓮舫支持者と思われる人たちが、「蓮舫支持者が貼ったとは限らない」のになどと関係を否認しつつも、どういうわけかシールを剥がすことに強く反発しています。

さらに、自主的にステッカーを剥がしてまわっている党の議員に対して、蓮舫支持者を自称する人たちからの攻撃が激化し、事態は混迷を極めています。

Rシールを剥がさなくて良い理由① 法律は「剥がせ」とは命じていない

さて、わたくし馬の眼は「Rシール」問題に対してどのように考えているかと言えば、「Rシールは剥がさなくて良い」、いや、「剥がすべきではない」と強く主張したいと思います。

まず、法律面から解説しましょう。

「Rシール」の法的な問題点については、以下の記事が詳しいです。

他人の私有財産である看板等にシールを貼った場合は、器物損壊罪(刑法261条、3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料)に該当する可能性があります。
シールをたくさん貼ることにより店名を見えなくするなどして看板としての効用を喪失させた場合には器物損壊罪が成立します。
また、器物損壊とはならないような場合でも、「みだりに他人の家屋その他の工作物にはり札をし、若しくは他人の看板、禁札その他の標示物を取り除き、又はこれらの工作物若しくは標示物を汚した」といえる場合には軽犯罪法違反(1条33号、拘留または科料)が成立する可能性もあります。

要約すると、他人の私有財産にシールを貼った場合、刑法261条(器物損壊罪)・軽犯罪法1条33号に違反に該当する可能性があります。

さらに、道路標識など公共物についてシールが貼られた場合を見てみましょう。

都道府県公安委員会が設置した道路標識にたくさんのシールを貼って標識を見えなくしてしまった場合は、道路交通法違反が成立する可能性もあります。  
同法115条は、「公安委員会が設置した道路標識、信号機や道路標示を損壊して道路における交通の危険を生じさせた場合、5年以下の懲役または20万円以下の罰金に処する」と規定しています。

東京都には屋外広告物条例があり、道路標識、信号機、ガードレール、街路樹等に広告物を表示してはならないと規定されています(同条例7条1項)。
シールをこれらの対象物に貼った場合には同条例違反が成立する可能性もあります。この場合は30万円以下の罰金です(同条例68条1号)。

すなわち、道路交通法第115条・東京都屋外広告物条例68条1項に対する違反の疑いがあります

「馬の眼、お前、さっきは剥がす必要はないと書いていただろ!」と思われた方は、たぶんおっちょこちょいなので、ちょっと落ち着いて読んでください。

確かに、子どもが自分ちのタンスにシールを貼ったら、親にしこたま怒られれたあげく、自分で剥がせと強く命令されるでしょう。

でも、国家権力は親ではないし、法は道徳ではありません。法文には、「貼ったシールを剥がせ」とは書かれてはいません。

法や条例に書かれていることは、他人の私有物や公共物にシールを貼った場合、貼った人は懲役・罰金の刑を与えられるということだけです。

違法行為を行った人間は処罰される。たったそれだけなのです。

実際、弁護士ドットコムの記事に戻ると、貼られたシールを剥がす行為に対しては、「理論上は証拠隠滅罪(刑法104条)に該当する可能性」があると書かれています。

実際には問題にはならないだろうとも書かれていますが、本人が刑事責任を逃れるためにシールを剥がすのは、それ自体、やはり理論上は違法行為にあたりうると考えるべきでしょう。

Rシールを剥がさなくて良い理由② 公職選挙法の検討

それでは、なぜ蓮舫事務所は、Rステッカーについて陣営としての関与を否定し、支持者に対して原状回復のお願いをしたのでしょうか。

その理由は、公職選挙法にあります。

(文書図画の頒布又は掲示につき禁止を免れる行為の制限)
第百四十六条 何人も、選挙運動の期間中は、著述、演芸等の広告その他いかなる名義をもつてするを問わず、第百四十二条又は第百四十三条の禁止を免れる行為として、公職の候補者の氏名若しくはシンボル・マーク、政党その他の政治団体の名称又は公職の候補者を推薦し、支持し若しくは反対する者の名を表示する文書図画を頒布し又は掲示することができない。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000100

候補者のシンボルマークを掲示すること自体が、公職選挙法に違反する可能性があるのです。

それに対して、この条項は候補者にしか適用されないと面白いことを言っている政治系youtuberがいたのでご紹介します。

そこまで言うなら、なぜかネット軍師づらして勝手に都知事選惨敗の責任を取って頭をツルツルに剃り上げた訳ですから、額にRの刺青を入れておけばキン肉マンみたいでカッコ良くなるのにと個人的には思います。


そういえば、この人も含めて、いまRシールに熱狂している人たちって、子ども時代にキン肉マンシールが #流行ってた 世代なんですよね。

https://natalie.mu/comic/gallery/news/228406/662973

たぶん小学生の頃に、学校の机にキン肉マンシールを貼り付けて先生にしこたま怒られた人も多いと思うんですよね。キン肉マンシールに熱狂して理不尽に怒られたという憤懣やるかたない少年の心のまま中年になって、Rシールと#蓮舫はやってるに熱狂している人たちは、漫画カルチャーをとっても大切にされてるのだなあと思います。

それはともかく、公職選挙法は一般人には適用されないと主張したyoutuberさん、瞬時に論破されていました。

第百四十六条は、運用上はともかく、原則的には候補者本人だけではなく、すべての人に適用されるものです。

このyoutuberさん、公職選挙法も知らないのに政治家の私設秘書とかやってたり、どこかの政党からお金をもらって仕事をしていたことがあるんですよね。ほんとに大丈夫でしょうか。とても心配です。

ちなみに、このyoutuberさんは自分の無知は棚上げにして、こんな引用ツイートを付けていたので、これは私の責任として反論いたします。

この第百四十六条には、(文書図画の頒布又は掲示につき禁止を免れる行為の制限)という題名がついており、また「第百四十二条又は第百四十三条の禁止を免れる行為として」という制限がついています。

百四十二条と百四十三条では、選挙ポスターとリーフレットについて、文書のフォーマットや頒布枚数など細かい仕様が規定されています。その立法趣旨は、言うまでもなく、公平な選挙を行うためです。

そして、いま問題になっている第百四十六条は、「選挙ポスターでもリーフレットでもないから、名前とかシンボルとか掲示して選挙運動に使っても問題がないよね」という逃げ道を使った選挙運動を固く禁ずるものです。

その立法趣旨から考えて、「Rだけでは誰のことを言ってるかわからないし、そもそも文書じゃなくてステッカーだし」という弁解によって、違法ではないとみなされる可能性はかなり低いのではないでしょうか。

まあ、一般の有権者が実際にステッカー貼りで検挙されるかどうかは、運用面の問題になってきますので、私には判断ができません。ここでは仮に、刑法第百四十六条違反だと認められたとして、貼った人はどのような刑を受けうるのでしょうか。

第二百四十三条 次の各号のいずれかに該当する者は、二年以下の禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。
 第百四十六条の規定に違反して文書図画を頒布し又は掲示した者

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000100

つまり、シンボルマークを貼った人は、二年以下の禁錮又は五十万円以下の罰金となりうるわけですが、公職選挙法にはこれらの刑罰を科せられた人に対して、5年間の公民権停止規定があります。

第二百五十二条 この章に掲げる罪(第二百三十六条の二第二項、第二百四十条、第二百四十二条、第二百四十四条、第二百四十五条、第二百五十二条の二、第二百五十二条の三及び第二百五十三条の罪を除く。)を犯し罰金の刑に処せられた者は、その裁判が確定した日から五年間(刑の執行猶予の言渡しを受けた者については、その裁判が確定した日から刑の執行を受けることがなくなるまでの間)、この法律に規定する選挙権及び被選挙権を有しない。
2 この章に掲げる罪(第二百五十三条の罪を除く。)を犯し禁錮こ以上の刑に処せられた者は、その裁判が確定した日から刑の執行を終わるまでの間若しくは刑の時効による場合を除くほか刑の執行の免除を受けるまでの間及びその後五年間又はその裁判が確定した日から刑の執行を受けることがなくなるまでの間、この法律に規定する選挙権及び被選挙権を有しない。

ここまで整理すると、なぜ当初は「意味がわからない」と無視を決め込んでいた蓮舫陣営が、後に強く関与を否定し支持者に対して原状回復をお願いしたのか、その意味が理解できます。

蓮舫が関与していたとみなされると、蓮舫が今後5年間、被選挙権すら剥奪される恐れがあったのです。

実際、蓮舫自身がRを自らのシンボルとしてTシャツを使っていたという事実があります。

蓮舫instagram  今日は「R」Tシャツだよ

そして、繰り返しになりますが、蓮舫陣営は選挙戦略として一貫して「R=蓮舫」という図式を多用していた証拠が数限りなく残っています。


https://x.com/naka_X_/status/1807387418108006414

その限りにおいて、「R」ステッカーの違法掲示は、蓮舫陣営による選挙戦略の一貫であると見做される余地はあるように思われます。

さらに、もう一つ指摘します。仮に蓮舫自身が当選していた場合、当選無効となる可能性がありました。

(当選人の選挙犯罪による当選無効)

第二百五十一条 当選人がその選挙に関しこの章に掲げる罪(第二百三十五条の六、第二百三十六条の二、第二百四十五条、第二百四十六条第二号から第九号まで、第二百四十八条、第二百四十九条の二第三項から第五項まで及び第七項、第二百四十九条の三、第二百四十九条の四、第二百四十九条の五第一項及び第三項、第二百五十二条の二、第二百五十二条の三並びに第二百五十三条の罪を除く。)を犯し刑に処せられたときは、その当選人の当選は、無効とする。

蓮舫陣営がRステッカー問題についての対応を変えた背景には、おそらくこうした法的な問題点があったものと思われます。

蓮舫陣営としては、自身が関与していないことだけではなく、違法な指示を行っていないということを強くアピールするためには、原状回復をお願いせざるを得なかった。そのような強い態度を取らなければ、蓮舫自身の政治生命が完全に終了していた可能性があるのです。5年間の公民権停止は、それぐらい重いのです。

逆に言えば、熱烈な支持者たちは、自分たちの愚行によってそこまで蓮舫を追い込んでしまったのです。

なので、立憲民主党の一部議員たちや支持者たちが、蓮舫を支持するがゆえに、現状回復をしようとしていることは十分に理解できるものです。

しかし、もう一度言いますが、公職選挙法には「違法なステッカーは剥がせ」とは命じていません。

私は、後述する理由により、もはや立憲民主党の支持者ではありません。したがって蓮舫陣営がこの選挙戦略にかかわっていたならば、厳正な調査の上でしかるべき処分をされれば良いんじゃないかなと思っております。

まあ、実際に蓮舫自身に累は及ぶ可能性が低いとは思いますし、いちいち支持者まで選管も槍玉に挙げたりしないかもしれませんが、仮に選挙応援あるいは妨害目的でRシールを貼り付けた人がいるならば、その人は公民権停止になっても自業自得かなと思うわけです。

原状回復などという姑息な取り繕いはまったく不要でしょう。

知ってか知らずか、自身の公民権を賭けてまでクソださステッカーを公共物に貼り付けた人たちは、すごくロック()だと思いますしね。

Rシールを剥がさなくて良い理由➂ Rシールの選挙戦略を検討する

というわけで、「Rシール」が仮に選挙戦略の一貫だったと仮定するならば、それは候補者自身の当選を無効にし、かつ政治生命まで終焉させようとしかねなかった訳で、致命的に失敗した戦略であったことは明らかです。

ここに選挙コンサルなりマーケティング会社なりが関わってたのだとすれば、陣営としてははっきりとクビにした方がいいでしょうね。個人的にはどうでも良いですけど。

戦争で言えば、山に登って水源を絶たれたぐらいの大失敗です。蓮舫は、泣いて支持者を斬ることすら出来なかった訳で、その時点で、都知事としての適格性を欠いていると判断せざるを得ませんし、惨敗という結果は自業自得だと思います。

で、その支持者たちはどうも、ステッカーを貼ることの違法性が知られてくくるにつれて、「Rステッカーだけを剥がすこと自体が弾圧だ」という論陣を張っているようです。

もう一度言いますが、私は「Rシールは剥がさなくて良い」という立場です。はっきり言って、美しくないシールがベタベタ貼られたところで、汚い新宿の町がさらにほんのちょっと汚れるぐらいの効果しかありません。景観の観点からしても道徳的にも、たいした問題ではないでしょう。

ところで、「批判する人たちはRが怖いから弾圧するんだ」とか言ってる人たち。正気ですか?んな訳ないでしょう?ただのゴシックフォントの「R」ですよ?個人的には、「小汚いフォント使ってイキッテル奴らがいるんだな」以外の感想はないです。てか、RよりもPythonの方が怖いに決まってるじゃないですか!

「Rステッカー(だけを)剥がすな」論者たちは、ストリートカルチャーだとか、プロテストだとかレボリューションだとか言ってるけど、端的に言えば、単なる軽犯罪にしか過ぎないわけです。中学生がタバコやらシンナーやらを吸って自分の脳細胞を壊して、社会に反抗してる気分になってるようなもんです。


で、私はストリートカルチャーとかぜんぜん知りませんけど、有罪になる覚悟をもってステッカーを他人の私物や共有物に貼ることを全否定はしません。

ステッカーを貼るストリートカルチャーが、権力に対するプロテストの意思表明なんだとしましょう。法令とか条例とかを自覚的に破ってるわけですから、そういう側面はあるとも言えます。

しかし、あなた方は何をやってるんですか?

都知事選挙でしょう?条例を作り、守らせる側の最高責任者に押し上げようとした訳ですよね?なのに支持者たちが違法行為・条例違反を平気で犯しているという証拠が、ストリートとメディアとSNSを通じて大拡散されているわけです。

選挙戦略的に言えば、遵法意識がなく、ストリートの無法と選挙運動の違いすら分からない支持者たちに囲まれている候補に対して、東京都民が投票できるのかという問題なのです。

常識的に考えて、遵法意識が欠如した熱烈な支持者たちを、都知事になった蓮舫が強く取り締まれないだろうと有権者が考えるのは当然だと思います。で、中には、実際に政党や政治家から仕事をもらっている人たちもいるわけで、その人たちが権力を笠にきて法秩序を無視した所業に及ぶ危惧は十分にありうる訳です。

要するにこの人たちは、無政府主義に基づく社会運動と、権力の座を争う選挙運動の根本的な違いが何一つわかっていないのです。選挙前日に「小池辞めろ」とかいうコールをした人たちもそうです。「いや、翌日に私たちの一票で辞めさせるんじゃなかったっけ?」ってなんで疑問に思わなかったのでしょうか。

たぶん、本当に何にも考えてないんじゃないかと思いますが。こんなの、小学生でもちょっと考えたら分かることでしょう?なんでこんな考えなしの人たちが、政治に関わってるんですか?

この人たちの多くは、以前はモリカケサクラの縁故主義を批判してきたはずです。でも、実は「こんな人たち」もまた遵法意識が欠落していたという物理的証拠を「Rシール」は強く残した訳で、以後、自民党に対する野党側の批判は無効とみなされるでしょう。

Rシールが、今回の落選に果たした役割がどの程度なのか、確認することは困難です。おそらく、多くの有権者は、広く報道されるまではステッカーをそもそも認知してないと思います。

しかしこうやって報道されると、ステッカーがすべて剥がされるまで、蓮舫と「立憲共産党」に対して、目的のためには法秩序を平気で無法者集団であるという大変にネガティブなイメージが繰り返し繰り返し、すり込まれ続けるのです。その効果は今後何年にも何十年にも及びます。

その超長期的なデバフ効果の中で、今後の野党は戦いつづけなければならないのです。

だからこそ、「Rシール」は剥がしてはいけない

もう一度言いますが、私としては、「だからステッカーを剥がせ」とは言いません。むしろ「だからこそ剥がすな、後世にしっかりと残せ」と言いたいのです。

なぜなら、私はもはや野党の支持者ではないからです。2021年の本多平直をパージしたときから、完全に立憲民主党を見限りました。

立憲民主党の「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」で、「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」という発言が捏造され、メディアと活動家と党関係者のバッシングにあい、最終的に本多平直が離党したという事件です。

私は党による処分の根拠となった調査報告書を分析し、事実関係も書かれていないにもかかわらず、本多氏に対して、根拠をあげずに「ペドフィリア」「パワハラ」と決めつけている代物であることを指摘しました。

そして、立憲民主党がファシズム政党になりさがったと批判したのです。

報告書の致命的欠陥を論証していくことを通じて、第三者委員会および立憲民主党執行部が何をしようとしているのか、それも自ずと明らかになるでしょう。一言で言えば、立憲民主党が立憲主義と民主主義を放棄し、ファシズム政党に成り下がりつつあることが証明されます。

事実と議論を軽視する反民主主義に抵抗しようとする人間に対して、ペドフィリア・差別主義者であるとの印象操作を行い、弾圧・排除しようとする。これは、文字通りの意味においてファシズムです。

その当時、私とともに本多平直を擁護し、発言を捏造した寺田学座長や、事実上の責任者である福山哲郎幹事長(当時)を批判した人たちは、党内外にたくさんいました。

しかし、この問題に対して、党としては責任をとらず、説明責任すら果たしてきませんでした。

それにも関わらず、本多事件をともに批判したり反対論陣を張ったりしていたのに、すっかり忘れたかのように、未だに離党すらできない議員たち、立憲民主党から仕事をもらい続けている人たち、党を支持しているヘタレなインフルエンサーたちがいます。

そしてこの「Rシール」問題に結実し、党と支持者たちが創り出す、思考停止と不法行為と脅迫の波に飲み込まれる訳です。

支持者たちが応援のつもりで不法行為を犯し、選挙戦略の致命的な間違いに気づかず正当化している。それに対峙して原状回復をお願いした蓮舫陣営や、ステッカーを剥がして回っている他の議員たちが激しく糾弾されています。

この状況は、客観的に言って小さなファシズムですよね。

寺田学は許さないなどと口では偉そうなことを言いながら、結局「福山さんは関係がない」といって芋を引いて、本多事件に何一つ抵抗できなかったヘタレな政治系youtuberが、今度はその不法行為を扇動し擁護して、ファシズム運動の手先に成り下がってる。

で、その状況にたいして、多くの支持者もインフルエンサー・他の野党関係者は口をつぐんでいる。

で、私はこれで良いと思っています。

いまさら組織の実態を取り繕っても仕方ありませんしね。

無所属で立候補したとはいえ、立憲民主党の大幹部だった候補の選挙運動で、コアな支持者たちがファシズム的な組織体質をあらわす運動をやって、結果として党のイメージが下がって支持を落とすだけですから。そのようなイメージをせっせと撒いてるわけで、多くの有権者からは呆れられ、支持は急落し、さらに先鋭的な集団になっていくことは目に見えています。

縁故主義を批判していた側が違法行為を自覚的に犯し、反差別を謳っていた側が差別する側にまわり、人権を謳っていたはずの人たちがファシズムを体現する。こんな見事な寓話、なかなかありません。

例のバンクシーのように、きちんと文化財として保存されて、後世に長く語り継ぐべきだと思います。いやマジで。

さいごに

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