「一升餅」のように逞しく生きたい

1歳のお祝いという大義名分のために、一升分のお米(約1.8kg)を意図を理解していない赤ちゃんに背負わせ、ふらつきながらでもゴール地点まで歩かせたり、立てない様を両親や祖父母など家族がニコニコと眺める「一升餅」をあなたは背負いましたか?

ググるとお誕生日に行うのが定番のようなのですが、筆者は地域のイベントで背負ったそうですが、母親曰く立つこともできなかったそうです。数ヶ月違いで成長が著しい赤ちゃんの差はとても開いている状況だったそうです。生まれて1年でなかなかにハードな場面ですね。

ここで勘違いしないでほしいことは「一升餅」というイベントを否定しているのではないことです。地域に根ざした古くから行われるイベントで、今後も伝統行事として残ってほしいとも思っていますし、そこに住むものにとっては当たり前のように行うものです。
筆者が誕生日といえばケーキを食べてプレゼントをもらう日ぐらいの認識だったところを昔の人から1歳からでも逞しく生きろ!と叱咤激励されているようです。

ちなみにこの「一升餅」というイベントは「一升」と「一生」をかけて「一生食べものに困らないように」や「一生健康でいられるように」と願いを込められており、今後の健やかな成長や幸せを望んでいます。他にも背負うパターン以外に踏むパターンや切り分けて配るパターンもあるそうです。

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