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【10分師匠】「一日の決算は一日にやる」〜吉良節子〜

どうも、伊志嶺海です。

このマガジンでは、毎朝10分間で偉人の哲理を学ぶPodcastプログラム「10分師匠〜偉人の哲理〜」の内容を発信しております。

音声はstand.fmとSpotifyで聴くことができるので、そちらもぜひCheckしてください。

さて、今回の師匠は吉良節子さん。
吉良さんは土光敏夫さんという東芝の社長や経団連の名誉会長をお務めになられた方の、秘書をされていた方です。土光さんをそばで見ていた吉良さんが、土光さんから学んだことをご教示頂きました。


私は吉良さんのお話から、日々を全力で生きることの大切さを学びました。今日という一日はこの世界が誕生して初めて訪れる1番新しい日です。私も、昨日を悔やむのではなく今日もいい日にしようと精一杯生きていこうと思いましたね。


土光さんは普段、「日新に、日々新たに」という中国の古典に書かれている言葉を大切にしていたそうです。この言葉の意味が前述の、「今日という日は1番新しい日なので全力で生きよう」という意味になります。この言葉について土光さんは、「一日の決算は一日にやる」と話しています。新たに迎えた今日という日を清らかに生きるんだと毎朝誓って一日をスタートしていたそうですよ。


そんな土光さんですが、日本社会に多大な影響を与えた方にもかかわらず、その生活はとても質素だったそうです。エアコンは使わず、ペンは文字がかすれるまで使い、ごちそうはメザシだったとのこと。しかもこれは好んでこの生活をしていたそうで、「個人は質素に、国は豊かに」という考えを持っていたそうです。私利私欲を抑え、周りのために行動するということは、SDGsやサステナビリティが大事と言われて久しい現代でも大切な考えだと思いました。


土光さんの成功の背景には、決して自分中心の考えではなく、社会のため国のためという考えを持ちつつ、毎朝今日一日の誓いを立てるというパワフルさがあったのだと学びました。


まずは、毎朝起きたらポジティブなことを考え、声に出してみたり紙に書き出してみたりすることから始めるのもいいかと思います。私も日々全力で生きていきたいと思います。

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