vol.033 噛み砕くか、丸のみするか vol.033

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~「しみこませる」英語力  by ロービーティジャパン 石塚とも~

 噛み砕くか、丸のみするか vol.033
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こんにちは、ロービューティジャパン代表の石塚ともでございます。

ロービューティジャパンの英語教室で
5年間以上生徒さんにお教えした中で
「こうすれば上達が早く、しかも忘れない」
というポイントをお伝えし、
実際に体験していただくメルマガです、が、
その後私が調べたり実験して
「さらにこの方法がよかった!」というアップデート情報も
お届けしています。

私、このメルマガとは別に物語を語る有料コンテンツを始めようと思っていて
準備しているところなのですが、
こちらのメルマガは、今後も無料で続けていく方針ですので
お役に立てれば幸いです。

さて、9月12日発行のメルマガで、
新しい本の紹介とそのメソッドの体験談をレポートしましたが、
その効果がますますすごいです…

「これぐらいは原書で頑張ろう」と思って買って2ページで挫折した洋書たち、
長年(10年以上のものもあり)勉強しようと思ってiphone にため込んでいた
教材や洋書のオーディオブック、
それらを片っ端から出してきて数日たちました。。

そして、それらに、今まで体験したことがなかった
食いつき加減で次々と取り組んでいます。

そして、今までと感覚が違うのは、
今まではそれを読んだり聞いたりする目的が
「英語学習のために、そしてそのためには内容が興味があるものを」
ということだったのですが、突然ギアチェンジしたというか、
「ただ、そこに書いてある(録音されている)中身を知りたい」
に変わったのです。

「それが外国語だ」ってことを、突然意識しなくなったんです。

なんか興奮気味でひかれてしまいそうですが、
本当なんです(笑)
(おおげさなこと書いて私が得することは何もないですからね)


前回も紹介しましたが、参考にしたのはこの本です。

『留学しないで「英語の頭」をつくる方法 』
齋藤 兼司 (著)
中経出版
kindle 版なら、695円!
https://amzn.to/2Lq1TVy

さて、この本に書いてあることは、
私が今まで自分のお教室でお伝えしていたことと、
正反対のアプローチをとっている部分があります。

どちらも、
「文をまるごと理解できるようになる」という
ゴールには変わりないのですが
(まあ、語学のルールは誰でもそうですけど)

私が今まで実践して、
お教室やメルマガでもお伝えしてきたメソッドというのは、
文をとにかく細かく分解する、ということでした。
分解することで、なんとなくわかっていたつもりで
実は見飛ばし、聞き飛ばしてしまっていた部分を、
なくしていく、すべての要素に光を当てる、
ということでした。

こちらの本のメソッドでは、逆というか、
分解しないで、とにかく外国語は外国語のまま
私たちの中に入れていきます。
私がお伝えしてきた方法が、例えていうなら
「細かく分解して、消化不良の部分をなくす」
という感じに対して、こちらの本で伝えているのは
文を「丸呑みする」
というような感じです。

なぜ分解しないで丸呑みで飲み込んでしまうのか、ということは、
こちらの本の主張も一理あります。
その理由は、「いちいち分解していたらネイティブスピードに間に合わない」
ということです。

文章を理解するのに、何よりスピードが大切だ、ということは、
当メルマガの28号でもお伝えしました。
https://note.mu/ishizukatomo_rbj/n/nc9d7731c4685
早すぎる必要はないですが(そんなことを我々は心配する段階ではありません笑)
「ナチュラル・スピード」で話す、聞く
ということは、理解するためにも、理解してもらうためにも
重要です。

この本を読んで
私が理解が早くなったのも
「分解する」ことをもうあきらめて、一期一会勝負で丸呑みするように
なったからです。

ただ、その、
「丸呑み」で理解できる「英語脳」ができるために
この著者は1カ月から3か月で大丈夫、と言っているのですが、
そのためには、かなりたくさんの英語文に触れる必要があります。
私が今その段階にいるように、文に触れる=情報をとることが
楽しくて仕方がなくなってくるので、
丸呑みできるスピードはすごく上がるのですが、
丸呑み消化力が育っていないと、消化不良になってしまうと、
そのまま出て行ってしまいます。
この本では、とても簡単な文の丸呑みから始めて丸呑み分解力を
育てていくという方法を伝えていますが、
文法的に複雑な文になってきたときに、そのハードルを超えられる人と、
ハードルが高く感じてしまう人が出てくるのではないかと思いました。

そういうときに、「分解」は役立つな、と思いました。

「分解」というのは、かみ砕いて、細かくして、
消化しやすくして、口に入れることですから、
消化不良を起こさなくなる、と同時に、
次に同じパターンの文が出てきたときに、
もう少し大きなピースの分解で消化できるようになり
(=消化能力があがり)
何度か繰り返しているうちに、やがて丸呑みできる状態になる、
ということをめざしています。

人間というのは、わからない音声やわからない単語、わからない文法構造を
「雑音」「本のインクのしみ」として処理しようとするので、
それらを無視せず光をあてる、
私のお伝えする方法としては、「分解」に主眼を置いたわけです。

そして、オタクに分解できればできるほど、丸呑みの能力が上がるのも確かです。
(だから私は、「分解方式」から「丸呑み方式」にスイッチしたときに、
効果が一気に出たのかもしれません。
今、私は「分解」に関しては人に教えられるレベル、
つまり、もう見落としのない状態で、
「丸呑み」に切り替えても問題なかったからです)

難しい文章を理解できるようになるために、
母国語でさえ、文法の時間に文法をならいます。
(日本では口語文法は中学2年生で習うと思います)
母国語でも分解は一度は習うものなんですね。

ただ、全部それをやっていると、理解が間に合わない、というのも確か。

そこで、この本に書いてあることを参考にして、
「分解する方法も使うが、それが丸呑み能力に結びつきやすい」
という方法をちょっと考えてみました。

その方法を、次回からシェアしていきます。

クイズの解説も、次回からしていきます。


1 “Yes. “
2 ”Good morning!"
3 "Thank you.”
4 “Fire! Fire! (「火事だ! 火事だ!」の意味)


これを品詞分解、っていうの、よかったらぜひやってみてください。

それから、感想、報告フォーム
https://goo.gl/YdCtbR
はまだ生きてますので、ぜひご活用ください。
このメルマガに返信してもご感想送れます。

送ってくださった方のフィードバックを反映させて、
次回以降のドリルも作っていきます。

~「しみこませる」英語力 by ロービューティジャパン石塚とも~

発行 205部

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