双子って...

我が家の子ども達は男女の双子

結婚が遅めだったから
友人は2人目3人目とかいて
「双子だったら人数だけは追いつける」と冗談で言っていた

ホントに双子と知った時は
そりゃもう びっくり

「袋 2つあるでしょ?2卵生ですね」って

それからが大変
悪阻がひどくて脱水
さらに腎盂腎炎で高熱 即入院
その後も何やかやと体調不良で入院
「もう出産予定日まで入院ですね」
と言われ長い長い2ヶ月に及ぶ入院

それでも予定日までもたずに緊急帝王切開
小さく小さく産まれた我が子に罪悪感で泣いていた

家で元気にしていた頃の妊婦生活はめっちゃ幸せで楽しくて希望しかなかったのに

小さなオムツだけで
体にはたくさんの管
希望は心配と不安に置き換わった

当然、退院は私だけ
毎日 母乳を搾って冷凍して届けた
それしか出来ないもどかしさと不安

今なら「大丈夫だよ」と言ってあげられるだろうにね

子ども達が退院した時は喜びが勝っていたので、その後の子育ての大変さなどは、何とかなるさ!的な感じでいた

まぁ、既に社会人になっている2人を見れば、何とかなった...と言えるし笑い話には事欠かない

2卵生だし、性別も違うし、男女の兄妹を同時に産んで育てただけなんだろうけれど、常に同時に2倍。母親も2倍にならぬものか...収入も2倍になってよと思っていた(笑)
なる訳ない
救いは可愛さも2倍だった事かな

今は、公園で遊ぶちびっ子を見ると懐かしさと可愛さで、あの頃に戻りたいと思うほど
大変だったはずなのにね
だから、絶賛子育て中の皆さんは、たくさんたくさん楽しんで欲しい
あっという間に大きくなるから
大変でも、今を大事にね

周りには理解して助けてくれる昔 若いお母さんお父さんだった人がいるからね
だから大丈夫!

まぁ、子育ての大変さは分かるけれど分からないのは双子の気持ちかな...
母親としては双子を産んで良かったと思っているし喜んでいたのだけど、男女の双子で周りからは特別な目で見られる事も多かった

「双子で産まれたくなかった。
双子で産まれた人しか分からんことだから、ママに言っても仕方ないかけど」

大人になった娘に言われた言葉は
自分の中で消化されずに
ずっとずっと胃の中に残った揚げ物

変色し固まりとなって
胃の中でころころしてる

子の心 親知らずなんだよね
親と一緒にいる時間は
ちびっ子の時のほんのちょびっとだけで、親の知らない世界と知らない時間をたくさん生きている
親に言えない事も、言いたくない事もあるだろうし経験してる

双子ゆえに大変だったこと あったんだな…と思うと
いまでも涙腺が崩壊する

実家の両親も
義理の両親も
喜んでくれた
私も夫も喜んだ
本人達も喜んでいたと
勝手に思っていたから

でもね
娘の言う通り...分からないだよ
分からないから、分からないと言う事実を知れた事を感謝している
どんなに胃が痛くても、胃の痛い原因は分かるから
分からないなりに、娘の気持ちに寄り添っていこうと思えるから

だって
ガンの治療をするお医者さんは、みんなガン経験者じゃないけれどガンの事は知ってる専門家
子どもを産んで育てた事がない人も、ガンになった事のない人も、虫歯になった事のない人も世の中にはたくさんいるし、経験した事がない人には、経験した人の喜びや悲しみや苦しみは分からないと決めつけるだけで終わっていたら、本当に終わってしまうよね...人類の進歩も理解も

あっなんか話それた...人類の進歩とか大それた事(笑)


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