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[雑記]1/17

しばらく更新止まっていたが、今まで通り本も読んでいるし、物語も書いていた。なぜか1記事だけびっくりするほど見られている記事があり、毎日ぽつぽつと通知が来るので、noteのことは毎日意識させられる。

だけど、昨日まではnoteを更新する気分じゃなかった。書けないとか、生活にネガティブなことがあったとかではなくて、シンプルに書く気にならなかった。

なにかをはじめると、毎日コンスタントに続けなきゃとか、何とか書かなければとか、「○○しなければ」が勝手に作られるけど、自分の場合は大概そうなったら、とたんに楽しくなくなる。

「○○すべき」がそう為されないとき、人は怒りを覚えるらしい。
しなければならない課題としてこなせなかったことが楽しくないのは、自分にイライラするようになる側面もあるかもしれない。


noteは毎日続けることが目的じゃないから、書きたいときに書くことにする。急にふいっと消えても、急にガツガツ書いても、それはそれでいい。自分の場合は、それが生きてるってことなんじゃないかと思ったりもする。
 

あとは、自分よ。
書きたいと思わないときは、今更当然だがインプットが足りないときだから、もっと本を読め。
それと、自分よ。
書きたいと思うときは、言わずもがなアウトプットが足りないときだから、もっと物語を書け。

さて、初めての長編を書いている。
17章あるうちの1章を書いた。まずはざっと書いて、書き進めていくなかで加筆修正してかたちを整えていくことにした。
 
はじめから丁寧に書こうとすると、きっと途中で挫折して、進まなくなる。
長いからこそ、絶対途中で息切れする。
早く終わりにさせたいと書き急いで後半が雑になる。

なので、まずは書いて、細部は後回し。
削る分には何とかなるけど、あとから付け足すと物語が歪になることが多いから、できるだけ会話文も、もりもりで書いておく。

これが積み上げていくってことなんだなあ。と思う。
自分の生活があって、起きて、食べて、働いて、寝るサイクルのなかで、書いて、書き溜めて、積み上げていく。
自分の生活と伴走して、登場人物の人生が走っているイメージ。
 
早起きした日に見た朝日とか、そのときよく聞いていた音楽とか、毎朝食べるパンの味とか、吐く息の白さとか、スーパーの裏手から流れる揚げ物の匂いとか、誰もいない横断歩道で信号が青になるのを一人で待っている時間とか。

そういう感覚や景色と一緒に、登場人物のことを思い出したり、考えたりするようになる。
ああ、あの子はこういうとき、どうするんだろうとか。

これが長編の醍醐味だと感じる。


だから、これを書き切る。脱稿する。これが今の目標。
たぶん半年くらいかかると思う。
1/17。まだあと16章もある。
あと16を積み上げた先に、主人公たちのエピローグがあり、自分自身のプロローグがある。
 
エピローグのあとも、主人公たちの人生は続いていく。
もちろん、自分の人生も続いていく。

だけど、主人公たちにどんな未来があるのか。
書き終わった自分はどんな景色を見ているのか。

今は、それが何よりも楽しみなのだ。
 

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