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[雑記]10月の目標

先日、スクールで知り合った方が、なんとこのnoteを見てくださっていると聞き、驚いた。
こんなただの偉そうな物言いの気障な読書ログと化しているnoteを知っている方が見ていたとは……!
恥ずかしかったけれど、うれしかった。

お口に合うのであれば、いつでも覗いてみてください。
そして、気軽に声をかけてください。
  

さて、通っていたスクールの春期が今週末で終了する。
秋期を継続受講するか悩んで、受講しないことを決めた。

他の人に自分の作品を読んでもらうと、ほとんどの人がYA向きなのだと言う。
自覚はなかったが、YAは書きやすい。
児童文学は制約の多い文学とはよくいうが、YAは、自分にとって制約がほとんどなく、のびのび書ける。
ただ、今のYA業界のトレンドや、内容は自分向きではないと感じる。
自分が書きたいテーマが違うのだ。キラキラの恋とか、生きる意義とか、ミステリーとか、キャラクターが立ったシリーズものとか、今の自分じゃ書ける気がしない。。

とはいえ、対象年齢がYAなら書きやすさはあるので、YA向きの話を書き進めるために、まとまった時間をとって、80枚以上の話を書いてみるか、と思ったのだ。
まとまった時間を確保するためには、スクールを辞めないといけない。そういうわけで、スクールの継続終了を決めた。

スクールに通っていなかったら、日常生活のなかで、他の人に自作を読んでもらい、感想をもらう機会をもつことは本当に難しい。
読んでもらっても、身内くらいだ。

また、先生に指摘をもらったり、赤ペンをいれてもらえる機会なんてあるわけない。お金を払って添削してもらうものもあるが、自信作を満を持して出したとしても、複数作や自信のないもの、こういうのはどう評価されるのだろうという試験的に読んで欲しい作品は出さない。
 
それが出来たことは自分にとってプラスだったし、純粋に楽しかった。
書けないで悩んだり、焦ったりしている時に、スクールに通っている方々を思い出して、ああ、あの人たちもがんばって書いているんだよなあと実感して、元気をもらうことも多々あった。
  

半期だけの出会いではもったいないなと思いつつ、一方でオンライン受講では、コミュニケーションに限界を感じたのも事実だ。

わたしも授業が終わったあとの教室で雑談したい、とか。他の人の作品を自分なりに書いたものを手渡したい、とか。
そういう、隣にいれば気軽にできるあれこれが、オンラインだと途端にハードルがぐんと上がる。たとえば、「今後も読み合いとかしたいので、連絡先教えてください」とか、本当にハードルというか、もはや鉄壁にぶち当たりに行くようなものだ。
  
オンライン受講だからこその良さと難点を感じつつ、総じてとっても自分の為になった有意義な時間だった。


さて、今月の目標は、10枚の作品を2作脱稿すること。
まだプロットも書いていないので、これから書いて推敲する。
今月末の日産童話と絵本グランプリと、11月3日締切のグリム童話賞に出すつもりだ。

書き出すタイミングが遅いのは、実は今まで書いていたものがとても出せるような代物ではなかったので、リライトというよりもほとんど書き直しになるような感じで組み立てなおすことにしたからだ。

最初からきれいな形がポンとできればいいのだけど、それが出来ないので、右往左往しながら、当初の構想とはほとんど違うかたちになったプロットから書き出す、というやり方になりやすい。
書き続けていれば、うまくなると信じたい。

日産童話と絵本グランプリは、書いていたものが大賞になるような雰囲気と対象年齢ではないので、書き直している。
本当は小学校3年生以上の王道コメディを書きたかったのに、全然書けなかったので、対象年齢を小学校高学年以上向けに変更することにした。

グリム童話賞はテーマが「バラ」だが、これがまた難しい。
いくつも案を出したが、どれもパッとしない感じで困っていた。
バラ園に行って、バラを観に行ってなんとなくイメージがついたので、そのイメージを膨らませて書いてみるつもりだ。

 

ある大学教授はよく言う。
「レポートは慣れだが、創作は才能だ。創作はだれでもできるものじゃない、才能が必要だ。」と。

それを聞くたび、ちょっと弱気になり、また、自分は才能があるとは思えないが大器晩成型なんだ、書き続けていたい人間なんだからとにかく書くんだ、と強く思う。
書き続けていきたい熱量は変わらないから。
センスは磨くもの。磨いたセンスの上に、才能は開花するのだと思って。


そういえば、公募ガイドで、三浦しをんさんの新刊からのピックアップ名言として、

才能なんかだれにもねえよ!
あるのは、たゆまずセンスを磨きつづけようとする意志だけだよ!

2020年12月号公募ガイドより引用

と書かれていた。

ほんとそうだと思う。


まだ何者でもないけれど、何者でもないからやれることを、もくもくと、コツコツとやっていきたい。


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