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[雑記]脱稿して尚

言わないと伝わらないのが世の常。
好きだと言わないと、好きだと伝わらない。
言っても伝わるとは限らないけれど。


だけど、最近書いていて思うのは、明朗に書きすぎないで伝えること。

セリフや地の文で、言いたいことを書いてしまわないで、ストーリーの中でそれとなく、だけど全員に確実にわかるように伝えること。
これが出来てない。
つい十分伝わりそうなところを書きすぎてしまう。でも相手に伝わってるかどうかわからないから、持ってるものすべてを出してしまうのだ。

これは技術だと思う。
自分は、物語は一度読んだだけでもきちんと分かる明朗なものであるべき、と思っている。明朗だけど、何度も読むと違う解釈もできる、が理想だ。

書きすぎない、を意識してこれから書いてみる。


今日、南吉童話賞の2作を脱稿した。
あとは応募票をつけて、明日郵送する。

お作法がわからないので、ホチキス留めすべきなのかとか、あれこれよくわかってないけれど、テンプレートの専用原稿用紙は原稿用紙のマス目で多少読みづらく感じるので、テンプレートは使わずに、マス目なしの状態で印刷することにした。


そう……明日郵送するのだけど、困ったこともある。

ひとつ思いついてしまったのだ。
オマージュ部門での話のネタを。

オマージュ部門はすでに1作書いているので、もう書かなくてもいいのだが、なぜかそれも書けたら出したいという気持ちになっている。


もう日にちがない。
今からプロット書いて、書き起こして、推敲するなんて全然時間がない。
それなのになんで今頃書こうとしているのだろう。

集中できないぼんやりする頭を無理やりたたき起こしながら、とりあえず2作は出しつつ、最後までもがいてみようと思う。


思いついた作品は難産になりそうなので、完成度をどこまで上げられるか分からない。

上がらないかもしれない。

でも、書きたいと思ったんだから、出したいと思ったんだから、あがいてみるのも悪くない。


人生は元々死ぬまで悪あがき。
どうせあがくなら、泥臭く無様に足搔いてみたい。


そうやって醜く足掻いた跡が、果てしないどこかに繋がってくれれば、


それでいいや。


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