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ピンチをチャンスに 新たな転売ヤー対策

百害あって一利ないものの一つ、転売ヤー。
人の足元を見て小銭を稼ぐ阿漕な商売です。

散々叩かれているにも関わらず一向に滅びる気配がない。
ネットショップやフリマサイトが自分の利益を守るために厳格な規制をしないことが一番の原因でしょう。

健全な流通の妨げになっている以上しっかりとした法整備をしてほしいところですが、政治家たちにとってどうでもいい話らしく動く気配が微塵も感じられない。
今なら公約に「転売ヤー撲滅」を掲げれば結構票数稼げると思うんですけどね。

転売ヤー対策に本腰を入れ見事撃退した任天堂の例もありますが、すべてのメーカーが出来ることではありません。
抱えきれないほどの物量で押し切るなんて作戦は、任天堂だからできたことです。

ガンプラをはじめとしたプラモデル界隈もいまだに転売ヤーどもがのさばっています。
メーカー側も増産したり再販予定を告知しないなどの対策をとっていて若干の効果はあるようですが、人気商品になると欲しい時に自由に買える状態とは程遠い現状です。

実際に商品のやり取りをする小売店さんも、なんとか本当に欲しい人に渡ってほしいと様々な転売ヤー対策をしてくれています。
その内の一つに特に素晴らしいと思った対策をご紹介します。

大人気ゲーム『ウマ娘プリティーダービー』のプラモです。
こちらのお店さんがとった転売ヤー対策とは、
「実際のゲームでレース(対戦)を行い、1着の人が商品を買える」
というもの。

『ウマ娘』を知らない方にどういうゲームか簡単に説明しますと、
実在した競走馬を擬人化した”ウマ娘”たちを育成しレースで競争するゲームです。

レースは実際の競馬のように若干運も絡みますが、ほとんどは育成というキャラクターの作り込みで決まります。
昨日今日始めた転売ヤーが長らくゲームをやり込んでいるトレーナー(プレイヤーのこと)に敵うはずがありません。

なんと見事な転売ヤー対策。
お店の宣伝にもなりますし一石二鳥とはこのことです。

ピンチをチャンスに。
転売ヤー対策というネガティブなことを、イベントというポジティブなことにしてしまう。

何事もアイデア次第なんだなと考えさせられた出来事でした。

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