フィンガープラス09:フィンガープラス販売決定。ECサイトも発売日も決めました #いしたに新製品作るんさ #アフターコロナ
さてさて、フィンガープラスの製品仕様は前回までで確定しました。あとは販売までのあれやこれやを準備して、ECサイトに商品をのせて告知するという感じになってまいりました。
前回は無事に工場で初の顔合わせもできましたし、もうあとは発売だけかなあと思っていました。
で、もろもろ作業をしていて、ふと気づいたことがありました。あ、製品ロゴがない(笑)。
商品ロゴのことをすっかり忘れていました
いしたに:ここから商品購入のためのECサイトとかを作っていくんですが、その準備をしていて、これは製品ロゴみたいなものがないとあれやこれやで大変だぞってことが、今更わかりました。
幅さん:そうですね。
大村さん:たしかに。
い:で、フィンガープラスのロゴはたぶん幅さんがなんとかしてくれるんじゃないかと、実はだいぶ前から思っていました。
幅:まずですね。私は"その道"のプロではありませんので、デザイナーのような繊細な仕事はできませんので、そこはご了承ください。で、まずは試しに作ったもの。でも、あんまり気にいってません。
い:すぐに出てきた(笑)。
幅:というわけで、さっきいろいろ遊んでみました。
い:たくさん出てきた(笑)。
幅:これで打ち止めです(笑)。なんとなく暖色系だと、用途的にしっくりこなかったので、自分のなかでフィンガープラスは寒色系なんですよね。
い:わかります。もっとシンプルにモノクロ系でもいいぐらいです。製品写真の背景に使ったのも、いわゆる18%グレーです。写真では基準色として使われるものですね。要するに反射率50%です。もしくはRGB119。
幅:あ!昔CFカード入れにその18%グレー厚紙入れてました。
い:色の要素って、それぐらいいいかなと。そもそも製品も透明ですし。
大:よいと思います。
幅:もう少し、いじってみましょうか。アクリル感も欲しいところではあるのですが、中間取るとこんな感じですかね。
い:あ、いいですね。上の方がよりシンプルでいいかも。あとは枠の天地が反対でもいいかなと、上にあげるか下にさげるかの微妙なところなんですが(笑)。
幅:あ、実はそれはすでに試してまして、、、下向きはまずいというか、なんかちょっとアレだったんですよ(笑)。
い:ああ、わかりました。コンドーム感ですね。下向きはやめましょう(笑)。そうか上向いてると指に見えるものが下を向くとそうなるんだな、、、デザインって微妙なものですね。
幅:では、これで。
い:ありがとうございます。あ、ロゴは製品写真にも入れ込んでおかないといけないな。
大:よいです!
発売までにやっておかないといけないこと
い:さて、ロゴも決まったところで、実はまだまだやることがあるのですが、まずは決めなくてはいけないのは要素を整理して、価格を決めないといけません(笑)。
幅:そうだった。
大:まず、送料なんですが、今回スマートレターが使えるので180円均一でいけます。
い:おお、すばらしい。これでまず1つ関門クリア。送料高いとなんか凹みますもんね。
幅:よかったです。
大:あと、製品に同封するものが必要ですね。
い:ですね。それはカードを作ろうかと思います。といっても、製品名とQRコードぐらいしか入れる要素ないんですけどね。フィンガープラスの説明書も、このnoteのマガジンにおいておけばいいわけだし(笑)。
大:パッケージをどうするのかにもよりますよね。
い:閉じれるビニールケースみたいなものでいいと思いますよ。
大:いいですね、そこでコストかけたくないです。
い:まさに。あとカードにしておけば、名刺印刷で安いところありますからね。こことか、コスト鬼ですよ。なにしろ、1000枚で1500円。
大:安すぎ。
い:ということで、デザインしました。デザインってほどでもないのですが、どうせ伝えないことは、ロゴとこのnoteのマガジンのURLだけなので、要素は2つだけです。
幅:いいですね。
い:レイアウトを横にするか縦にするか、ひと悩みしたんですが、縦の方がすっきりしてていいかなと。
大:縦の方がしっくりしますね。袋はチャックポリでいこうかと思います。
い:コストはだいたいこの辺ですね。ということで、そろそろ価格決められます。ちょっと原価とかもろもろと計算してみました。で、1600円(税別、送料別)にします。
幅:感覚的にもいい感じがします。
大:そうですね、妥当なところだと思います。
い:あとはひもを除いたサイズと重さの表記。
大:ひも抜きのフィンガープラスの本体の重さは11.5g。サイズは8×20×71mmです。
い:ありがとうございます。
パッケージと発売日決定しました
い:価格も決まったので、最後にECサイトですね。さすがに自前で組むほどではないので、各社サービスを検討してみたのですが、今回は STORES のお世話になろうかと。
い:前にも一度 STORES の利用を検討したことがあったのですが、そのときと比較しても、また進化してますねえ。この手のやつの今どきのやつはホントよくできてますし、なんでもサポートしてくれる(笑)。あと、Facebook(とインスタ)のコマース機能も強化されてきてますね。
大:すごいですね。
い:はい、すげえ便利です。ということで STORES をひと晩いじってみて、こんな感じになりました。まあ、商品は1種類しかないんですが(笑)。STORES よさについては、またどこかでまとめたいと思います。
幅:いよいよですね。
い:ということで、最後の最後に決めないといけないのが発売日です。どうしましょうか?
大:それに合わせて、こちらも生産の準備しますので、決めてしまってください。
い:うーむ。いやあ、これだけは何回やっても慣れないですね。
幅:そういうものですか?
い:ほら、発売日にビックニュースとか入ってしまうと困りますしね。
幅:ああ。
大:そうですね。
い:ただ、まあこういうものはなんというか先延ばししても意味ないので、きょうにしましょう。
幅:(笑)
大:(笑)
い:ということで、きょう発売開始にします。そういえば、このプロジェクト振り返ってみてどうでした?
幅:「自分が欲しい」から始まったフィンガープラスのプロジェクトでした。こうして発売をいざ迎えてみると、なかなか胸に熱いものが込み上げてきます。それから、私はこういう経験がはじめてだったので、発売前からプロトタイプや試作品を使えるという幸せを噛み締めています。これが、商品企画に携わるという特権なんですね!・・・え、違う?(笑)
大:最初に声かけてもらってから、パッケージまであっという間に製品ができ上がって、気持ちの良いプロジェクトでした。もちろん、製造がまだ残ってますが(笑)。作り手としては、お二人が他のものづくりを知っているから、こちらも安心して自分の提案もできましたし、形もすぐできたんだと思います。
い:あ、そうだ。せっかくなので、パッケージの状態もお見せしておきましょう。こんな感じになりました。まずは表。
幅:きれいなアクリルがよく見えますね。
い:うらはこうなります。
幅:あ、ひもが2本ありますね。
大:はい、そういうことにしました。
い:最後にひもを通してもらうのはみなさんですし、長さも好きな長さに切ってもらってもいいと思うんですよ。
大:そうすると、失敗される方もいらっしゃるかなと。
い:あと、実際に使ってみたら、最初にいいと思ったひもの長さがやっぱり違った、、、というのもあると思うんですよ。
幅:それはたしかにありそうですね。
大:ということで、ひもは2本入れることにしました。なお、ひもの末端は軽くライターであぶって処理してあります。
い:ということは、ひもを切った場合もそうした方がいいということですね。
大:そうなりますね(笑)。
い:さて、このプロジェクトもそろそろ終わってしまうので、最後に。幅さんと、これ作りましょうか?って話をしたのが4月だったので、ここまでざっくり3カ月でしたね。くしくも緊急事態宣言が出ている時を含めて、ずっとこれやってたという形になりました。
幅:そういうことになりましたね。
い:大村さんには、その日のうちに連絡して、すぐにやりましょうって返事もらって、3日後にはビデオ会議して。大村さんも本業いろいろと大変なはずなのに返事が早くて、この人も大概だなあと思ってました(笑)。
大:(笑)。
い:ということで、改めていよいよ発売です。
幅:もうすぐ8月というこのタイミングで、当初はもう少し状況が落ち着いてくれれば・・・と願っていたのですが、残念ながら状況は変わらないどころか、より自衛的に気を引き締めなければいけない感じになってきています。心の底から本音をぶっちゃけてしまうと、こういうガジェットが役目を終えて出番がなくなるような来たるべき未来を願いつつ、それまではみなさんのカラダとココロにそっと寄り添いながら、小さな安心感をもたらしてくれる存在になってくれればと願っています。
大:フィンガープラスを製造する立場としては、安心して使用頂けるガジェットであればと考えながら作りました。少しでもみなさまが安心して生活できる為の手助けとなるガジェットになってくれればと願っています。
い:ホントそうですね。私はフィンガープラスがみなさんのストレスを少しでも軽減できるといいなと思っています。生活の中で、なんか今ここちょっとやだなって時に使ってもらえるとうれしいですね。今回のプロジェクトは、めでたく発売になったので、これでいったん終了となりますが、販売後の経過報告などあれば、このフィンガープラスのマガジンを更新する予定です。引き続き、よろしくお願いいたします。
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