見出し画像

フィンガープラス05:セカンドロットを使い倒してわかったこと #いしたに新製品作るんさ #アフターコロナ

今回はセカンドサンプルを実際に使ってのフィードバック会議です。複数人数が使い倒すとフィードバックにも実りがありますね。なお、ここまで開発にかかわっている3人は一度も実際には会っていません(笑)。

画像1

セカンドサンプルの見た目とかデザインとか

いしたに:ということで、セカンドサンプルの進捗ですね

幅さん:この手のものにアシストフックみたいな名前が付きつつあるのですが、すっかり銅ブームですね。でも、なんか凶器みたいなやつばっかりで、やっぱりアクリルに期待です

大村さん:まだ色入れはしてませんが、湾曲はこんな感じです

画像2

い:先っぽもう少しななめの方がいいですかね

幅:角度的に平らに見えてるのかと思いました。でも、ポストイットデザインだともうちょいエッジあったかも

画像3

大:この赤の部分ですか?

画像4

い:いや、私が言ったのはこの青にななめの部分ですね。この方がわかりやすいかな。極端に書くとこういうことかと

画像5

幅:修正しますね

い:こんな感じで持つはずなんですよ

画像6

い:しかも使うときには上から見ることが多いはずなんです

画像7

い:なので、ななめにカットした方が、触れたい面と平行になって、頭がジャムらないはず

大:了解です

セカンドサンプルの修正

大:先端をカットしてみました

画像8

画像9

い:おー、やっぱカットした方がはるかに見やすい気がしますね

大:そして、改めて大きさなんですけど、下が100円ライターとほぼ同じサイズ、上がそれを少し大きくしたサイズです。どちらもしっくりします

画像10

い:少し大きなのも悪くなさそうですね

大:そこは実際のサンプルを握ってみて確認してもらったほうが良さそうです

幅:この傾き、よさそうですね。実際に握って使ってみるのが楽しみです

大:じゃあ、どっちも送りますね

セカンドサンプルが届いた

画像11

い:さっき受け取りました。とりあえず、どっちも持ちやすいです(笑)

幅:インドアで試してみました。小さいの方が使いやすい印象。家の中のスイッチ類は、小型なものが多いから?

い:ちょっと思ったんですが、線とか入れるとロゴみたいなものを入れるスペースがほぼなくなりますね

画像12

幅:あー、たしかにそうですね。あと、指で挟む部分のクビレ、いいですね。しっくりくるし、持っていて想像以上にセクシーです

い:いいですよね

幅:あと、じゃぷじゃぶ洗ってます。

画像13

画像14

幅:サイズの大小は本当に悩ましい。どっちも悪くないんですよ

い:女性を考えると大きいのはなしかなと思い始めてます

幅:それは賛成です。家内に渡したら、持った時というよりも持ち歩きに大きいのはありえない!と言ってました

い:女の人って洋服にポケットないのが普通なので、そこがね

幅:そうそう、そこです。どう持ち歩く?と聞いたら、キーホルダーか、ストラップとのこと

大:自分も奥さんに見せたら小さい方が使いやすいと言ってました。あと、Oリングみたいな金属よりも付けるのはヒモ系が良いかなと

幅:なんの根拠もないですが、日本人はヒモ好きそう

大:あとOリングもよいかなとは思うんですけど、付けるときに上手くやらないとアクリルにがっつり傷が付きそうで怖いんですよね

い:あー、それは製造の問題になってしまいますね

セカンドサンプル使ってみてどうだった?

い:エレベーターボタンだと私はこう持つ方が使いやすかったです

画像15

画像16

幅:タバコみたいに持つんですね(笑)

い:あと、角はとにかく丸くした方がいいかなとも。いろんなトラブルの元になりやすい。それは子供に持たせるという意味でもそうかなと。うちの子供に使わせてみましたが、けっこう楽しいって言ってました(笑)

幅:わかります。とっても便利に使ってます

い:全体的に角を取る以外には、今のところ大きく変えなくてはいけないところはないです

幅:些末ですが一点だけ、ホールの厚みを薄く逃すことはむずかしいでしょうか。ストラップやOリングの着脱にはその方がいいと思うんですよね。強度の兼ね合いもあると思いますが

い:ああ、なるほど。それは同感ですね

幅:用途としてクリティカルな部分ではないですけどね

大:了解です。また試作作ってみます、少し時間下さい!

今のコロナ禍以降も含めて製品までに残る課題は?

い:新型コロナに関連して「かぜの科学」という本が改めて注目されているのですが、この本でもかぜにはドアノブとエレベーターボタンが危ないと書かれているみたいです

幅:ほんとですね。アマゾンのレビューのなかにも記載がありますね。 これまでの人生で、ボタンで何回風邪ひいたんだろうか、私(笑)

公共の環境でウィルス接触の危険性が高いのが、ドアノブ・エレベーターのボタンというのは参考になった。そして、「手で顔を触るのが一番いけない。」これはとても参考になった。

い:今回の商品、また発売までに整理しないといけないんですが、例えばエレベーターボタンでいうとボタンから顔までほぼ直接いってしまうってのが問題になっているわけです

幅:そうですね

大:そこをアクリルでワンクッション入れてあげるわけですね

い:そう、とにかくみんなが触れるようなボタンから顔までワンアクションでいかないようにする。だって、このアクリルの細長いものを顔にそのままこすりつけたりはしないでしょう(笑)。それだけでも十分に意味があるはずなんです

幅:さらに冬場の静電気でバチってなるのも防いでくれる

大:はい、アクリルはプラスチックで金属ではないので通電しませんから、静電気対策として問題ありません

プロトタイプを触りつつ、ビデオ会議でフィードバックして開発をすすめていく。コロナ禍の中、同じようなことを多くの人がやっていたんじゃないかと思います。そして、それでも十分に仕事はすすめられるんだなあというのが、今の感想です。

次、ファイナルサンプルまでたどりつけるでしょうか。

▼フィンガープラスはすでに発売開始。ご購入は以下のリンクから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?