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フィンガープラス08:フィンガープラスの製造の様子を実際に見てきた

前回までで、そろそろもう発売も間近って感じで終わってるのですが、今回はちょっと今までとは趣向を変えて、実際にフィンガープラスを作っている製造の工程なんかを見るために集合したので、そのご報告です。いや、大村さんは普段いるいつもの工場にいるだけなので、集合ってのもなんなんですが(笑)、そこはそれでそういうことで。

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いしたに:ということで、今回はじめてフィンガープラスをいっしょにやっている3人が大村さんのところ(株式会社オーエム)の工場に集合しました。

幅さん:でしたね。

大村さん:お疲れ様でした。

い:なんか、あれですよね。ビデオ会議もそうだし、普段からチャットもよくしているので、お久しぶり感がゼロで(笑)。

大:なんか久しぶり感なくて、私も驚きました。というか幅さんにははじめてお会いしたんですが(笑)。

幅:ははは。

い:で、私は大村さんの工場には過去にお邪魔したこともあるので、わりとどうフィンガープラスを作っているのかは、想像ついていたところもあったんですが、工場初訪問の幅さんのくいつきっぷりがすごかったですね(笑)。

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幅:陶芸が趣味なんですが、5年くらいやってみて、土練りやろくろ引きよりも、素焼き前の"削り"がいちばん好きであることに気付いてしまったような、スカルプチャーフリークな自分だったので、テンション高めでした。

い:そんな気持ちだったんですね(笑)。

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幅:生産性に直結するから当たり前と言えば当たり前なんでしょうけど、想像していたよりもNCルーター(自動制御で削る機械)のアームの動きがとんでもなくクイックでビックリ。不謹慎ですがターミネーターを思い出してしまい、大村さんにレーザーセンサーによる目に見えない防護柵があって人間を感知すると一瞬で動作が停止すると聞いて、ちょっと安心しました(笑)。

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い:私もそれびっくりしました。でもホント安全の仕組み大事ですよね。

幅:これも予想以上だったのですが、削り粉が大量に出るのが印象的でした。実際の素材からフィンガープラスを削り出した時に、製品側と粉&フレームと比較した時に、どっちが重いのかな?なんて想像しながら、じーっと見つめていました。

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大:NCルーターって、3次元的に削ることができるんです。そして、削りじゃないとフィンガープラスの持つところのくびれのカーブを実現するのがむずかしいんですよ。本体に厚みもあるので、成型だとむずかしいんですよ。しかもフィンガープラスの場合は両面処理しないといけないわけですし。

い:ははー、なるほど。

幅:マットなテクスチャも好きなので、削り機からの出来たてホヤホヤな感じもわりと好みだったのですが、やはりこのままだとアクリル感が少なくて寂しいと思いました。それで磨きへと進むのですが、、、(ここでテンションMAXへ)。

い:たしかに磨きの工程みているときの幅さんのテンションおかしかった(笑)。

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幅:いよいよ磨き!ということで、年季の入った研磨機を見たときは、この工場見学のなかでもハイライトなひと時でした。愛用しているフィンガープラスの美しいくびれが、このような手作業でひとつひとつ加工されていると思うと、いっそう愛おしくなります。くびれ、ステキ。

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幅:研磨機の電源を切っても、かなりの時間、惰性で回っていたのが気になってしまいました。その惰性回転の間も大村さんが研磨しているのをみて、「これ、回生ブレーキだ!!」と思ってしまうような変人は、たぶんEV乗りです(笑)

い:わかりますよ、あの研磨機がずっとまわってる感じいいですよね。1号って書いてあるのもかわいかった。

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幅:そして、ずらっと並んだフィンガープラス。もう、これ壮観!その大量のフィンガープラスが置かれているのもアクリルのトレーというところが素敵です。ふだんソフトウェアの世界で生きてるので、こういうハードな世界にはある種の憧れのような感情を持っていて、つい童心に還ってしまいました。感謝です。というか、むちゃくちゃたのしかったです(笑)。

大:細かいところまで見てくれていて嬉しいです(笑)。

い:私も改めて製造工程を確認することができてよかったです。やっぱり1回でも見ておくと違いますよね。

幅:そう思います。これは見せてもらってよかったです。

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い:私は過去にいくつかの何度か工場というのを見学させてもらってますし、実家筋も工場やってたりしてまして、かつきょう大村さんのところの工場を見せてもらって、痛感というか思い出したんですが、まともな工場って、すでにけっこうソーシャルディスタンスできているんですよね。

幅:たしかに。機械のまわりって十分にスペースあったり、例のNCルーターの安全装置もあった。

い:あれはさすがの安全への備えでしたね。

大:稼働している機械の近くで人がふらふらしてたら危ないですし、作業している機械の周辺にそんなにたくさん人いませんし、言われてみればそうかもしれないですね。

い:ということで、いよいよ次回はたぶん発売日決定となるはずです。


▼フィンガープラスはすでに発売開始。ご購入は以下のリンクから。


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