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「おぼえたことが、次の日にいなくなってる」

ちまちまと続けていたお勉強、本日資格試験の発表がありました。ちまちまと書いたのは、ずっと続けていたというわけではないからです。

そして、非公式ですが、解答速報が存在する試験でもありました。ありがとうツイッター、いいえ、今はエックスでしょうか。
とにかく、試験のすぐあとに速報がネットにでています。ありがたいです。もちろんわたしも速報に従って、自己採点をしてみました。

結果、「おそらくの」合格。ものごっついミスがなければ、合格しているのだと思いながら、自分のことをいまひとつ信じられない。
登録販売乗の試験はマークシートなので、塗りつぶす場所を間違えたなら、深い海の底に沈むしかないからです。ですが、この試験。もちろんもちろん、スムーズにいったわけではありませんでした。去年、この試験に挑戦していて、惨敗しております。2回目のチャレンジ、合格しておりました。

トライしたのは、登録販売者という資格です。
実は、この資格の存在を2年前は知りませんでした。

どうしてチャレンジすることになったかは、また別の話なのでまたいつか。
話を戻して、この資格試験についてすこし書きます。
5章に分かれているこのテストは、総得点の7割、かつ各章の正答率が35から40パーセントなければ合格できません。

全体の点数が高くても、各章の点数が低いと「足切り」といって不合格になります。どの章もある程度点数を取らなくては合格できません。

去年は通信教育で学んだのですが、なかなかうまくいかず。今年はご縁のあった講座orオンライン、動画、テキスト本で学びました。
テキストを開いて、記憶しようとがんばります。書いてみたり、ゴロ合わせを考えたり。だけども、模擬テストの試験の結果はとてもとてもひどいものでした。

単語帳に、長いカタカナの薬名を書きだしてみました→×
トイレに貼ってみました→×
特にこれがいちばん頭に入りませんでした。
テキスト本についていた、赤いシートでの暗記→△
語呂合わせ→○
動画→花丸
過去問→花丸 
アプリ→○

いい歳を迎えての勉強は、こうもうまくいかないのかと絶望しました。みたことのある単語、だけどもその尻尾の色を思いだせない。繋がるものが、全く記憶に定着していないのです。

登販の試験は、出る範囲が決まっているタイプのものです。ですが、過去問を解くにも、まず解くまでに至る知識がないのです。手のひらから、溢れていくばかりで、せっせと覚えても何日かしたらお空にかえってしまうのです。どこかに行ってしまって、探しても探しても見つからない。

ここで、このままじゃだめだと思いました。
試験を2ヶ月前に控えた模擬試験で、合格ラインにはとても遠い点数しかだせなかったからです。

ここで、ひらめきました。

趣味で作っている同人誌、作る時には「それだけ」になるべく集中します。とはいえ日常生活もあるから、なかなか難しい。洗濯物はピラミッドになるし、色んなものを忘れたり、そりゃあもう日常が削がれてゆきます。うまくバランスをとりたい
と思うけど、そこがわたしにはなかなかできないことでした。なので、今回、イベントも本づくりも少し自粛して挑んでみました。

そして、時間のすべてを勉強に使おう。そう決めました。
思電車の待ち時間はアプリを開いてみたり、テキスト本を読みこんでみたり。
頭のなかに定住してくれないなら、繰り返すしかないと思ったからです。間隔を開けずに繰り返さなくては。こうしていくうちに、正答率があがってきました。

こうなると、忘れることが怖くなりました。毎日少しの時間でも、問題やテキストに触れるようにしていました。
それでも、頭のなかに住んでくれない。繰り返しても、抜けてしまう。

アプリで単語をおぼえても、単語だけでは解けない問題がある。出題範囲は膨大だから、絞っていくしかない。

よし、もう何度もやるしか。
繰り返し、繰り返すしか方法が見つからず。

毎日のすべてをだいじに包めるわけじゃない。逃がしてしまう尻尾もたくさんある。迷いもするし、発見もする。日々は色で満ちている。

年齢を重ねているのは事実。
だけど、諦めなくてよかったなと思うのです。もっと頑張ろうって、だけど時にゆるく伸びながら、学んで行けたらと思います。




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