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【令和4年度 アカデミーハウス 7月レポート】

多くの学びを得た7月、そしてOBOGとの交流の中で新たな出会いも…。
7月は各グループで立てた課題に対して調査や分析をする作業に取り組むPBL活動。平行して、キャリア開発講座やスキルアップ「リーダーシップ・フォロワーシップ講座」、S.C.S(Smart Career Salon)、第1期OBOG生との交流会などが開催され、目白押しの1か月であり、さらに学びを深めていきました。

≪7月の活動≫

1. PBL講座・グループワーク

◆ 7 月 17 日「(スキルアップ研修)リーダーシップ・フォロワーシップ講座 」
自身のOSを入れ替えて、目標達成能力を高める事を主眼に置いて、推薦図書(7つの習慣)や、いくつかのツールを活用したタスク・時間の管理方法手段、習慣化を身に付ける方法などを学びます。

◆ 7 月 20 日「PBL 7月進捗報告会 」
3つのグループが、約 1 ヶ月の活動進捗を報告しました。
日々、2期生 各自が思考を巡らせ、話合いを頻繁に行っている内容を、小川先生に報告する。報告後のフィードバックをもとに、それぞれの活動をより具体化していきます!

・enJoin(エンジョイン)
「山口県は魅力度ランキング全国42位」という現象から、「観光の負のスパイラルが起こっているのではないか?」と考え、それを正のスパイラルに変える活動をするべく、「魅力」について哲学的思考法を用いて本質を探り、メンバーそれぞれが調査をしています。

「enJoin」の進捗報告後、小川先生からのフィードバック中の様子

・オープンサンドイッチ
「若者の流出」を山口市の課題と考え、若者が流出する理由を「魅力のある場所が少ないから」と仮定した。魅力的な場所が少ない、新たに生まれない理由は、保守的な人が多く、考えが「枠」にハマっているからではないか?という観点に行きつき、「枠」の本質を探るべく、また、どのように定義するかを再構成を行っています。

「オープンサンドイッチ」の報告中の様子

・!EATER’ず(ビックリエイターズ)
「交通の便が悪い」という山口の現象から「移動や行動の制限によって、地域の文化が発展しないという問題が起こっているのでは?」という問いを立てる。そこから思考を重ね、「人」に魅力があれば交通などの制限関係なく、文化の発展が起こるのではないか!という仮説を立てた。そこで、「地域に様々な価値や文化を還元してくれる人材を増やす」ことを理想に据え調査、様々な人達にインタビューを開始しています。

「!EATER’ず(ビックリエイターズ)」の報告後。
共に生活を送る他チームの仲間同士でも意見を出し合い、お互いを高め合っています!

◆ 7 月 毎週 2~3回程度「PBL グループワーク」

各グループが発表したテーマから、調査や意見交換など
グループワークを通じて提案を深めていきます。

⇓ 活動の様子を更新していきます ⇓
https://www.instagram.com/ah_2022_yamaguchi/


2. CD講座

◆ 7 月 13 日「CD(キャリア開発)講座 ③ 」

CD講座でのねらい
仕事(学業)に対する意義を再認識し、今後の進むべき方向性を定め、仕事(学業)に対するモチベーションアップを図る。
これまでの経験や能力や価値観、欲求を振り返り、今後のキャリアの目標や方向性を検討する。

1. 自己資源の棚卸【演習】
   ・行動特性の把握
2. 環境認識【講義】
   ・環境変化の影響
   ・我々を取り巻く環境変化 等…

自己の行動特性を認識するいくつかのワークを行うと同時に、自己を取り巻く環境変化、その影響を認識し、異なった行動特性をもつ、他者(上司・同僚)との効果的なコミュニケーション方法を学びました。

CD講座の様子


3. S.C.S(スマート キャリア サロン)

◆ 7 月 27 日 「第 4 回 哲学に学ぶリーダーシップ 」

S.C.Sの特徴である「対話型の学び」を実践中

哲学者の思想、行動からリーダーシップを4タイプに分け、リーダーシップ像をわかりやすく解説、比較し、自分のリーダーシップタイプを自己分析する。自己分析した結果を共有し、なぜそう思うのか、という問いを考えることで、今までの自己認識とは違ったリーダー像を発見していきました。

次世代リーダーを目指し、学びを吸収しようと沢山メモを取っています


4. OB・OG 交流会

◆ 7 月 16 日 「第1期生との交流 」

1期生・2期生とのワークショップの様子

1・2期生が混合のグループに分かれて、制限時間内に定められたワードを使って地図を作成してゴールへのルートを伝えるワークショップや、1期生が主体となって、昨年の活動紹介や2期生の活動報告等、お互いを知り、親睦を深めました。
今回を機にOB・OG会として、地域を絡めた交流会やイベント等を計画、活動する予定です。

1期生の的確な意見に2期生も学ぶ事が多かった
慎重に話合い、情報を整理する場面も
1期・2期ともに特徴的なのは、
集中力・実行力・コミュニケーション力に非常に長けている
彼らの今後の活躍に期待したい

≪利用者の感想≫

1. 7月の感想・気づき

・コロナウイルスが蔓延している状況での活動制限は、予想以上に負担があると感じました。対面出来ない状況では相手がどう考えているかを推し量るのが難しく、また自分の意見が通じているか通じているかも不安になります。物理的にはもちろん精神的にも不安を覚える状況で、どのように活動を
行っていくかを考えるのも必要なスキルだと学びました。
具体的にはオンラインや会議ツールを活用するのが有効だと思いますが、まだ実践しきれていない事が多いので、そういったスキルを身に付けていきたいです。

「モヤモヤやいら立ちも感じられる有難み」が今月のまとめである。疲労感が強い夏場に加え、仕事量も増え、半ばまでは体調を整えることが最優先課題だった。その中で、AH のプログラムやグループワークについても制限をかけながら様子をみる時間が続いた。参加したい、やりぬきたい、でも、できないというもどかしさに、人と会うことが心底嫌になった日もあった。しかし、その時間があったからこそ、優先順位づけや時間管理を意識できるようになったという変化が得られた。葛藤は苦しいが、それを自覚できる内はまだ、成長の余地や心の余裕があるのだと感じた。今回の経験を糧に、8 月も何とかのりきっていきたい。

・この1 ヶ月でよかった事は、グループとして形ができてきたと言う事です。個性あるメンバーが集まりましたが、一つにベクトルを揃えて協力してグループワークを行えております。各々の意見をしっかりと拾いつつ、率先してチームを引っ張っていきます。
改善点と思う事はアカデミーハウス14 人、と見た時にまだまだ上手くまとまっていないと思います。個性あるメンバーが集まっておりますし、無理にまとまらないで良いと思います。しかし全員で切磋琢磨し、そのエネルギーを各グループにもたらしたいきたいと思います。 そのためにも全員のコミュニケーション不足が一番の問題と思います。
まずは私から様々なアクションを起こし 盛り上げていきます。

・7 月は、実際にインタビューを行うなど、対外的に活動を進めていきました。山口で活躍されている方々とお話をする中で、自分たちのプロジェクトや思考過程についてアドバイスをいただくこともでき、よりたくさんの視点を得たことでプロジェクトもブラッシュアップされていったと感じます。
7月末は学校のテスト期間になり、ワークへの参加やワーク外での作業にあまり参加できないこともありましたが、しっかりとキャッチアップしていきたいと思います。

・今月の活動では、リーダーシップについて学んだり、チームとしても沢山進むことのできた良い月だったと思います。リーダーシップといっても、いろいろなリーダー像があって、それぞれリーダーとしてのメリットデメリットがあるようにおもえました。自分はネクストリーダーとして何ができて、
属するのはどこなのかをしっかりと見つめなおす
必要があると感じました。
その他では、自分のPBLでの活動はチーム全体でも進むことのできた良い月だったように思います。同じチームの人が参加できない時もありましたが、支障なく、順調にことが進んでいくのはこのチームの強みであると思います。
そんな強みやリーダシップとは何かを自覚できる良い7月だったと思います。

・この一か月を振り返ると成長できたことが少なく感じます。グループ活動では、正直話し合いもなかなか出来ず、プロジェクトとして進みも停滞しています。AH の活動ですのでしょうがないのもありますが、グループワークの時間をとるのさえ、時間の無駄と感じる日がありました。プロジェクト
のメンバーとして、一人ひとりがもっとできることがあると思うし、プロジェクトとして成長できていないのは自分の力不足というのも実感しています。来月には挽回できるようになにかしら頑張りたいと思います。

・リーダーシップ・フォロワーシップ講座で、時間の上手い使い方について学べ、そこでピックアップされていたツールを実際に3週間ほど使っている。いかに時間を浪費しているのか、そして生産性のある仕事を行えていないのかが可視化できた。今後はその結果を活かし、もっと時間の使い方を上手くしていきたい。 グループ活動については、モチベーションがリーダーシップを発揮することであるメンバーもいて(CD 講座のワークで知った)、率先して引っ張って行くようなことはしてこなかった。体調不良や仕事の関係など、想定外のことが立て続けに起こったこともあるが、1 年間振り返
った時に後悔しないように、もう少し私が引っ張るつもりで進めていってみようかと思っている。

・この1 ヶ月は課題に向け本格的になり発表練習などみんなで特に協力出来ていたと思います。 私自身が予定などがあり参加ができない部分があったりしましたが、みんなで助け合いながら出来ていました。

・得たことは、
①緊急度が低く、重要なことを実施することが大事→種まき
時間管理が重要(不要なものを見抜き、時間を生み出す)
習慣タスクを増やし、単発タスクを減らす
イフゼンルール(トリガーA をしたらB をする)
⑤頑張らずに積み上げる←頑張るものは継続できない
⑦インタビューは仮説を検証する手段であって、問題を探すための手段にすると収拾が困難になる
⑧理想と現象をシンプルになるように整理する←複雑なものだと課題が整理できなくなる
感想としては、
①リーダーのタイプには複数が存在することを再確認できた→見事にアカデミーハウスの中で分かれ、それぞれの意見がとても面白かった。
②グループ活動の方針に悩みもあったが、小川先生のご助言やPBLメンターのメンタリングで少しずつ軌道修正ができつつあると感じる。

・アカデミーハウスでの活動内容を発信するSNS 活動に携わせていただいておりますが、投稿を考え、構成する作業工程が非常に難しいと感じております。何を投稿するのが良いのか、投稿の文章の構成など、考えなければならないことがこんなにもあるのかと思い知らされております。また、私が勤務しております会社でもSNS が開設されました。会社のSNS は、アカデミーハウスのような関わり方ではありませんが、どこを意識してどのように取り組んでいくのがよいのか、一緒に考えていくことができれば良いと思います。

・7 月はPBLメンターにグループワークにはいっていただけたこともあり、円滑に進んだように思います。
また、発表も余裕を持って取り組めたという点においてもスケジュール管理がうまくできていたのでよかったです。
来月は実際にアクションプランのところに入っていくので、現状あるものの問題点からすべきことを見つけ出していきたいです。
授業で印象的だったのは、タスク管理のところです。todoist などのツールを日常にも入れていくことですべきことと緊急度が可視化されるのでかなり動きやすくなったように思います。これからもよりうまく使いこなせるようになって効率化を図りたいです。

小川先生の授業は大学の授業のようで面白いです。仕事でヘトヘトになり、「この状態で授業受けても、絶対集中できないよ!」と思っていても、実際に授業を受けてみるとあっという間に時間が過ぎています。仕事とは違う脳みその場所を使っているのか、いつの間にか頭の疲れも取れています。 普段疲れている時は、ベットに横になったりと体を休めることで休憩をとることが多いですが、 最近では授業に出てもまた異なった形で体力が回復することに気がつきました。不思議で面白いです。


2. AH での四半期を振り返って、自身が思い描くリーダー像

※ 4月の感想でも同様の問いをしています。果たして利用者それぞれの考えに変化はあるのでしょうか。

・メンバーが求めるリーダーとは目標設定力や達成力も必要ですが、人間的魅力も欠かせない要素だと思います。それには仕事以外の自己啓発・私生活の充実が必要です。
またメンバーから人間として興味を持たれると同時に、メンバーに対しての個人的興味を持つことも重要だと思います。それには会話を通して個性を把握し合う対話力が欠かせません。 人間的な魅力を培う事が私生活だけでなく仕事にも活きるので、意識していきたいです。

・私が現在、思い描くリーダー像はやはり「お手入れができる人」である。なぜ変わらなかったのか、その大きな要因はメンバーの個性がはっきりと見え始めたためである。また、その根底には私の「人の行動は、好子と嫌子に左右されている」というものの考え方も大きく作用している。その人ごとに、なぜ行動するのか(あるいはしないのか)を、観察・洞察していくと、時々に応じて必要な手が打ちやすい。そのためには、見守る・かかわるという使い分けが必要なのだと考えている。さらに、必要なお手入れができるということは、周囲の環境や状況をよむことで初めて成り立つ。前回も書いていたが、今回のレポートについても他の入居者と共有してみたい。

リーダーとは【全体最適で動ける人間】だと思います。
アカデミーの生活では、誰かがやれば良くて自分がしなくても別にいいことがたくさんあると思います。そんな中、率先して自分から動ける人間こそ他の人からの信頼を集め、人をまとめることができるのだと思います。
全体最適で動くためにはまず広い視野を持たないといけないと思います。そうでないとまずは"気づく"ことができないと思うからです。そして気づいたらすぐに行動に移せる、というのが大事だと思います。
これからもっと高い視座で取り組んでまいります。

・私は、AH の活動を通して、メンバーのモチベーションを上げることができることが、リーダーにとって大事なポイントだと感じています。価値観や大事にしたいもの、この場で得たいものは人それぞれであることを理解し受け入れることが非常に大事だと思います。とはいえ、チームでやっていくう
えで、みんながばらばらではいけません。そこで自分の価値観を押し付けて共通の認識をつくりチームビルディングを図るのではなく、それぞれの状況を理解し受け入れたうえで、それぞれにどうアプローチすればモチベーションを保って高いパフォーマンスを発揮してくれるか、という部分を考えた
うえでチームビルディングを図ることが、リーダーとして大事な力の一つではないかと思います。

・私が思い描くリーダー像は、芯がしっかりしていて仁義を通す、相互を頼る持ちつ持たれつの関係を築けるリーダーになりたいとおもいます。リーダーというのはただ相手を抑えるだけのリーダーではなく、しかし芯は強くなくてはならない。みんなを適材適所へ送る分析力も必要。ただ、頼られる
よりも頼れる関係であることも重要。そう考えた結果、このようなリーダー像を思い描きます。私はそんなリーダーになりたいと思います。 そのためには、細かなところにも目線を向けて相手を良く知って分析し相手の立場になって考える協調性と傾聴力も必要だと思います。私自身足りないものばか
りで身につけないといけないものが多い中でどれだけ近づけるか、どれだけ超えられるかためされるところだと思います。

・自分が思い描くリーダー像として、全員の意見の調和がしっかりととれ、うまくまとめれる人が自分の思い描くリーダー像と思っていましたが、もちろんそれもリーダーの一つとしてありますが、絶対成功に導く大胆なリーダーや、どんな意見にも左右されないカリスマ性を持った人も一つのリーダ
ーの形としてあることが勉強
になりました。

・先陣を切って引っ張って行ったり、縁の下の力持ちになったり、と状況やそのチームのメンバーに合わせて、動ける人が私の思うリーダーだと思う。
また、それぞれのメンバーの目標や、思いを認識したうえで、どういう風にそれに持って行けるのか、モチベーションを維持できるように日々声掛けをしていけるかも、リーダーの大事なスキルなのではないかと考えている。

・4 半期を振り返り私が思い描くリーダー像は、自分の行動や発言に対して自信を持ち全体が見れてまた個々も見れ、女ならではの細かい気遣いができるようなリーダーです。やはりまだリーダー像とはかけ離れているので、これからもリーダー像を意識して色々取り組んでいきたいです。

・目的達成に向けて、チームをまとめ推進していく孟子型リーダー
理想のビジョンを持ち、目的と手段を整理し、適材適所でチームメンバーの力を最大化させること。
小川先生の授業などアカデミーハウスでの学びを整理し、自分自身にあったリーダー像を追求していきたい。

・私がこれまでアカデミーハウスの生活を通して、思うリーダー像は、「調整能力」が高い人かなと考えております。何か物事を進める上で、様々なヒト・モノ・カネが関わります。各プロジェクトメンバーとリーダーの違いは、その中でもどう物事を全体的に捉えてコントロールしていくことができるか、というところに出てくるのかと思います。メンバーは、取り組みの中で進めていくと、議論の設定や論点が少しずつずれていってしまうことがあるかと思います。そこをなるべく早い段階で指摘をおこない元に戻す。これがプロジェクトリーダーとして大事なことになるだろうと思います。

・AH には様々なタイプの人がいてそれぞれのリーダー像があると思いました。
私が以前まで思っていたリーダー像は、周囲に気を配れて、場を盛り上げ話を発展させていける人だと思っていました。しかし、AH での生活を通してそれだけではないような気がしました。それぞれの思い描くリーダー像があるように思えました。一般的にリーダーとは、先を読んでみんなを引っ張
っていくというイメージがあると思います。しかしながら、AH では全員がそういうタイプではありません。分析してよく考えてものを話す人、場を盛り上げて雰囲気をよくする人などグループの中でも様々です。リーダー像という言葉に縛られすぎずに捉えることができるようになりました。

清濁併せ呑むって大事だなぁと思います。 今の私にはできないです。
どうすればできるようになるだろう… 嫌な人、意地悪な人…など一緒に行動したくない人と一緒に行動することは、心にとってとても重労働です。
気になる言動を受け流すことはできますが、受け流せない状況になったらどうしたらいいのだろう…と頭の中で実験してみますが、頭の中の私は大体「もーこの人やだー」で終わってしまいます。私のプライドが邪魔している…気がします。


≪概要 プログラムの説明≫

1.アカデミーハウスについて

地域の次世代リーダーが住まう、キャリア開発型シェアハウス。
「自律」「実践」「時間の共有」をテーマに掲げ、予測できない事柄や未来の社会情勢に立ち向かえる次世代のリーダーを育むための共同生活空間です。ともに生活し、グループ活動を行う中で、ここでしかできない経験、自己研鑽を目指します。

学びの様子

2. P.C.T プログラムについて

≪SNSのご紹介≫

2期生インスタグラム

⇑【公式Instagram】⇑
アカデミーハウスの紹介(理念や、ここでしか学べない「P.C.Tプログラム」など)、イベント情報 2期生目線で、どういう事を学び・実践しているのか、活動・生活の様子を発信していきます。


HP

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