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【令和4年度 アカデミーハウス R5.1月レポート】

1月。年が明けて、今年度のアカデミーハウスも 3カ月を切りました…。
まだ少し、お正月気分が抜けきらない部分もありますが、アカデミーハウス
メインプログラムの 1つ「PBL」において、各グループごとの活動がより活発化してきました。
この月では、昨年から計画、準備してきた事の実践に加えて、3月の成果発表会に向けての準備も徐々に進めていました。
残り少ない2期生同士の交流も交えながら、忙しさからの焦りや緊張が肌感覚でちらつき始めた 1ヶ月でした。

≪R5.1月の活動≫

1. PBL講座・グループワーク

◆ 1 月 11 日「PBL 1月次進捗報告会 」

成果発表会まで、毎月行う月次進捗の報告も残り 3回となり、準備なども考えると、ここからが正念場となっていきます…。
各グループとも、先月に比べて着実に取り組みが進んでいましたが、小川先生からのフィードバックも成果発表会を見据えた内容になっていました。

⇧ 小川先生からのフィードバック中の様子 ⇧
・オープンサンドイッチ・
≪「若者の流出」を山口の課題と捉え、若者の定着を図る為に山口県内企業への就職を促す事を目的とし、コンテンツ企画を試験運用中。≫

成果発表会では、アカデミーハウスでどういう取り組みをしているのか、初めて見に来られる方も多くいます。その方々にも分かるように、各グループが取り組んできた活動の背景、きっかけから実践してきた内容、成果、今後についてを短時間で発表しなければなりません。
いかに分かりやすく伝えるか。アカデミーハウスで学んだプレゼン力、に併せてコミュニケーション能力を発揮する為、まだ伝え方の部分で、それぞれに課題があると再認識した時間でした。

⇧ 染物の実験結果を報告中 ⇧
・enJoin ( エンジョイン )・
≪規格外野菜に着目し、山口で ” 和の文化 ” に興味を持っていただく事で山口の活性化に繋げる事を理想として掲げ活動を進めています。2月には染物体験イベントを開催予定≫

ただ、嬉しい光景もありました!
各グループの進捗報告後、必ず別グループの2期生が丁寧なフィードバックをしていました。3チームとも取り組む活動は違いますが、置かれている状況は同じで、不足する部分を補い、支え合う気持ちが行動に表れていました。これは、アカデミーハウスならではであり、これまで共同生活をしてきた仲間だからこその光景だと感じました。

⇧ 別グループメンバーからフィードバック中の様子 ⇧
・!EATER’ず ( ビックリエイターズ ) ・
≪" 新しいものや考え方 ” を持っているが、 自分の現状を変える事ができない、行動できない若者達がいる現状を知り、” 行動する ” までのサポートをする事を目標に掲げ、企画を運用中。

◆ 2 月 毎週 2~3回程度「PBL グループワーク」
⇓ 活動の様子を更新していきます ⇓


2. 哲学カフェ

◆ 1 月 5 日 「第 3 回 テーマ ” 生きがいとは何か?” 」

哲学カフェでは下記 3 つのルールがあり、これらを守った上で参加者は自由に発言できます。
(1)誰でも分かる言葉を使う
(2)全否定しない
(3)人の話をよく聞く

小川先生によるファシリテーションの様子

年明け早々の開催となった 3 回目のテーマは " 生きがいとは何か? " 。
今、海外では " 生きがい " という言葉が話題になりつつあります。
なぜが!?、特に英語圏ではこの言葉に値する訳がなく「 Ikigai 」という単語として浸透していっているそうです。
今回は、日本人が当たり前に使っていて、海外では注目を集めている " 生きがい " について、対話しながら考えを深めていきました。

参加者それぞれの " 生きがい " に注目していました

前回に負けず劣らず、熱い対話が続き、参加者それぞれの " 生きがい " について、広く深く思索を行っていました。 " 生きがい " は正に、一人ひとり違って当たり前ですが、他者の意見を聴くことで、自らの考えを吟味する様子が見られました。90分があっという間に経ち、参加者一人ひとりにおいて、様々な思いと気づきを胸にした時間となりました。

一人ひとりの " 生きがい " の真意を深堀りしていきました


≪利用者の感想≫

1. 1月の感想・気づき

・1月は「動くこと」をテーマに、外部とのつながりを積極的につくった月であった。12月は苦手な思考処理へのアプローチに取り組んだ。その反省を基に、1月は自身が苦手だと感じている「外部と繋がる・行動する・交渉する」部分に挑戦した。これまでは苦手だと感じていることを避けていたため、どこがどのように苦手なのかがはっきりとしないことが多かった。今月は意図的に挑戦することができたため、苦手意識があった部分のどこに対して不安や苦手意識があったのかが明確になった。また、すべてが苦手なのではなく楽しんだり、得意な部分でカバーしたりと工夫できるのだという気づきも得られた。2月は、これらの気づきから「では、これからどうしていきたいのか」をことばに表してみたい。


・今月は仕事の関係から、あまり話し合いなどに参加できませんでした。
ただその中で自分に何ができるのか考えましたし、私自身取り返す気持ちでおります。 残り2ヶ月となりましたが、走り抜けて成果発表会を成功させます。


・今月は、グループ開催のイベントと同時進行で、次年度に向けた仕組みの継続に向けても動き出し、かなり忙しい月でした。誰がどこを中心となって進めるかという分担が割と分かりやすくできてきたので、それぞれの負担を減らしつつ、タスクが浮いてしまっている状態を避けることができたと思います。PBLの最終発表会までのこり約1カ月半と、あまり時間はないですが、今年度やりきること・次年度以降に仕組みが残せるように、グループで協力しながら進めていければと思います。私自身が1月2月は半分ほど山口にいないこと、メンバーも忙しくしていることから、ここ最近はオンラインでグループワークをすることも増えたなと思います。生活リズムがばらばらなメンバーが集まっているので、時間と場所を合わせるのが難しいこともありますが、オンラインの活用や、自分の動けない時期の事前共有などを通して、臨機応変に対応できるようになってきていると感じます。


・今月を振り返ると自分で解決する力が高まったと思います。 3月の最終報告会が近づいていく中、これまではチームのために自分が何ができるかを考えていましたが、チームに認められることやチームとしての考えしかもっていなかったと思います。本当に自分が最終報告会で発表することを再認識することにより、「チームの進捗が」や「チームの状況が」などを考えずやるべきことをしっかりと取り組めるようになったと思います。 残り少ない期間の中、自分が改めて何がしたいのか何ができるかをしっかりと考え直してやっていきたいと思います。


・この1ヶ月振り返ると最終発表に向け、特に気を引き締める1ヶ月だったと思います。SNS発信だったりそれに向けての活動だったりだったので、気は引き締まる思いでしたが結構のんびりだったかも知れません。


・【共同生活から】
● グループ活動が終盤になり、どのグループもラストスパートをかけているように感じる。他のグループワークをのぞくと議論の内容が深く、また会話のラリーのテンポが速い。我々も最後の発表時に「このグループでやってきてよかった」と言えるように頑張りたい。
【S.C.S.から】
● 縦のつながりが大事(若い人はとにかく動く。中堅はコーディネート。上の人は資金調達)→ 同年代のみでつながるのではなく、また近い先輩とだけつながるのではなく幅広い年代の方とのつながり作っていきたい。
● 世界は一つ(アメリカが風邪をひいたら、日本の企業もダメ)→ 目の前を見るミクロの視点と、グローバルで見るマクロの視点を持ちたい。
● 伝えたいことは伝わっていない → 伝えたことで自己満足になるのではなく、言葉やシチュエーションを変えて、伝え続け、相手が実践できるまでサポートしていきたい。


・アカデミーハウスでの生活も残りわずかとなり、いよいよ追い込みとなってきました。どのように見せるか、非常に難しいところで頭を抱えております。私たちのチームのプロジェクトとして動いていただける企業や学生たちをどのようにコミュニケーションを図りながらコントロールするのか、また、魅力体験の場として活用させるのか。日がない焦りから、さらになにかを見失ってしまっている気がしてならず、自分自身何だかよくわからない状態になってしまっているタイミングがあります。何が必要で何が課題となるのか、今一度整理していきたいと思います。



2. AHでの生活を振り返って、自身が思い描くリーダー像について

・AHでの生活を振り返って、私が思い描くリーダー像は変わらず「お手入れができる人」である。今回は、AHの中で感じた社会の変化という視点から述べていきたい。AHでは共同生活をしているが、生活リズムが異なっているメンバーとは全く顔を合わせないことも多々ある。社会の変化によって、現代はひと・もの・ことが個別化されている。ともすれば、あらゆる出来事が個人単位で完結する可能性もおおいにある。そのような中で、リーダーが必要とされる場面には、必然的に他の存在(他者・他機関等)も生まれるのである。したがって、リーダーとなりうる人材には自分以外の存在に関与する力が必要である(植物に手を入れるように、他の存在に手入れができる)と私は考えている。


・継続して発信、行動し続けられる人だと思います。 そしてそのためには熱意が必要だと考えます。 1期生の「チョコレートで山口市をブランディングする」のグループは今でも活動されていると聞きました。 その理由は、1期生グループメンバーが率先してやってるからのはずです。 私自身ももっと本当に達成するためにはどうすればを良いのかを創意工夫して物事に取り組みます。


・10月度のレポートでは、「自分自身のモチベーションを保ち、メンバーの目的や成果を明確化してモチベーションを上げることができることが、リーダーにとって大事なポイントだ」と記載しました。現在も同じように考えいていますが、それに追加して、コミュニケーション力や気遣い・心遣いなど、コミュニティやチームのみんなが活動しやすい環境や雰囲気づくりに尽力することも重要なポイントだと感じました。


・率先して全体を引っ張っていけるのが理想のリーダー像です。 自分がやりたいことやるべきことを軸に活動していき、「ついていきたい」「ついてきてくれる」仲間や人、を自然と増やしていけるのが理想のリーダーだと思います。 周りの配慮やメンバーを動かすことも大事ですが、自分がまず何事にも楽しんでいけるようになりたいと思います。


・私たちチームは、お見合い状態のチームらしく、気を遣いながら活動しているように見えるらしい。私的にはそれが悪いのか良いのか分からないのですが、しかし全てがお見合い状態ではなく、誰かの一言で進んだりしたりすることも多々あるので、いいと思います。 なので自分のリーダー像はブレブレになりますが、やはり大事な時にまとめられることの出来るリーダーに憧れます。


・● 関わる方々の考え方、特性、特徴を受け入れ、理解し、それで得たことを基にして接し方を変化させ、その方と最高の関係性を築くことがきる。そして、チーム全体として最高の成果を生み出す事ができるリーダーが私自身が思い描くリーダー像である。
● 理想のリーダー像が最近変化してきている。年末くらいまでは、AHに入居する前から抱いていたリーダー像が自分自身の中で完成されていたため同じことを記入していたと思う。しかしながら、様々な方とお話したり、本を読んだりすることで、リーダー像を少しずつアップデートするようになった。 ● AHで得ることが定量では表すことができないが、定性的に大きいと最近強く感じている。


・プロジェクトを進めて議論をしていく中で、リーダーシップをとり、場を支配することができる力を持つことが大切であると思いました。私たちのチームでは、お見合い状態になってしまうことが数多くあります。そのときに、自分がどういうストーリーを描き、それをチームのメンバーと共有して進めていくことができるのか。そういった議論の場面でその場を支配して物事を推進していくことができる力を持つことが思い描くリーダーシップとなるかなと思っています。


≪概要 プログラムの説明≫

1.アカデミーハウスについて

地域の次世代リーダーが住まう、キャリア開発型シェアハウス。
「自律」「実践」「時間の共有」をテーマに掲げ、予測できない事柄や未来の社会情勢に立ち向かえる次世代のリーダーを育むための共同生活空間です。ともに生活し、グループ活動を行う中で、ここでしかできない経験、自己研鑽を目指します。

PBLの様子


2. P.C.T プログラムについて

アカデミーハウスで生活する1年間で、他者・地域との共生や、専門家がバックアップするPBLやキャリア開発プログラムを通して、哲学的思考や多様性の尊重など、さまざまなスキルや経験の獲得をもとに、自己肯定感・自己効力感を高め、人間性を育み、人生の充実につなげることで、新しい時代のリーダーとなる人材を輩出します。


≪SNSのご紹介≫

2期生インスタグラム

⇑【公式Instagram】⇑
アカデミーハウスの紹介(理念や、ここでしか学べない「P.C.Tプログラム」など)、イベント情報 2期生目線で、どういう事を学び・実践しているのか、活動・生活の様子を発信していきます。


HP

⇑【公式ホームページ】⇑
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