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【令和4年度 アカデミーハウス R5.3月レポート】

3月。あっという間に、2期生がアカデミーハウスで生活を送る最後の月となりました…。
この1年間にあった学び、出会い、経験、時間を共有して得たものは、みな様々ではありますが、アカデミーハウスを利用する前と比べて、一人ひとりが変化しているのは明らかで、成果発表会ではその雄姿を垣間見る事ができました。
そして、それぞれが未来へ向けて羽ばたいていく姿を目にして、アカデミーハウスに一時の寂しさが満ちていく 1ヶ月でした。


≪R5.3月 最後の活動≫

1. PBL講座・グループワーク

◆ 3 月 15 日「PBL 3月次進捗報告会 」

2期生 最後の PBL月次進捗報告会の様子

成果発表会を4日後に控え、各グループの発表リハーサルも含めた 3月次の進捗報告会。
先月の小川先生や他グループメンバーからのフィードバックを受けて、各グループのプレゼン内容や話し方がグレードアップされていきました。
アカデミーハウスでの生活が縮まっていくにつれて、より時間をかけて1つのモノを作り上げようと取り組む各々の姿は、この施設でしか出来ない、共同生活(時間の共有)をする中で生まれる "経験や学び" として、体現されていたように感じます。

⇑ 活動の様子を更新していきます ⇑


2. 哲学カフェ

◆ 3 月 1 日 「 令和4年度 最終回 テーマ ” 山口とは何か?” 」

今年度アカデミーハウス哲学カフェ、最終回のテーマは “山口とは何か?”
私たちが暮らし、活動しているこの“山口”がテーマとなった今回。
アカデミーハウスでは、Nextリーダーを目指すプログラムの一つとて、“山口”をより活性化させる為のPBL(課題解決)に、日々熱意を込めて活動しています。そんな、“山口”を想って活動するアカデミーハウス2期生達が地域の方々と考えを深めていきました。

今回の参加者の中には、隣県から足を運んでくださった方もおられ、また2期生の中にも県外出身者が多数いる中で、他県の特徴と比較しながら、"山口" についての意見交換が行われました。
小川先生のファシリテーションによって、時に笑いを交えながら、和気あいあいとした空気感の中で、"山口" の良い所、課題となっている事に関して、参加者全員が再認識し、また新たな取り組みへの礎になるような話題があがったり…と、最終回として、実りのある有意義な対話の時間になっていました。


3. 令和4年度アカデミーハウス 成果発表会/修了式

時間共有・人材育成に取り組むためのシェアハウス「アカデミーハウス」...
2022年4月に2期目が開講し、そこに集った若者(第2期生)達が “山口をより良く活性化”させる為に、 哲学を用いた課題解決プログラム「P.C.Tプログラム」を学びながら共に生活し、1年間活動してきました。
彼らの1年間の活動内容を発表する機会、それが【 成果発表会 】。
彼らならではのオリジナルな視点で、山口を活性化する為の提言を発表し、
“今の若者はちゃんと山口の未来を考えているんだ!”という所を、様々な方に発信、認知していただく、アカデミーハウス最大のイベントになります。
また第2部企画として、特別講演を実施。ゲストコメンテーターに、株式会社アクティブラーニング 代表取締役社長 羽根 拓也 様をお招きし、「AI時代到来、どんな人が生き残っていけるのか?」についてお話を頂きました。

◆ 3 月 19 日 「 令和4年度アカデミーハウス 成果発表会 」

≪ 第 1 部 ≫ 
1. アカデミーハウス概要 紹介…
2. 「P.C.T プログラム」が今、なぜ必要か…
 
 講演者:小川 仁志 氏
   (山口大学 国際総合科学部 教授/AHシニアディレクター)
3. 令和4年度 PBL活動 成果発表
第 2期生 各3グループがPBL活動の集大成を発表した。約1年間という限られた期間の中で得た成果を丁寧にまとめており、来場者からはそれぞれの活動に対して、まだ改善の余地がありながらも、好評を頂ける程でした。
それでは、発表に臨んだ 3グループについて、簡潔にご紹介します。

【 チーム名:enJoin - エンジョイン - 】

発表の様子

≪ テーマ:山口の廃棄野菜を活用して「和の街」へ ≫
このグループでは、「山口市=○○がない」という発想から、”山口といえば!“というものがパッと思いつかない…、この事から今ある魅力を伝えきれていないという「観光の負のスパイラルが起こっているのではないか?」と考えました。そこで山口の農作物に着目して正のスパイラルについて考えました。その中で、廃棄される農作物があるなど様々な問題点も視えました。
【enJoin】としては、消費者としての視点だけでなく、作り手側も取り入れ考えた結果、”廃棄野菜を染色原料として活用した和小物を使い、山口市の歴史・和文化も取り入れ「和の街」へ” という理想を掲げました。
そのステップとして、
① 和小物「風呂敷」を使った染色体験会の開催、
② 染色した和小物販売、
を考え、山口市=和の街 を定着させようと活動しました。
来年度からは、チーム名を「わのぐち(※)」に改め、"和の街" を普及する為、活動を継続していく予定。
(※)… やまぐちの "和" の入り口、という意味。

染色した和小物を紹介する様子


【 チーム名:!ATER’ず - ビックリエイターズ - 】

発表の様子

≪ テーマ:自らの現状を帰る為の選択、行動をする事ができる若者の育成 ≫
若者が山口県から離れていくことで「新しいものや考え方が入ってこない」ことが問題であると捉え、"新しいものや考え方”を身に着けて山口に帰ってきて活躍してもらうことを課題としました。
実際に様々な方々にインタビューをして分かった事、
『山口で新しいものをもたらしている方々 ➡ 自分の「やりたいこと」をして、現在活躍している』
『若者達(19~25歳)➡ 「やりたい!」と思っていても、行動「できない」と思い込んでいた』
この調査結果を基に、若者の「やりたい!」を応援する場づくり・行動に移す環境を作る≪サークル≫を考案・実行・検証を行いました。≪サークル≫に参加した若者から、行動に変化が現れ、自分「やりたい」ことに取り組む頻度が増加し、具体的な方法や実現の可能性に気づくことができるなど、結果を得る事ができました。
山口県には、このような活動事例がないことから、この取り組みを作ろうと見出し、サークル名を『Youthup』として、地元企業の協力を仰ぎながら、フローチャートの作成を目指し、活動の発信も含めて今後も活動していく予定。

!ATER'ず が考案したサークル「Youthup」


【 チーム名:オープンサンドイッチ 】

発表の様子

≪ テーマ:山口県内の就職者数を増やす ≫
「若者の県外流出が多い」ことを山口県の課題と捉え、若者の定着を図る為に山口県内就職者を増やす事を考えました。そこで、「”魅力(※)”的な企業があるのにもかかわらず、学生に上手く伝えきれていないのではないか?」という問いを立て、「就職」を「恋愛」と捉えて議論を重ねていき、「デート(コミュニケーション/インターンシップ)」にあたる「互いの魅力を体験する」という部分が足りないと思い、「デート」を重ねてお互いをよく知り、魅力を体験する機会が重要であると考えました。
(※)情報で分かる事ではなく、どんな人と働き、どのような顧客と仕事をしていくか、等の内面的な魅力。
そして、思考を重ね「企業が自分たちの魅力を学生に伝えきることができれば、若者の流出を抑制することができるのでは」という仮説を立てて、「山口県内企業の魅力を体験する場」を提供することを企画しました。
若者の県外流出対策の先行事例として、COC がありましたが結果は厳しく、現在は PBL が取り組まれています。ですが、実際に取り組みに参加する企業への調査では、PBL に対して主体的に取り組む目的が企業や学生の双方に欠けていることが分かり、+α(今までと違うアプローチ)が必要と見出し、「事業化PBL」を企画。これにより双方の本気度が増し、より深い魅力体験ができ、就職につながるメリットがあると考え、魅力体験の場を作り、この取り組みをSNS等で外部への発信することで、学生・企業から興味を持った人を増していく。そういった循環をさせることで県内就職(定着)に繋がると考えました。実際に企業・学生サークルから協力を得て、実証実験を行い、フードロス問題の解決や、学生の家探し簡素化 等のプロジェクトを続けています。
実証結果から、良い点もあったが課題も見つかり、まだまだ改善と検証が必要だと分かり、また、プロジェクトも動いているの為、よりより事業化PBLが生まれるよう、引き続き活動をしていく予定。

発表の様子


≪ 第 2 部 ≫
特別講演「 ~ AI時代到来、生き残れる人材は? ~ 」
講演者:羽根 拓也 氏
(株式会社アクティブラーニング 代表取締役社長/人材育成プロデューサー)

基調講演

2期生 3グループのPBL成果発表を終えた後、当イベントのゲストコメンテーターとしてお招きした、株式会社アクティブラーニング 代表取締役社長 羽根 拓也 氏にご登壇いただき、「AI時代到来、生き残れる人材は?」について特別講演を頂いた。
既に "AI" が当たり前のように使える時代が始まり、既存の教育・働き方が崩れ去ろうとしている中で、これらの時代を生き残っていく為の可能性について熱く語っていただきました。
自らが学ぶアクティブラーニングを90年代から提唱し、異業種・業界の様々な人達とコラボレーションすることで、新たな価値を創造する取り組みを全国に広めてきた第一人者である 羽根 氏だからこそのグローバルな視点で、AI時代に生き残る人材について、また、今後 必要となる人材についてを読み解かれており、羽根 氏がこれまでに培ってきた経験、実践してきた取り組みを通じて得られた深い知見に触れ、非常に感銘を受けた時間となりました。
今回の講演を聴いて、2期生達が取り組むPBL活動にも、出来る事、成長の余地がまだまだある事に気づかされたのではないか…、彼らの胸中には様々な思いが去来したように感じます。
令和4年度アカデミーハウス成果発表会のフィナーレを飾るに相応しい貴重な時間でした。

株式会社アクティブラーニング 代表取締役社長 羽根 拓也 氏
ご講演の様子


◆ 3 月 19 日 「 令和4年度アカデミーハウス 修了式 」

修了式の様子

成果発表会を無事に終えた 2期生達は、別会場へ席を移し、令和4年度アカデミーハウス修了式に臨んだ。
修了証の授与後、山口市を初めとするアカデミーハウス運営関係者からの祝辞に続いた後、2 期生各自が 1年間を通して感じた成長・今後の抱負を述べ、感極まり言葉に詰まる人、達成感に満足し挨拶する人、周りの支えに感謝の言葉で埋め尽くす人、それぞれからAHで得た経験・苦悩しながらも成長を実感した発言があり、共に学ぶ仲間が居たからこそ、充実した1年間であったのだと感じる機会になりました。最後に、ご来賓や小川先生、ゲストとしてご参列いただいた 羽根 氏にもお祝いとこれからに向けての応援メッセージを頂戴し、社会・学校に戻ってからの将来に向け、気を引き締め決意する機会にもなったのではないかと感じています。

2期生一人ひとりに修了証が受け渡される様子

3月末をもって、令和4年度AHでの生活・活動は終了となるが、今後も山口を活性化さる為に、enJoinは山口市を「和の街 改め、わのぐち」を普及する為、廃棄野菜を活用した染物作り・販売などの活動を。!ATER'ず・オープンサンドイッチも、今年度の活動を企業や団体へ引き継ぐ等して継続させていく予定です。今後のアカデミーハウスも、どうぞご期待ください!


4. S.C.S(スマート キャリア サロン)

◆ 3 月 22 日 「 最終回 / 特別講座:未来を創る ~ AIを超えるのは哲学である ~ 」

R4年度アカデミーハウス「P.C.Tプログラム」最後の講座となりました…。
アカデミーハウス・シニアディレクターである、小川先生から 2 期生に向けて、送りだす意味合いも込めて「AIを超えるのは哲学だけ」というテーマに沿って、対話形式で行われた。

小川先生からの問いに思考を巡らす様子

哲学的思考の復習も交えており、今話題のチャットGPTを引合いに、”幸福”を AI に問うと決まった回答だが、2 期生はどんな回答になるかというワークを行い、人間には直観や感性があり、そこに哲学を合わせる事で、AIを超えた次世代人材を目指せると説いていただきました。
また、アカデミーハウスのPBL講座序盤で学ぶ〈 視点を変える ➡ 再構成する ➡ 言語化する 〉を実践し、自身の将来像をキャッチコピー化して、実現に向けて決意表明のプレゼンを行うワークを行ったりと、1時間という短時間に様々なコンテンツを盛り込んだ、とても思考を巡らせて、時に笑いもあり、盛り上がりを見せた中で、令和4年度アカデミーハウス最後の講座を締め括りました。

それぞれの決意表明をプレゼン中


≪利用者の感想≫

1. 1年間、学び活動してきた「P.C.Tプログラム」と、成果発表会を終えた"今の気持ち"…

・1年間のプログラムと成果発表会を終えて感じていることは、「やりとげた」という事です。それと同時に「まだまだ研鑽することが出来た」という後悔も強く感じています。満足出来なかった理由は主に2つあります。1つ目は「自分が課題解決を行う思考の未熟さ」があったことです。どうすれば課題解決に至るか考えるのが苦手で、考える時間も足らなかったと思います。2つ目は「メンバー全員が最高のパフォーマンスをするには、どうしたら良いか分からなかった」ことです。モチベーションの上げ方や、メンバー各々の強みの引き出し方などを学ぶ必要があると思いました。この1年間はそれらを気づく「切っ掛け」を得る時間だったと思います。これからは、具体的にどうしたらチームを纏めることが出来るかを考えていきたいと思います。


・さぁ、次に進もう。という清々しい気持ちです。私にとって、この1年間は試す1年間でした。人との距離感、プロジェクトのマネジメント、自己管理等仕事・プライベート・中間としてのアカデミーハウスという位置づけで、バランスを取る練習ができました。これらを経験できたことで、また次に進んでいけそうだ、という気持ちになれました。


・発表会が終わり、率直なところ無事終わってホッとしています。
これまで1年間活動を通して学び、挫折など多くありました。
しかし続けてこれたのは、アカデミーハウスのメンバー、運営の人に助けられてきたからだと断言できます。
そのような方々に活動報告を通して感謝の気持ちをきちんと伝える事ができてとても充実した1年となりました。


・無事に終わってよかったな、というほっとした気持ちがあります。PBLに関しては、着地点が見えなかったり、なかなかグループ活動の時間が取れなかったりで、どうなることかと思いましたが、最後はグループのメンバーで力を合わせて着地させることができたと思います。また、シェアハウスで生活するという経験は初めてでしたが、素敵な仲間に恵まれて、とても刺激的で楽しい時間を過ごすことができました。もう少しみんなと沢山話したり、時間を共有することができればよかったな、と少し後悔もありますが、アカデミーハウスを卒業してからも繋がり続ける仲間ができてとても嬉しいです。


・私はアカデミーハウスの中でも若い部類で、緊張と不安や楽しみが混ざった感情がまとまりきらない状態で入居しました。活動の中でもこれでいいのか、もっと出来たのではないかと後悔する時も少なくありませんでした。しかし、チームの皆さんの優しいフォローや沢山褒めてくれた事のおかげでここまで続けられたと思い、感謝しかないです。だから、今の気持ちとしては、ありがとうという感謝です。


・達成感と充実感がすごくあります。
1年間を通して、学校のこと、就活のこと、アカデミーのこと、その他で様々なことにより心体ともに負担がかかった時もあり、ドタバタしながら毎日を過ごし、終わった今、すごく達成感に満ちあふれています。
今回の経験を活かし今後も頑張っていきたいと思います。


・1年間学んできて当初は訳が分からなすぎでついていけるか不安でした。
しかし、その学びの中でも得るものがあり今後にいかせることができると思っています。


・1年間無事に修了することができてよかったと思います。PBLチームのメンバーにも恵まれ非常に充実した議論の上に構築できたかなと思います。


・短いようで長い時間だったと思います。最初は、どうなることかと思ったこともたくさんありましたが、無事、成果発表会を迎えられて感無量です。
成果発表会の際も沢山の方々に運営をしていただき、陰で多くの人が関わってくださったことに改めて、気がつきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


・「誰かと何かをやる」ことが久しぶりで、チーム内でコミュニケーションを上手にとるのが難しいと感じました。しかし、グループワークを重ねるごとにチームメンバーに合わせた発言ができるようになったと感じました。
また、自分が不安定であった時期もありましたが、シェアハウスだったからこそ心が元気なままでいられたと感じます。アカデミーハウスに入る前より、活力があるのを感じています。


2. AHでの1年間を振り返って、成長や変化を感じた点について

・私が1年間で変わったと思うことは「物事を全体的に俯瞰する」姿勢を意識するようになったことです。今までの私は、目の前の与えられたことをただ行うだけでした。それは無気力であったともいえると思います。しかし、PCTプログラムや前向きに物事に取り組む 2期生メンバーの姿をみて、自分の行動に意味を持たせるのは自分自身であることに気づきました。その事に気づいてからは、「周囲が良い環境になるにはどうしたら良いだろうか」「自分がどう行動することで、物事は良くなるのだろうか」などと考えながら行動するようになりました。上司から「お前、変わったな」と言われた時は成長が出来たと感じ、うれしく思いました。


・自分の考え方に柔軟性が生まれたことが、仕事に活かされていると思います。開講時のスピーチで、様々な志を持った方が入居していることに触れ、そこから1年が経ちました。修了式時の1分間スピーチには特に、2期生個々のカラーが強く表れていたと感じました。同じ面接を通過して、同じプログラムを受けていても、アカデミーハウスとの向き合い方は様々でした。私も仲間達の様々な姿、生き方を見て、こんな感じに生きても良いのだと自分に許可を出せるようになりました。私が従事する職業では、その柔軟性が多様な価値を受け入れて、業務に活きると思います。


・1番変わったと思うことは 2点あります。
1点目は周りを頼れるようになったことです。
前半は1人で突き進むこともありましたが、メンバーの特徴を理解して活動にあたったことで、より活動が活性化したと思います。もともと頼るのが得意ではなく、なんでも自分でやってしまう節がありました。しかし仕事との両立が厳しく、色んな人に任せてやった結果、時間の短縮、自分のタスクに集中して取り組めて質も向上したように感じます。
2点目はファシリテイトの力が上がったと感じます。
これまでは司会をするにもその引き出しがワンパターンしかありませんでした。しかしそれはあくまで議論を活性化するための1つの手段であり、他にも手がある事に気づくことができました。また、事前準備の質も向上しました。メンバーの特徴を捉えてどこを落とし所にするのか、どうやって自分の意見を通すのか、他のメンバーはこの意見に対してどんな意見をしてくるのか、などを考えるようになりました。そしてこれは仕事の場でも活かすことができ、この学びを引き続き応用しさらに力をつけていきます。


・「チームで一緒に何かに取り組む」ということに取り組み、自分の意見を主張することと折り合いをつけることのバランスを学ぶことができたと思います。これまで私が所属してきた組織は、「社員とアルバイト」「社員と音ターン」「先輩と後輩」など、肩書的な上下関係があるところばかりだったなと思います。肩書による役割がはっきりしている分、最終決定権は誰にあるかということが分かりやすく、「みんなで着地点を見つける」という経験が意外と今までになかったなと気づきました。今回のアカデミーハウスでの活動では全員が同じ立場で一緒にPBLを進めるということで、毎回の議論の着地点をみんなで見つけていかなくてはなりませんでした。それぞれがそれぞれの思いを持っていて、譲れない部分も見えてきて、そういった中でどう着地させていくか、毎回悩みながらやってきましたが、そこで自分の意見をどう扱うかという点に関して、すごく鍛えられたと思います。


・アカデミーハウスに入る前は、物事を論理的に考えたり人に意見を伝えたりと社会人になるにあたり必要なスキルが身についていなかったように思います。しかし、入居して活動を通してそれら全てが私に身についたと実感しています。また、やれば出来る、知れれば実行できるということも学べました。私には私が気づいている以上にできることが増え成長していると思います。今からその成長が活かせる場が増えていくと思うと楽しみです。


・自分が何をすればいいか具体的に分かるようになったと思います。
今までだと、やらなければいけないこととやりたいこと、やっておいたほうが良いことの区別やタスク管理ができてなく、やりたいこともしなければならないことも中途半端な気持ちでやっていました。それをしっかりと言語化や自己分析をしっかりとできたため、タスクをしっかりと整理し自分が何がやりたいかをはんだんできるようになったと思います。


・一番成長したことは「考える力」である。
アカデミーハウスに入る前までは、考えることよりも行動することを意識していたが、行動する前に一呼吸おいて考えるようになった。
具体的に考えるようになった内容は、「問題の本質や、問題と課題の整理、目的と手段の整理」である。これらを行うことで、目の前の事柄や業務の解像度が上がった。それに伴い、行動も変化し、無駄な作業などを削減できた。


自分で成長というのは違和感があると思うのですが、(人からみて相対的に測られるものであると思うため)自分自身で変化したなと思うことはやはり、当事者意識だと思います。
前までは思ってこそはいませんでしたが、心のどこかでは誰かがやってくれるだろうという考えがあったように思います。それが、自分自身が率先してやらなくては進まないと自覚を持って行動できるようになりました。具体的には、インターンでの行動につながるかなと思います。率先してなにかをやるという推進力もついたように思います。


グループワークや他所との連携企画をしていく中で、「何か1つのものを突き詰めて、よりいい物を作りたい」と考えてる人は少ないのだと感じました。また、グループワークをしていく中で、チームメンバーと比べて目標とするクオリティーと熱量に差を感じることが多くありました。最初はなぜこのクオリティーで大丈夫だと思うのか、不安や焦りを感じていましたが、今年に入って「ただ、私の目標がみんなより高いだけ」と知りました。
今後はこれを忘れずに、他の場面でも焦らないように行動しようと意識が変わりました。



≪概要 プログラムの説明≫

1.アカデミーハウスについて

地域の次世代リーダーが住まう、キャリア開発型シェアハウス。
「自律」「実践」「時間の共有」をテーマに掲げ、予測できない事柄や未来の社会情勢に立ち向かえる次世代のリーダーを育むための共同生活空間です。ともに生活し、グループ活動を行う中で、ここでしかできない経験、自己研鑽を目指します。

学びの様子


2. P.C.T プログラムについて

アカデミーハウスで生活する1年間で、他者・地域との共生や、専門家がバックアップするPBLやキャリア開発プログラムを通して、哲学的思考や多様性の尊重など、さまざまなスキルや経験の獲得をもとに、自己肯定感・自己効力感を高め、人間性を育み、人生の充実につなげることで、新しい時代のリーダーとなる人材を輩出します。


≪SNSのご紹介≫

2期生インスタグラム

⇑【公式Instagram】⇑
アカデミーハウスの紹介(理念や、ここでしか学べない「P.C.Tプログラム」など)、イベント情報 2期生目線で、どういう事を学び・実践しているのか、活動・生活の様子を発信していきます。


HP

⇑【公式ホームページ】⇑
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