フィットレリドリーとは

とても面白いカード。

まず崖横強が面白い。
フィットレの復帰は距離も長く、ある程度自由に動けるのだが、移動速度がゆっくりである。
そのため、リドリーの横強下シフトや、ウルフの下スマのような崖捕まりに当たる技を合わせられやすいのが弱点である。

横強に当たるか、当たらないかを祈りながら復帰するゲームになるのだが、リドリー側も移動速度がゆっくりとはいえ持続2フレームの横強を安定して当てられるかと言われたら難しい。

これが面白く、どうしても試行回数を稼ぐだけの運ゲーになってしまう。
別に横強を外してもリドリー側がバーストする訳ではないので、横強を振らない理由がないのである。

ジャンプの無い状態で崖横強に当たったら、横移動の少ない上Bでは復帰できない。大体80%あたりで帰れなくなる。
もっと復帰が弱いキャラもいるので贅沢は言ってられないが、だいぶストレスになる。

「じゃあ崖に出されなければ良いのではないか」という意見もあると思うが、それが出来たら苦労していない。

そもそもリドリー側の横強をガードしても、正面だと反確なし(掴みが間に合うが先端なら届かない)のため、なるべく後ろ向きでガーキャン空後を駆使して戦うことになる。この時点でフィットレ側とリドリー側で対策の難易度の差があると思うが、甘んじて受け入れてほしい。

ガーキャン空後からバーストは狙えるものの、コンボは繋がらないためリターンを伸ばすためにはこれだけでは足りない。

前提として、リドリー側がガー不技を持ってるのに、ガーキャン空後ばかり狙う作戦はあまりにも厳しいのではないかと考える。

そこでフィットレの火力担当である空Nを当てたいのだが、普通にリドリー側の空Nに判定が勝てない。フィットレ側の近接は全部空Nに勝てないため、それ以前に引き空Nの対策をしなければならない。

中礼拝や最大礼拝を持つことで、相手の空中攻撃にリスクを付けられると考えているが、これも少し難しい。
結局、飛び道具を溜めるためにラインを消費する必要があるため、リドリー側の攻撃を貰うと、先述したようにお祈りじゃんけんタイムが始まってしまう。

このように、地上でも全然楽ができない。
「地上戦めっちゃ楽だけど、崖だけキツいよ〜」ならこんな記事を書いていない。

加えて着地狩りも厳しい。
フィットレの弱点として着地が弱いことがよく挙げられるが、リドリー側の上スマや空上がかなり刺さっている。
これを避けるために崖に逃げるのだが、そうなるとまたお祈りじゃんけんタイムがはじまる。 

このように、フィットレの弱点であるリーチの短さ、崖の弱さ、着地の弱さの全てが噛み合っていることがわかる。
他にも、対空の上スマがフィットレの近接に刺さっているため、バーストレースで勝つのが難しいという話もある。

考えた結果、自分は飛び道具でガン待ちして、頑張って空Nを通して壊す事にした。

リドリー側は体がデカく、復帰や着地などの防御面が強いわけではないので、壊しやすい。
しかし、お互い壊して壊されるため全く勝率が安定しない。
このカードは、お互いが面白くないと思いながら試合してそうで僕は好きです。

結論
五分

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