倫理的スキル

結論
掛け算の法則で、スキルがあっても倫理思考スキルがなければ無意味
倫理的思考スキルとはロジカルに物事を考えられるスキルです。
このスキルが無ければどんなに良いスキルを持っていようが、どんな100点満点の資料を作れるスキルがあろうが論理的思考スキルがなければ無意味です。
ではそのスキルをつけていくための方法をお伝えしていきます。

上記のようなラーメン屋があります。このラーメン屋の売り上げと利益を考えてみてください。



考えても売上と利益は実際にはわかりません。ここでは答えの正解不正解ではなく、考え方の正解不正解が重要なのです。正解不正解を見る思考力をフェルミ推定と言います。
何故その売り上げの答えにどういうロジックで辿り着いたのか?そのロジックの正解、不正解が大切でありロジカルシンキングの大前提でもあります。

まずグラフの書き方が重要です。要素分解をしていきましょう。
平日と週末の売り上げは違う、ランチと夜の売り上げも違う。そこから回転数、来店数、客単価、売上、営業日、原価、コスト、全経費、総売上、利益を考えます。

このように顧客視点を論理的に証明すること、追求することがビジネスで最重要なのです。
ラーメン屋を出店するときに何故この土地で出すのかを聞くと多くの人がなんとなくと答えます。これでは失敗してしまいます。
その土地に出す理由、なんでこのサービス、事業をやるのかを論理的思考、証明ができればビジネスは成功するのです。
式の正解、不正解をロジカルに考え、フレームワークが作られれば、どんなビジネスにも役に立ちます。

コピルニクスの地動説思考がビジネスでは重要です。
昔の人たちは天動説思考で、太陽が地球の周りを回っていると考えていました。
人間はなぜか自分中心に物事を考えてしまうのです。
自分の事業に思い込みを抱いてしまうのも同じです。この場所で出せば成功するなど自分の思い込みで自分中心に考えてしまいます。
この考えは捨てなければいけません。自分の事業の思い込みはワクワクしてしまうけど一旦冷静になって考えることが大切です。人間は一時的な感情で自分が思っている以上のことを考えてしまいますから。
自分の見える視野が決して正しくは無いのです。疑い続けること自分視点ではなく顧客の視点で考えることが大切です。
顧客の視点を論理的に証明すること、疑問と追求をすることが最重要なのです。


世界で予防接種を受けられていない子供は20%ほどです。
アフリカの子供の飢餓のニュースなど有りますが、80%の子たちは受けられているのです。ハンス博士の正解率は10%ほどです。人間は物事をドラマチックに見ているのです。
どんなに高学歴で頭の良い人でもドラマチックに見てしまう本能があるのです。
アイシスの女の子の爆撃映像や、アフリカの子たちの飢餓や世界の情勢を、私たちはテレビの画面上で見てしまいます。そしてそれがこの世の全てなんだと勘違いしてしまうのです。しかし、データで見るとそんなことはないのです。
思い込みを捨て、自分の考えと人の考えをマッチングさせて論理的に考えていくことが大切です。

人間には捨てなければいけない思考があります。分断思考とネガティブ思考です。この2つを捨てなければ物事はうまくいきません。

人間は何故かこの世界を2つに分けたがります。しかしこの世界はそう単純ではありません。2つに分断などできないのです。

とりあえず白か黒かと言う前に色んなグラデーションがあるのです。ビジネスではグラデーションの理解が必要不可欠です。

この人の考えにまず疑いを持たないといけません。
交通量が多い事にネガティブな事はないのか
交通量が少ない事にポジティブな事はないのか
交通量が多ければ家賃が高い、人を多く雇わないといけないので人件費が上がる
交通量が少ないと家賃が安い、人もいらないのでコストが下がる。デリバリー系に専念し、テンポは気持ちの良い気楽な接客ができる。
ポジティブでwinなことが多いですよね。
ビジネスでうまく行っていないところの店は売り上げは多いが経費も高い。そのため倒産してしまう。町の中華屋は何故かずっと残ってますよね。売上は少ないけどその分経費も少ないからなのです。
ビジネスはどれだけ売り上げたかよりもどれだけ利益を残せるのかが重要なのです。

人間はネガティブな事により共感をします。
保育園落ちた死ねといったニュースがありましたね。これはTwitterで呟いてそれを見た同じママが共感をし炎上しました。
保育園入れた良し良しでは無共感ですよね。
感染症、子供死亡率、戦争死者が多いと思っていますよね。これはメディアにネガティブセンサーをコントロールされているのです。
実際には感染者も減っているし、子供死亡率も昔の半分以下、戦争死者もとても減っています。メディアではデータを示さずネガティブな事しか発信していないので世界はどんどん悪くなっていると勘違いしてしまうのです。
子どもが交通事故で死亡というニュースがあるとしましょう。【交通事故、子ども1人死亡】がファクトでありニュースで知るべき事です。だが実際のニュースはメディアが遺族のインタビューをしお母さんの泣いている姿を取り流しています。
遺族はもちろん悲しいです。ですが事実的にはいらないものです。遺族のインタビューとかは本質的に不要なのです。
では何故やるか?共感を集めるためにしているのです。それが視聴率に繋がるからです。視聴率を上げるために遺族のインタビューをしているのです。

目に入ってくるものを全て疑わないといけません。ソフトバンクが通信障害により約5日間で1万件以上の解約というニュースがありましたよね。これも疑い追求するとこのようになります。
実際は普段から5日間で1万件の解約はあるのでした。通信障害のせいではないのです。メディアは全てをネガティブに言いがちなのです。
普段見るもの聞くものを1回疑う
下調べをする
ロジカルに考える
事実がわかる
データが出来る
成功する


感情に流されずにサービスを定量化してロジカルに組み立てていくとどんなサービスでもうまくいきます

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