帰阪

残してしまった単元を取得するため帰阪。

稽古終わり、先生とお昼をご一緒することになり鶴橋へ。先生のママチャリを借りて二駅分を移動する。
これぞディープ大阪、業務スーパー玉手を通り過ぎ、飛び出た洗濯物に煽られて鶴橋今里間にある地元商店街へたどり着く。安すぎる骨つき肉、見たことのない外国製化粧品、手作りキムチ。オリンピック開催と同じ頻度で、町で人が刺されるとのことで警戒する。少しばかり行儀の悪い子供に水をぶっかけられる。これでこそ大阪、こうでないと大阪。その辺の公園の適当な辺りで腰掛けて稽古の添削をいただく。

先生に昔、あんたは歳の離れた友達みたい、と言ってもらったことを執念深く覚えている。何度も怒られた。失恋は励ましてもらった。先生の真似をして中国語を始めたし、なんか色々背伸びをした。わたしにとっては先生は歳の近すぎる母親だった。

新しい秋が来たので、大阪を出ないといけない。

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