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学力学習状況調査と画一化する学校 メモ1

こんな調査報告があります。

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2014/02/17/1344297_012.pdf?fbclid=IwAR17K31ACa2BqawYR7zVabMIFpK73E0_wrYVDYdUVvGeGmwM2ZaMPOkyBZo#search='%E5%AD%A6%E5%8A%9B%E5%AD%A6%E7%BF%92%E7%8A%B6%E6%B3%81%E8%AA%BF%E6%9F%BB+%E5%8A%B9%E6%9E%9C+%E7%A6%8F%E4%BA%95%E7%9C%8C+%E7%A7%8B%E7%94%B0%E7%9C%8C


学力学習状況調査で、秋田県・福井県が好成績を連続で残し、秋田詣、福井詣が盛んに行われました。学校スタンダードや、共通理解・共通実践という掛け声はこの辺りとも(この時期に出された前回の生徒指導提要とも)関連していると思われます。

この調査の今後の課題の部分指摘されている福井県における課題がとても興味深いです。

pp.85-86
一方,福井県においては,不登校率の高さに課題が見られる。特に近年,高等学校における不登校率 の急激な上昇が問題になっている。その原因は,どこにあるのだろうか。せっかく,小中学校で学力が 高くなり,高等学校でもそれが伸び続け,大学進学実績も高い状況があるにもかかわらず,不登校率が 高いということは,児童生徒にとって学校が居心地のよい場所ではなく,また,先生や友だちを信頼できる場ではないととらえる傾向があるということを意味している。これは,大変残念なことである。

宿題ができていないことを執拗に叱責されたことが原因のこの事件

福井県は例年、全国学力テストでトップクラスの成績。意見書は「学力日本一を維持することが、教育現場に無言のプレッシャーを与え、教員と生徒のストレスの要因となっている」とも指摘し、県の教育行政の在り方を見直すよう求めた。
意見書では、過度の学力偏重を避けることや、福井県が独自に行っている学力テストなどを学校の裁量に委ねること、部活動指導の軽減などが必要だとした。

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