![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127376158/rectangle_large_type_2_c958c96856fc0cc0201c00cf8e0d154e.png?width=800)
UiPath Academy RPAデベロッパー基礎⑬ Studioでの引数
今日もUiPath Academyの「RPAデベロッパー基礎」で学習していきます
ワークフローとは
通常、プロセスの特定の部分を実行する、比較的小さなオートメーション プロジェクトを表す
ワークフローは Studio アクティビティで構成
これらのアクティビティは変数を介して相互接続され、ルーチンを形成 ルーチンには通常、入力と出力があり、基本的にオートメーション フローを定義
シーケンス
![](https://assets.st-note.com/img/1705010665857-UY9Zqvf4EA.png)
アクティビティ間をシームレスに移動でき、単一のブロック アクティビティとして機能するため、直線的に進んでいくプロセスに適している
スタンドアロンのオートメーションとして、またはステート マシンや
フローチャートの一部として、何度でも再利用することができる
フローチャート
![](https://assets.st-note.com/img/1705010718801-qaM3rnJw09.png?width=800)
そのため、複雑な業務プロセスを作成したり、
アクティビティを複数の方法で接続したりすることができる
ステートマシン
![](https://assets.st-note.com/img/1705010847300-YohGDEhBTK.png?width=800)
あるステートに移行することができ、
別のアクティビティが起動されたときにそのステートを終了する
あるステートから別のステートに移行するための基準となる条件を追加することもできる これらの条件はステート間で矢印またはブランチで表示される
グローバル例外ハンドラー
![](https://assets.st-note.com/img/1705010921241-yhXUrHGKr9.png?width=800)
設計されたワークフロー オートメーション プロジェクト 1 件につき、
グローバル例外ハンドラー を 1 つだけ追加できる
Studioでの引数
プロセスをより小さなワークフローに分割することは、優れたプロジェクト設計にとって最も重要
特定の処理専用のワークフローに分割して開発すると、処理毎に独立してテストが可能になると同時に、個別のファイルで開発することでチームのコラボレーションが促進される
複数のワークフローを操作する場合、変数の代わりに引数を(データを動的に格納)使用して、親ワークフローと子ワークフローの間でデータを渡す
変数はアクティビティ間でデータを渡すのに対し、引数はオートメーション間でデータを渡すため、特定のプロジェクトを何度も再利用できるようになる
引数には、入力 (In)、出力 (Out)、入力/出力 (In/Out) といった固有の方向があり、引数に格納された情報の行き先をロボットに伝える
デモ:複数のワークフローで変数の合計値を計算
このワークフローの目的は、
2 つの Double 型の変数の合計値を計算すること
新しいシーケンス ワークフローを作成
![](https://assets.st-note.com/img/1705021786731-UFTi3iUM3i.png?width=800)
引数「Sum」を作成
引数に格納された情報の行き先をアプリケーションに伝える
![](https://assets.st-note.com/img/1705021568547-9WlTWhjpZp.png)
●[入力 (In)] 方向の引数は、呼び出されたワークフロー
にデータを渡す場合にのみ使用
●[出力 (Out)] 方向の引数は、呼び出されたワークフロー
からデータを抽出する場合にのみ使用
●[入力/出力 (In/Out)] 方向の引数は双方向で機能
●[プロパティ (Property)] オプションを使用すると、
引数をリストから削除しなくても、その引数が
現在使用されていないことを示すことができる
引数 Sum を使用し、計算結果を Main ワークフローに返す
![](https://assets.st-note.com/img/1705021421310-9pW7Uc2rPG.png?width=800)
引数 Sum を使用し、計算結果を Main ワークフローに返す
最初の引数に「in_FirstValue」という名前を付け、Double 型にする
2 つ目の引数には「in_SecondValue」という名前を付け、同様に Double 型にする
計算処理状況を表示するために使用する [入力/出力 (In/Out)] 方向の引数を String 型で作成
これに「io_ExecutionInfo」という名前を付ける引数「io_ExecutionInfo」の値をログに記録し、実際の計算ステップを追加
最初の値に 2 つ目の値を加えた結果を、引数「out_Sum」に代入
![](https://assets.st-note.com/img/1705020466125-6qrJq89MnP.png)
「"計算完了"」を設定
【保存】
Main ワークフローに戻る
先ほど作成した ワークフローを呼び出す
![](https://assets.st-note.com/img/1705022431434-6vFZiFsrrO.png?width=800)
引数の割り当て設定
引数の方向が [出力]➡呼び出されたワークフローから取得した値を格納する場所が必要なため、変数が必要になる
![](https://assets.st-note.com/img/1705022939352-a5MGPjNqbX.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1705023227570-UYe3qZkEnz.png?width=800)
[入力/出力] 方向の引数についても同様 Ctrl + K → ExecutionInfo
[入力 ] 方向の引数は、変数とハードコードされた値の両方を渡すことができる
【保存】
![](https://assets.st-note.com/img/1705024414845-CxVNBDqugy.png?width=800)
ワークフローを実行する前に、呼び出されたワークフローに渡される変数 ExecutionInfo に、初期値「"計算前" 」を割り当て
【デバッグ モードで実行】
![](https://assets.st-note.com/img/1705024598755-OprMXUydjy.png)
[入力/出力] 方向の引数の値がログに記録
変数 ExecutionInfo に設定した既定値「計算前」の値が
ワークフローの引数に渡されている
変数 ExecutionInfoは「計算完了」の値に置き換えられた
これは [入力/出力] 方向の引数を介して戻され、
Main ワークフローで記録
ハードコードされた 2 つの値は、
2 つの [入力 ] 方向の引数を介して ワークフローに渡され
これらの合計は、引数 out_Sum に割り当てられ、
Main ワークフローに戻されて記録
引数の作成方法
●アクティビティパネルの入力フィールド Ctrl+M
![](https://assets.st-note.com/img/1705026178176-ZLjOPBNUe9.png)
●プロパティパネル 編集可能なフィールド Ctrl+M
![](https://assets.st-note.com/img/1705026360305-ZF8XoA1fIP.png)
●引数パネル から入力
![](https://assets.st-note.com/img/1705026456912-dod3uEbJpG.png?width=800)
変数と引数の相違点
![](https://assets.st-note.com/img/1705025762602-um3KfP50m0.png?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?