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UiPath Academy RPAデベロッパー基礎⑬ Studioでの引数

今日もUiPath Academyの「RPAデベロッパー基礎」で学習していきます

ワークフローとは

通常、プロセスの特定の部分を実行する、比較的小さなオートメーション プロジェクトを表す

ワークフローは Studio アクティビティで構成
これらのアクティビティは変数を介して相互接続され、ルーチンを形成 ルーチンには通常、入力と出力があり、基本的にオートメーション フローを定義

シーケンス

プロジェクトの種類の中で最も小さいもの 
アクティビティ間をシームレスに移動でき、単一のブロック アクティビティとして機能するため、直線的に進んでいくプロセスに適している
スタンドアロンのオートメーションとして、またはステート マシンや
フローチャートの一部として、何度でも再利用することができる

フローチャート

シーケンスとは異なり、複数の分岐論理演算子を使用できる 
そのため、複雑な業務プロセスを作成したり、
アクティビティを複数の方法で接続したりすることができる

ステートマシン

ステート マシンは、アクティビティによって起動されたときに、
あるステートに移行することができ、
別のアクティビティが起動されたときにそのステートを終了する
あるステートから別のステートに移行するための基準となる条件を追加することもできる これらの条件はステート間で矢印またはブランチで表示される

グローバル例外ハンドラー

実行エラーが発生した場合にプロジェクトの動作を決定するよう
設計されたワークフロー オートメーション プロジェクト 1 件につき、
グローバル例外ハンドラー を 1 つだけ追加できる


Studioでの引数

プロセスをより小さなワークフローに分割することは、優れたプロジェクト設計にとって最も重要
特定の処理専用のワークフローに分割して開発すると、処理毎に独立してテストが可能になると同時に、個別のファイルで開発することでチームのコラボレーションが促進される

複数のワークフローを操作する場合、変数の代わりに引数を(データを動的に格納)使用して、親ワークフローと子ワークフローの間でデータを渡す

変数はアクティビティ間でデータを渡すのに対し、引数はオートメーション間でデータを渡すため、特定のプロジェクトを何度も再利用できるようになる
引数には、入力 (In)、出力 (Out)、入力/出力 (In/Out) といった固有の方向があり、引数に格納された情報の行き先をロボットに伝える


デモ:複数のワークフローで変数の合計値を計算

このワークフローの目的は、
2 つの Double 型の変数の合計値を計算すること

新しいシーケンス ワークフローを作成

名前を変更、わかりやすい注釈を追加

引数「Sum」を作成
引数に格納された情報の行き先をアプリケーションに伝える

引数の方向は [入力 (In)]、[出力 (Out)]、[入力/出力 (In/Out)] の 3 つから選択

●[入力 (In)] 方向の引数は、呼び出されたワークフロー
 にデータを渡す場合にのみ使用
●[出力 (Out)] 方向の引数は、呼び出されたワークフロー
 からデータを抽出する場合にのみ使用
●[入力/出力 (In/Out)] 方向の引数は双方向で機能
●[プロパティ (Property)] オプションを使用すると、
 引数をリストから削除しなくても、その引数が
 現在使用されていないことを示すことができる

引数 Sum を使用し、計算結果を Main ワークフローに返す

引数の方向は、常に引数の名前の前に指定「out」を接頭辞に使用
  1. 引数 Sum を使用し、計算結果を Main ワークフローに返す

  2. 最初の引数に「in_FirstValue」という名前を付け、Double 型にする

  3. 2 つ目の引数には「in_SecondValue」という名前を付け、同様に Double 型にする

  4. 計算処理状況を表示するために使用する [入力/出力 (In/Out)] 方向の引数を String 型で作成
    これに「io_ExecutionInfo」という名前を付ける

  5. 引数「io_ExecutionInfo」の値をログに記録し、実際の計算ステップを追加

  6. 最初の値に 2 つ目の値を加えた結果を、引数「out_Sum」に代入

out_Sum = in_FirstValue + in_SecondValue


「"計算完了"」を設定

【保存】

Main ワークフローに戻る
先ほど作成した  ワークフローを呼び出す

[プロジェクト] パネルから呼び出すワークフローをドラッグ アンド ドロップ

引数の割り当て設定
引数の方向が [出力]➡呼び出されたワークフローから取得した値を格納する場所が必要なため、変数が必要になる

[引数をインポート] をクリック
引数 out_Sum の [値 (Value)] フィールドで Ctrl + K → Sum
[入力/出力] 方向の引数についても同様    Ctrl + K → ExecutionInfo
[入力 ] 方向の引数は、変数とハードコードされた値の両方を渡すことができる

【保存】

メッセージに 「ExecutionInfo + "計算結果:"+ Sum.ToString」入力
ワークフローを実行する前に、呼び出されたワークフローに渡される変数 ExecutionInfo に、初期値「"計算前" 」を割り当て

【デバッグ モードで実行】

ワークフローは正常に実行

[入力/出力] 方向の引数の値がログに記録
変数 ExecutionInfo に設定した既定値「計算前」の値が
ワークフローの引数に渡されている

変数 ExecutionInfoは「計算完了」の値に置き換えられた
これは [入力/出力] 方向の引数を介して戻され、
Main ワークフローで記録

ハードコードされた 2 つの値は、
2 つの [入力 ] 方向の引数を介して ワークフローに渡され
これらの合計は、引数 out_Sum に割り当てられ、
Main ワークフローに戻されて記録


引数の作成方法

●アクティビティパネルの入力フィールド Ctrl+M

アクティビティに応じて型を自動的に受け取る

●プロパティパネル 編集可能なフィールド   Ctrl+M

選択したプロパティに応じて引数の型が自動的に設定

●引数パネル から入力


変数と引数の相違点


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