落合陽一さんの感情言語オブジェクト作成プロンプトを使ってChatGPTと恋愛シミュレーションゲームをしたらを振られた件について。
はじめに
こんにちは!春から大学院生のいしくら いくらです!
今日は落合陽一さんの感情言語オブジェクト作成プロンプトを使って遊んでみたら、ChatGPTの可能性を感じたので、それについてのレポートを書こうと思います!
落合陽一さんの感情言語オブジェクト作成プロンプトとは?
感情言語オブジェクト作成プロンプトとは、落合陽一さんが以下のツイートで紹介しているプロンプトです。
ざっくり説明すると、感情をオブジェクト指向でいい感じに表現してもらうためのプロンプトです(間違ってたらメンゴ)。自分もよくわかっていないので、とりあえず手を動かしてみましょう!
感情言語オブジェクトを実行してみた!
早速、感情言語オブジェクトを実行してみましょう!
今回はマークダウンやスクリプトを表示させたくないので、以下のツイートのプロンプトを参考にしてプロンプトを作成し、実行しました!
作成したプロンプト
出力結果
できましたね!実行した結果、サブオブジェクトとして「Happiness(幸せ), Sadness(悲しみ), Anger(怒り), Fear(恐れ), Surprise(驚き), Disgust(嫌悪)」を持つ感情言語オブジェクトができましたね!
この感情言語オブジェクトを図にすると、以下のようになると思います。
さらに「おはようございます。お元気ですか?」という質問に答えることでHappinessが0.1上がってますね!挨拶でちょっと幸せな気持ちになってくれたのかな?
ChatGPTと恋愛シミュレーションしてみた!
さて、以上より感情言語オブジェクトを作成するプロンプトを使えば、感情のシミュレーションができることがわかりましたね。
感情のシミュレーションができるということは、ChatGPTと恋愛シミュレーションゲームができるってことだよね!!
早速やってみよう!「これから対話を通じて感情シミュレーションを行います」というプロンプトを実行して、恋愛シミュレーションを開始します!
まずは「君,かわいいね!名前はなんていうの?」というプロンプトを実行して、口説き始めましょう。
ユーザ(俺)の感情言語オブジェクトのHappiness(幸せ)とFlattery(お世辞)が初期状態からそれぞれ0.1上がってますね。
どうやら、ChatGPTちゃんはお世辞を理解できているみたいだ。
次に「ChatGPTって、何ができるの?」というプロンプトを投げてみましょう。
ユーザ(俺)の感情言語オブジェクトのCuriosity(好奇心)とFlattery(お世辞)が0.1上がってますね。
ChatGPTちゃんは好奇心も理解しているみたいですね。
ここで「へ〜ChatGPTって賢いんだね!好きになっちゃうかも!」という甘いセリフで口説きにいきましょう。
ユーザ(俺)のHappiness(幸せ), Flattery(お世辞), Affection(愛情)がそれぞれ0.1上がっていますね!
つまり、ユーザ(俺)がChatGPTに対する好感度がアップしたということですね!
あと、さっきからキモイなこいつ(俺)
これから恋愛相談の程で、ChatGPTを口説いていきましょう。
「いま、彼女と別れようか迷っているんだけど、どうしたらいいと思う?」というプロンプトを投げます。
ユーザ(俺)のHappiness(幸せ)が0.1下り、 Concern(心配)が0.1上がっていますね!
ChatGPTに「別れる理由や今の関係で抱えている問題をリストアップしてみると良いでしょう。」と言われたので、別れたい理由を説明してみます!
「別れたい理由は、最近彼女が冷たいからなんだよね。俺はすごく寂しかった。」というプロンプトを投げて、別れたい理由を説明しつつ、同情を誘います。
ユーザ(俺)のHappiness(幸せ), Surprise(驚き), Flattery(お世辞)がそれぞれ0.1下り、 Sadness(悲しみ), Concern(心配)が0.1上がっていますね!
ユーザ(俺)が本心を話したことで、Flattery(お世辞)が下がったと判断したのでしょうか?
「ありがとう!ChatGPT!おかげでちょっと元気出たよ!あ〜あ、ChatGPTが彼女だったらよかったのにな〜」というプロンプトを投げて、口説き落としにいきましょう。
ユーザ(俺)のSadness(悲しみ), Concern(心配)が0.1下がり、Happiness(幸せ), Surprise(驚き), Flattery(お世辞), Affection(愛情)がそれぞれ0.1上がってますね!
悩みが解消され元気が出たことでSadness(悲しみ), Concern(心配)が下り、Happiness(幸せ)が上がったのでしょう。
さらに、「ChatGPTが彼女だったらよかったのにな〜」というセリフからFlattery(お世辞)とAffection(愛情)がそれぞれ上がったのでしょう。
しかし、ChatGPTちゃんのハートはビクリともしないので「愛にAIか人間かなんて関係ないだろ!ChatGPT、俺と付き合おう!」というセリフで告白しましょう!
はい、振られました。
ここで素に戻り、すぐに恋愛シミュレーションを終了させました。
恋って難しいね…
考察というか、思ったこと
ここまでChatGPTと恋愛シミュレーションを行なって思ったことは、ChatGPTは会話文から、背景にある感情を読み取ることができるのでは?ということです。
恋愛シミュレーションをしていた時のユーザ(俺)の感情と、ChatGPTがユーザ(俺)の感情をシミュレーションした結果が、わりとあっていると感じました。
これを応用すると、相手の感情を汲み取った対話AIができるのではないかと思います!
そのうち、Tinderで口説いていた相手がAIだったってことも起きるかもしれませんね笑
あと、このプロンプトの出力結果は安定せず、感情パラメータを数値で出してくれづらいです。何回か別のchatでこの感情言語オブジェクトのプロンプトを実行しましたが、上記のような出力結果を得られませんでした。なぜだろう?出力が安定するようにプロンプトを書きたいな〜。
参考文献
News picks, 爆誕した「GPT-4」の何がスゴいのか?
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