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味覚が鈍い僕の食レポ

スープをすすった際、「鶏ガラと豚骨のダブルだしだなぁ」などとわかる方に憧れます。
味覚が鈍い僕は、たとえ「これは魚介類だ!」とわかっても、どの魚か、どの貝かまでは判別できません。
野菜だしなんてお手上げです。
 
鶏ガラや豚骨の一種類しか使用していなくても判別できず、
食べながら、目の前に置かれたメニューの説明書きで、
もしくはスマホで再度、確認することも多い。
 
血圧の数値を考慮して、週一回にしているラーメンで、今週は、エビだしで知られる店を選びました。
今年のはじめ、北海道のスープカレー屋以来のエビだし。
好んでは選ばないんだよなぁ。
そもそも少ないからかもしれません。
 
さて、昼はラーメン屋で夜は居酒屋になる店は、
扉を開けると玄関のようになっていて、
靴を脱いで上がってから、ようやく店内が見渡せます。
掘りごたつ式のカウンターとテーブル2席のこじんまりと落ち着いた店ですが、BGMがレゲエっぽく、このギャップがいい。

ひとりメシの僕が案内されたのはカウンター。
キッチンの様子を見るのが好きなのですが、目の前は焼酎の一升瓶が並び、キッチンの様子は見えません。
 
そこで、この店の売りであるオマール海老のつけ麺を注文した後、
オマール海老ってなんだっけ?と調べていました。
要は英語名で言うところの「ロブスター」のことらしい。
「オマール」はフランス語で「ハンマー」を意味し、エビの大きなハサミがハンマーに見えることからそう呼ばれるのだとか。
 
さて、肝心のお味はというとつけ麺にぴったりの濃厚味で、
途中でオリーブオイルを加えて味の変化を楽しみ、
残ったつけ汁で、ご飯の雑炊をいただいたくらい美味しかったです。
えっ?味に関して、それだけ?と言われそうだなぁ。
でも、僕の味覚は、その程度です。

「グルメ旅の本を書かれている作家さんです」と紹介されることがあり、
その度に、「グルメ旅ではなく、ひとりメシの旅の本です」と訂正することが、時折あるんですよね。

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