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竹との闘い

こういうのを「紺屋の白袴」もしくは「髪結い髪結わず」などと言うんだろうなぁ。
我が家の庭の草を刈っていました。
この2か月間、安八町滞在中の空いている晴れ時間は、
トラクターの田おこし、田植え、畔の草刈などに費やしていたのです。
人からお預かりした土地ばかりに目が向き、自宅前の畑どころか自宅の庭はほったらかし。
 
畑の草むらの中で、
ひっそり生きていた茄子もピーマンもシシトウも巨大になっていました。

特にひどいのは庭。
ここ数年、いくつか作った花壇は、雑草とドクダミで覆われていました。
田んぼの水管理が終わり、中干しの時期に入ったら、また、コツコツ再開しようと思います。
 
さて、我が家の庭で一番の強敵は竹。
篠竹なのか矢竹なのか、未だに種類はわからないけれど、細い竹が伸びまくります。
雨上がりは、あっという間にニョキニョキといろいろなところから生えまくり、
遂には自宅の塀を突き抜け、外にまで伸び始めているほど。
地下茎は一年で8メートル延ばすと言われる竹の威力はすさまじい。
 
我が家は昔から竹に悩まされ、
僕が小さい頃、使われなくなったトイレの床から竹が出ていたこともありました。
20年ほど前、一度、重機を入れて掘り起こしてもらい、
竹解放と呼んで喜んでいたのですが、
地下茎を完全に取り切ることは難しいようです。
数年後には、再び出始めました。

朝、庭を周り、竹が生えてきたら、短く柔らかいうちに手でポキッと折ればいいんですけどね。
しかし、今回のように1カ月以上放置していると竹も固くなり、ちょっとした竹藪状態になってしまいます。

母の昼寝の間に手を付け始め、
刈りながら最初に綴った「紺屋の……」と思い、いや、待てよ。
それは専門家が使う言葉で、僕は、まだ農業の手習いなので、「紺屋の白袴」は使えません。
とにもかくにも今週は庭と畑の除草週間となりそうです。
 
昨年、亡くなった黒ヤギ「らら」が眠る場所も雑草に覆われ、
ごめんねと謝りながら刈っておりました。
「らら」は、竹の季節になると食べてくれていたんだよなぁ。

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