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冬の自転車。乗るまでの葛藤。

15年程、オレンジの皮手袋を愛用していますが、最低気温5度くらいまでかなぁ。
それ以下になると昨年購入した機能性の高い手袋を選びます。
 
わが町が誇る「安八百梅園(あんぱちひゃくばいえん)」へ除草のお手伝いに出掛けました。
自転車で。
「車の方が楽でしょ。miletの新しいアルバム聴こうよ」
 もう一人の自分が、ギリギリまでささやきます。
それくらい冬の朝の自転車は勇気がいるんですよね。
僕にとっては。
 
しかし、正月に自分で育てたもち米の餅を食べすぎ、
それに加え、今年のひとりメシのテーマの一つ「カレー」で、ついつい大盛りを頼んでしまい、
先日、銭湯で測ったら既に5キロ増。
「消防団の頃のように10キロ増までいったら膝やられるよ。」
 こちらのささやきの方が効きました。
 
こうして自転車で向かったのです。
と言っても往復10キロほどだけれど。
 
「よし!」と気合いを入れて、西に走り始めると、
すぐに雪で飾られた伊吹山が、ど~んと目に入り、美しさが寒さを上回ります。
車でガラス越しに見るのとは、体感的に違うんだよなぁ。
次第に身体が慣れてくると、冬の澄んだ空気の中を走る心地よさを感じ、
自転車で来てよかったなぁとしみじみ思うわけです。
わかってはいるんだけど、なかなか難しい。
 
除草が終わった後、いつものようにNPOのメンバー海田さんが、
カッコいい韓国製の暖房機器でお湯を沸かして、コーヒーをご馳走してくださいます。
ロードバイクで伊吹山まで登ってしまう彼から、
僕でも楽しめそうな自転車のおススメコースを教わり、今年の旅のテーマに「自転車」も加えようかなぁ、まだ2月だから間に合うよなぁとも思い……あいかわらず八方美人なんだよなぁ。
 
写真は百梅園の開花基準になる標本木。
例年より遅れているようです。
 

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